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2012.04.27

速報! 史上初めての再選挙となった日弁連会長選挙の選挙結果  2012年3月27日午後9時更新情報あり

今日投票日。僕も今日の会議の間をかいくぐり午後一番に投票した。

先ほど、即日開票され、その開票結果がほぼ判明した。

現時点で、新人の山岸憲司氏が現職の宇都宮健児会長を破り当選した模様。 ⇒「平成24年度同25年度日本弁護士連合会会長選挙(再選挙)開票速報(仮集計結果)」=pdf =2012年3月27日午後9時UP

派閥の壁は思ったより大きい。

本物の消費者被害弁護士・宇都宮会長が破れたのは非常に残念な結果だが、新しく会長になる山岸さんが、消費者問題に深く理解あることを強く望みたい。

コップの水の争いが、市民の人権に悪影響してはならないと思う。


宇都宮健児氏(65)
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山岸憲司氏(63)
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[参考]
日弁連の当該サイト

日弁連会長選挙 前回に引き続き史上2回目の再投票へ: 弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版.

2012.03.14

このまま派閥選挙を続けていくのか?その選択を迫る:日弁連会長選、史上初の再選挙へ

史上初めての再選挙が決まりました。
現在の仮集計は、次のとおりです。

http://www.nichibenren.or.jp/news/year/2012/120314.html

今回の再選挙は、とても残念です。

市民の人権の最後の砦でもある日弁連の会長が正式に決まらない状態が続くのは、市民、特に弱者である市民にとって、悲劇です。僕自身も非常に時間が取られますし、大事な案件が、日弁連の意見として集約されていく過程についても、今、実際に、時間がかかりつつあります。

しかしこの今は、大震災後の復興のために、日弁連の果たす役割は非常に大きい、今、です。

弁護士法には、(弁護士の使命)として、 「第1条  弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」とあります。

この時期の、再選挙は、市民にとって、本当に打撃です。

しかも残念ながら今回の会長選挙の対立図式は、「派閥」対「脱派閥」の戦いです。

再選挙という結果は、この派閥の壁が、想像以上に大きいということを意味しています。

そう弁護士会には「派閥」があります。

地方会を押さえた宇都宮健児現会長に対し、山岸憲司候補は、東京の3弁護士会と大阪弁護士会という最大単位会を押さえました。

投票権を持つ全弁護士の3万1874人中、この東京3会と大阪弁護士会だけで、1万8826人もいます。その割合は、約60%にものぼります。

これら大単位会の派閥構成については、僕の原稿をみていただければわかります。

つまりこれらの大単位会の派閥を押さえれば、大量票を確保できる仕組みがあります。

この派閥の問題に、地方会が対抗しているというのが、今回の選挙のからくりです。

僕の意見は、日本の経済が右肩上がりの時代には、予定調和的で、調整的な役割を果たす「会長の派閥人事」も必要であった面もあるとは思っています。

しかし日本が動乱期に入り、まさに決断が必要な時代には、市民の立場にたって、派閥を超えて、あるいは派閥を打破して、政策と人で選ぶ選挙が必要になると思います。

この点は、次の再選挙で、これから立候補する会長選挙の候補者も、そして今後当選した会長も、市民の皆様も、よく考えていただきたいと思います。

まさに「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」という視点で・・・・・・。


[参考]
・このブログ=日本弁護士連合会 会長選挙

弁連会長選、史上初の再選挙へ 決選投票でも要件不足 朝日新聞 2012年3月14日18時58分

 2月の投票で当選者が決まらなかった日本弁護士連合会(会員約3万2千人)の次期会長選の再投票が14日、実施された。前回の投票の上位2人で争われたが、どちらも当選要件を満たさず、今回も当選者が決まらなかった。改めて立候補を受け付ける「再選挙」が史上初めて行われる。投開票は4月27日。

 候補者は東京弁護士会元会長の山岸憲司氏(64)と、現職で同弁護士会所属の宇都宮健児氏(65)。全会員による直接選挙が始まった1975年以降、現職が再選を目指すのは初めてだった。

 山岸氏が8558票、宇都宮氏が7486票を得たが、山岸氏は「全国に52ある弁護士会のうち3分の1以上で多数票を得る」という要件を満たさなかった。

時事ドットコム:決選投票でも決まらず=日弁連会長選、やり直しへ (2012/03/14-18:54)

