木曽路が略式起訴=「松阪牛」メニュー偽装問題
食品偽装で、しかも消費者への詐欺罪とも評価できる犯行ですから、不正競争防止法違反(誤認惹起=じゃっき=)の罪というのは、あまりにも、大甘の処分です。
今後の木曽路のあり方を考えて、温情的な処分だとも評価できます。
本当は過去にさかのぼって、消費者被害者に賠償してもらいたいと思います。
木曽路行動憲章 =平成18年4月1日によれば、「不祥事態を生じた場合は、原因究明・再発防止・適正処分をもって責任を果たします。」とされていますが、「責任を果たし(た)」とは、到底、言えない状態です。
僕も、「木曽路カード」を持っているだけに、僕も騙されたのではないかと思うと、とても残念です。
この木曽路カード。入会金を200円もとるのに、「ポイントは発行日より1年間有効」と期限があるのだけは、やめてほしい。期限を定めるにしてもあまりにも短すぎます。
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[参考記事]
■木曽路元料理長ら略式起訴=「松阪牛」メニュー偽装で―大阪区検 (時事通信) - Yahoo!ニュース.
しゃぶしゃぶ店などを全国展開する「木曽路」(本社・名古屋市、松原秀樹社長)のメニュー偽装問題で、大阪区検は27日、不正競争防止法違反(誤認惹起=じゃっき=)の罪で、北新地店(大阪市)の50歳と41歳の元料理長2人と、法人としての同社を略式起訴した。
起訴状によると、2人は2012年12月3日~14年7月17日ごろ、「しゃぶしゃぶコース」などで他県産の和牛を使用していたのに、「松阪牛」と表示して計約6700食を販売したとされる。
同社の偽装問題では、同店と神戸ハーバーランド店(神戸市)、刈谷店(愛知県刈谷市)の計4人の元料理長と同社が書類送検されていた。
区検は、北新地店以外の2店舗の元料理長2人については、起訴猶予処分とした。理由は明らかにしていない。
同社広報は「処分を厳粛に受け止め、再発防止を徹底する」とコメントしている。
■木曽路行動憲章 =平成18年4月1日
株式会社木曽路は、「よろこびの食文化の創造」を通じて社会に貢献し、企業価値を高めていくことを使命としています。この使命を全うするには、社員全員が人権を尊重し、関係法令や社内規定を遵守するとともに、社会的良識をもって、自主的に社業を遂行することが不可欠です。
このような考えに基づいて当社は以下の行動指針を「木曽路行動憲章」として定め徹底を図ります。
- 1.
- 社会的に有用な商品・サービスを安全性に十分配慮して開発・提供し、消費者・顧客の満足を得ます。
- 2.
- 社員の人権、人格、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい環境を確保し、豊かさを実現します。
- 3.
- 公正・透明・自由な競争の下に適正な取引を行います。
- 4.
- 顧客情報・個人情報の保護に十分配慮します。
- 5.
- 株主をはじめ社会とのコミュニケーションに努め、企業情報を適切に管理し、適時・公正に開示します。
- 6.
- 環境問題に十分配慮し、環境保護に必要な施策に自主的かつ積極的に取組みます。
- 7.
- 伝統的な味覚や食文化を尊重し、その伝承に取組みます。
- 8.
- 社会的な秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力・団体とは断固として対決します。
- 9.
- 企業倫理の推進、法令の遵守はもとより、企業の社会的責任の遂行に全社をあげて取組みます。
- 10.
- 不祥事態を生じた場合は、原因究明・再発防止・適正処分をもって責任を果たします。
平成18年4月1日
株式会社木曽路
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