トルコでIS参加で初の日本人拘束の情報=日本は大丈夫か ベルギーテロの脅威と迫る原発テロへのリスク 2016/03/23更新情報あり
ベルギーテロの速報が流れてきました。
ベルギーテロを受けて、ベルギーの原発からは職員の退避指示が出されたみたいです。
今は警察と軍隊が守っている状況。
こんなニュースが世界に配信されるくらいだから、次は原発へのテロが現実味を帯びてきました。
本当に恐ろしい現実がそこに迫ってきています。
⇒BREAKING: Belgian nuclear power plants evacuated after Brussels terror attack=By Tom Batchelor PUBLISHED 13:17, Tue, Mar 22, 2016 | UPDATED: 14:07, Tue, Mar 22, 2016
ブリュッセルから車で1時間のティハンジ原発、アントワープ郊外のドエル原発は、当局の指示で最低限の人員を残し全員待避。
[僕の意見=再掲]=くしくも3月22日は、21年前の1995年、オウム真理教への強制捜査が開始された日です。
・2015.03.19 ブログ更新!>地下鉄サリン事件20年の節目にテロとの戦いに思う!=「オウム真理教事件(1995年)」の失敗に学んだ「IS(イスラム国)」と、失敗に学ばない「日本国」=なおオウムの失敗に学んだ「イスラム国」と失敗に学ばない日本=『iRONNA編集部』 2015/03/19 =ベルギーテロを受け、昨年の地下鉄サリン事件20年目を迎えて、僕が書いたブログ記事を再掲させてください。
日本政府(国会議員も含めて)は、このオウム真理教事件の反省や教訓を検証できないままにあります。いまだに世界が驚いた化学兵器テロである。20年前のオウム真理教事件について、政府報告書や議会報告書がないのが、日本の不幸な現実です。
ひるがえって2011年に起きた原発事故については、政府も議会も民間も、事故調査報告書を出しているのに、です。
したがって我が国において、当然に、ISのようなテロリストカルトの論理や思考方法への理解は遅れ、対策が遅れるのも当然です。
今からでもとにかく、できるだけ早く、オウム真理教事件の全容について、なぜ事件が引き起こされてしまったのか、今後このような事件を引き起こさないためにはどうすればよいのか、一般人をカルト信者にしてしまう勧誘方法、カルト信者の思考方法等について、そのメカニズムの解明に関し、政府や議会による調査報告書を作成し、世に問い、政府も議会も国民を、再発防止策を真剣に検討する時期に来ていると思います。
そしてこの時期、マスコミの検証番組が相次ぐ中、市民もマスコミも、もっと政府に意見をいうべき時期に来ているのだろうと思います。
できれば日本の政治を司る安倍首相ら、多くの政治家、多くの人に読んでもらいたいと思います。
世界最初の化学テロを受けた日本が、いまだに、平和ボケのような状態になっていることを大きく憂えています。
あれから1年、↓この参考記事が今年の記事です。この1年何も進んでいません。
地下鉄サリン事件から21年目となっても、政府も国会も、オウム事件の調査さえしようとしません。
「安倍晋三首相も同駅で献花し、記者団に「事件を風化させてはならない。卑劣きわまりない事件を二度と起こしてはならない。この決意のもとにテロ未然防止の対策に万全を期したい」と語った。」
というのですから、安倍首相はぜひパフォーマンスだけに終わらず、二度と日本で大規模テロをひき起こさせないという観点、テロ未然防止の観点から、まだ実現されていない、オウム事件への政府調査、国会調査を必ず実現し、こうしたテロ組織に若者がかかっていくマインドコントロールの過程、テロ組織の構成員の精神構造、カルト現象が起きる背景なども含めて、オウム事件の真相解明を実現しなければテロ防止はできないことを十分に理解して早急な政治課題にしてもらいたいと思います。
■2016/03/23 更新情報=ベルギーテロが起き、日本人も被害を受けた、まさにその日22日、IS参加意図で、初の日本人拘束です。一刻も猶予が許されない事態が進行しています。
⇒トルコ南部ガジアンテップで22日夕、過激派組織「イスラム国」(IS)に加わりにきたという日本人男性(24)が、軍警察に拘束された。 「IS戦闘員になる」日本人を拘束 トルコ軍警察=朝日新聞デジタル 3月23日(水)22時36分配信
トルコ南部ガジアンテップで22日夕、過激派組織「イスラム国」(IS)に加わりにきたという日本人男性(24)が、軍警察に拘束された。トルコ紙ヒュリエット(電子版)など複数のトルコメディアが23日、報じた。治安当局によると、男性はトルコからシリアへ越境し、ISに戦闘員として加わるつもりだったと話しているという。ISに参加しようとして、日本国外の治安当局に拘束された日本人は今回が初めてとみられる。
治安当局によると、この日本人男性は、ガジアンテップ中心部からシリア国境に接する県南部カルカムシュに向けてバスで移動中、落ち着かない様子だったのに気づいた軍警察に見つかり、取り調べをうけた。
調べに対し男性は「ISに参加するためトルコに来た」と認め、「ISの戦いの役に立ちたい」と話しているという。また、男性の携帯電話からは、フェイスブックを通じてISメンバーと連絡を取り合い、戦闘員になるよう誘われていたことも判明した。
トルコメディアがホームページに掲載した写真では、眼鏡をかけた若い男性が武装した軍警察に囲まれ、道路にひざを付いて両手を上げていた。足元には男性の持ち物とみられる二つのバッグと携帯電話が置かれていた。
トルコ政府は近くこの男性を「外国人・国際保護法」に基づいて国外退去処分にする見通し。
日本人のIS参加をめぐっては、警視庁が2014年10月、北海道大の男子学生を私戦予備・陰謀の疑いで事情聴取した。学生はシリアの「戦闘員として加わろうとした」と認めた。(イスタンブール=春日芳晃、乗京真知)
[参考記事]
・<地下鉄サリン21年>怒り、あの日のまま 遺族らが献花 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース=毎日新聞 3月20日(日)19時31分配信=下線は紀藤
13人が死亡し、6000人以上が負傷したオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で21年を迎えた。現場の東京メトロ計6駅に献花台が置かれ、遺族や駅員らが被害者の冥福を祈った。
駅員2人が犠牲になった東京都千代田区の霞ケ関駅では、発生時刻に近い午前8時に駅員21人が黙とう。同駅助役だった夫一正さん(当時50歳)を亡くした高橋シズヱさん(69)が献花し、「ここに来ると事件の日を思い出します。悲しみ、怒りはあの日のままです」と話した。
安倍晋三首相も同駅で献花し、記者団に「事件を風化させてはならない。卑劣きわまりない事件を二度と起こしてはならない。この決意のもとにテロ未然防止の対策に万全を期したい」と語った。
オウム真理教の後継団体は近年資産を増やしているといい、高橋さんに付き添ったオウム真理教犯罪被害者支援機構の中村裕二弁護士は「しっかりと観察していく必要がある」と話した。【古関俊樹、加藤明子】
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