日弁連の次期会長選の決選投票が14日行われ、即日開票の結果、1回目の投票に続き、現職の宇都宮健児氏(65)=東京弁護士会=、東京弁護士会元会長の山岸憲司氏(64)のいずれも当選の条件を満たさなかった。このため新たに候補者を募集し、改めて選挙がやり直されることになった。
 会長選のやり直しは初めて。現職の任期は今月末までで、当選者が決まるまでの間は、宇都宮氏が会長職にとどまる。

弁護士法

(弁護士の使命)
第一条  弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。
2  弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない

(設立、目的及び法人格)
第四十五条  全国の弁護士会は、日本弁護士連合会を設立しなければならない。
2  日本弁護士連合会は、弁護士及び弁護士法人の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士及び弁護士法人の事務の改善進歩を図るため、弁護士、弁護士法人及び弁護士会の指導、連絡及び監督に関する事務を行うことを目的とする。
3  日本弁護士連合会は、法人とする。

2012.02.11

日弁連会長選挙 前回に引き続き史上2回目の再投票へ

日弁連選挙は、前回に引き続き再び再投票となりました。

来たる2月23日(木)に公示

2012年3月14日(水)に、上位2人、

すなわち、

山岸憲司元東京弁護士会会長 7958票(単位会獲得12)と

宇都宮健児現日本弁護士連合会会長 6608票(単位会獲得37)

による再投票が実施されます。

再投票は2010年の前回選挙に続いて2回目ですが、今回も派閥の牙城は強いです。

同じく派閥票である尾崎純理氏3318票を山岸票に加えれば、11276票です。前回選挙よりも宇都宮票との差が広がっています。

この大都市会の派閥票に対し、地方会が対抗しているという図式が見て取れます。


僕の活動、そして日弁連の未来にとっても、会長選挙の行方は、重要な問題ですので、多忙ですが、さらに詳しく分析してみます。

前回選挙では、

票数

宇都宮 8550
山本  9537

単位会の勝数

勝ち   43会
負け    8会
引き分け 1会

でした。

これに対し、今回の会長選挙結果=仮集計 PDFによると、

票数

宇都宮 6608
山岸  7958
尾崎  3318
森川  1805

単位会の勝数

勝ち   37会
負け   14会(山岸12 尾崎2)
引き分け 1会


新会長が誕生するには、票だけでなく、18会を制しなければなりませんので、地方会が対抗している以上、今のところ、山岸会長の目は低いのが現状ですが、同時に宇都宮会長の再選が決まるためには、次回再投票では、まさに尾崎票3318(派閥票)、森川票1805(浮動票)の行方が焦点となります。

再投票で決まらず、再選挙となり、いつまでも会長が決まらない状態が続くことは、市民の立場からどうなのか。
前回の会長選挙では、この点での自浄作用が働き、一気に宇都宮会長の当選に結び付きました。

再投票では、派閥票である尾崎票の半数、浮動票である森川票の全部が宇都宮現会長に流れれば宇都宮会長の勝利になります。

要注目です。


宇都宮健児氏(65)
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山岸憲司氏(63)
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[参考]
このBLOG内 2010.02.05 速報!日弁連選挙=日弁連始まって以来の再投票が決まりました!2009年2月6日更新情報あり

今回の会長選挙結果=仮集計 PDF 

朝日新聞デジタル:日弁連会長選、再投票へ 山岸氏と宇都宮氏で - 2012年2月11日0時10分 


日弁連会長選、再投票へ 山岸氏と宇都宮氏で山岸憲司氏


 日本弁護士連合会(会員約3万2千人)の次期会長選が10日、投開票された。立候補している4人のうち、規定の当選条件を満たした候補者がおらず、当選者が決まらなかった。3月14日に上位2人による再投票が実施される。再投票は2010年の前回選挙に続いて2回目。

 今回の会長選は、現職の宇都宮健児氏(65)=東京弁護士会=が会長選史上初めて再選を目指して立候補したことから、結果が注目されてきた。

 仮集計によると、投票総数は1万9906票。1位は主流派閥が推した山岸憲司氏(63)=東京弁護士会元会長=で7958票、宇都宮氏は2位の6608票だった。尾崎純理氏(64)=第二東京弁護士会元会長=は3位、森川文人氏(49)=同弁護士会元副会長=は4位だった。

 規定では、票数でトップとなっても、全国に52ある弁護士会の3分の1(18会)以上で最多票を得なければ当選できない。山岸氏は所属する東京弁護士会など12会しかとれず、条件を満たせなかった。

 一方、宇都宮氏がトップだったのは37会。前回選挙で、司法試験合格者を政府計画の年間3千人から1500人程度に減らすよう訴え、競争激化に不満を持つ地方や若手から強い支持を得た。増員路線を進めた主流派閥への不信感もあり、今回も地方では無派閥の宇都宮氏に期待が集まった。

 山岸氏と宇都宮氏による再投票で決着がつかなければ、改めて候補者の募集からやり直す「再選挙」が4月27日に実施されることになる。(田村剛)

2010.02.05

速報!日弁連選挙=日弁連始まって以来の再投票が決まりました!2009年2月6日更新情報あり

>17時51分現在の開票速報です(以下速報値です。)。
>全ての単位会の開票が終わりました。

>票数
>宇都宮 8550
>山本  9537

>単位会の勝数
>勝ち   43会
>負け    8会
>引き分け 1会
>
> > 2010年2月5日(金)

会長選挙での再投票は、日弁連始まって以来のことです。

弁護士会に派閥があることは、あまり知られていませんが、厳然たる事実です。

無派閥の宇都宮さんは、派閥選挙には負けたものの、地方会の声や一般会員の声では、圧勝したということだと思います。

ちなみに票数で下回った会は、まさに派閥が強い会です。

東京弁護士会 3067 対 1669   -1398
第一東京弁護士会 1197 対 513  -683
第二東京弁護士会 1197 対 759  -438

東京の3つの会だけで、約2500票の差が出ています。
ちなみに、日弁連の会員は、約2万9000人

うち東京弁護士会約6100人、第一東京弁護士会約3800人、第二東京約3900人、大阪約3600人の4つ会だけで、約1万7500人を占めていますので、この4会で票が取れなければ、最多得票はほぼ不可能です。

他方単位会では圧勝です。日弁連の会長は、票数プラス3分の2以上の単位会で、選ばれないとなれません。

そんなわけで、再投票ですが、今回の選挙結果は、派閥側候補に魅力がなかったことに尽きるわけで、派閥側で選ぶ候補が何人出てきても、再投票でも同じ結果が出ると思います。

そして再投票でも決まらなければ、再選挙となりますが、大票田しか取れない派閥候補が当選することは、もはや難しいというのが、現状だろうと思います。

[参考]
仮集計結果.pdfファイル=2009年2月6日更新 
日弁連会長選 再投票へ  朝日新聞21.2.6pdfファイル=2009年2月6日更新

日弁連会則

第61条
会長は、弁護士である会員の投票によつて、弁護士である会員の中から、現在の会長の任期の終わる
年の二月中にこれを選挙する。
ただし、候補者が一人であるときは、投票は行わない。
前項に規定する投票による最多得票者が当選者となるには、弁護士会の総数の三分の一を超える弁護士会において、それぞれ最多票を得ていなければならない。
3 前項の弁護士会における最多票には、二人以上の同点者がある場合を含まない。

第61条の2
前条の規定による当選者がなかつた場合には、得票の多い候補者二人について再投票を行う。
2 前条第二項及び第三項の規定は、前項に規定する再投票の場合に準用する。

第61条の3
候補者の死亡等により前条に規定する再投票ができなかつた場合又は再投票によつても当選者がなかつた場合には、再選挙を行う。
2 再選挙については、選挙の時期を除き、第六十一条の規定を準用する。

毎日新聞2010年2月5日付

 日弁連会長選:当落確定せず 初の再投票に

 日本弁護士連合会の会長選が5日に投開票され、仮集計の結果、当落が確定せず、初の再投票が決まった。

 立候補していたのは、多重債務問題の取り組みで知られる宇都宮健児氏(63)と、現執行部の路線を継承する前日弁連副会長の山本剛嗣(たけじ)氏(66)。いずれも東京弁護士会所属。

 2年ごとの会長選は、全弁護士約2万8800人に投票資格がある。仮集計の結果、山本氏が9525票、宇都宮氏が8555票を得た。選挙規定では、最多得票の候補者が全国52ある弁護士会のうち3分の1(18会以上)で最多票を取れば当選になる。山本氏は9会しか制することができず、決着が持ち越された。【銭場裕司】

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