ブログ更新:グリーの会社体質に驚く。グリーは猛省すべき=未成年者に上限超えて請求 謝罪と返還へ 問い合わせ先電話番号UP! #グリー #GREE 14:25更新情報あり
結論が一番大事なので、まず先に
現在、グリーは、上限(15歳以下は、月額5000円まで、16歳以上19歳以下は、月額1万円)を超えた利用料を返還するとして、問い合わせに電話で対応中とのことです。
電話番号は、0570-077-855(平日午前10時~午後6時)
です。
この上限だって相当な高額ですが、以前、オンラインゲーム業界に蔓延していた、賭博とも評価できる「コンプリートガチャ」(=コンプガチャ)について、簡単な意見を、このブログに入れたことがあります。
⇒2012.05.11 コンプガチャ=コンプリートガチャについての僕のコメント>「多いときには1日1万円使った」トラブル続出の「コンプガチャ」 >
ところが、今回、今日(日付変更前の2012年1月7日)、そのゲーム業界大手のグリーが、驚いたことに、未成年者課金の上限を超えて請求していた事実を、4か月も隠ぺいしていたことを明らかにし、謝罪しました。
このような事実につき、同じく、日付変更前の2012年1月7日のNHKの取材によると、「グリーは、去年9月6日に問題を把握しましたが、7日まで公表しませんでした。その理由についてグリーは、NHKの取材に対し、「クレジットカードで決済している利用者は未成年者では1%程度で、影響は限定的と判断したため」と話しています。」と、グリーは、一企業として、極めて、不誠実なコメントをしています。
大企業にとってはわずかの利益でも、個々の消費者にとっては大きな被害であることは明らかですので、ここで「影響は限定的」というのは、自社に対する影響を意味することは明らかでしょう。
そうだとすれば、自社に対する影響が少なければ隠ぺいしてもよい、つまり、「ばれなければ、なんでもしてもよい」という、会社の欺瞞的かつ隠ぺい体質が見え隠れします。
また、仮に消費者への影響が少ないと考えていたのであれば、それは「金持ちの傲慢」というべきものです。
いずれにしても、このNHKに対するコメントは、このようなコメントを発表すること自体が、グリーという、会社の体質を、よく表していると思います。
グリーは、会社の体質を改め、BtoC事業者(=消費者対象事業者)として、猛省すべきだろうと思います。
なお僕は、オンラインゲーム業界の自主規制など、自主的な健全化は非常に難しいと思っています。
なぜならビジネスモデル上、オンラインゲーム業界は、健全な利用者の利用だけで利益率を上げることは困難で、必然的に、一部の中毒的消費者の射幸心をあおり続けることで、利益を右肩上がりに上げ続けることができる業界だからです。
既に、現実社会のパチンコやゲームセンターは、風営法の対象業種です。当然に規制されています。これは野放しにすると、個々の業者は目先の利益にとらわれ(今のオンラインゲーム業界のまさに実情です。)、必然的に消費者の射幸心をあおるようなサービスを行うことになり、ゲーム業界の健全性を害するからです。
自主規制でうまくいかないからこそ、既に現実社会のゲーム規制は、法律による規制がなされる結果となっています。
オンラインゲームも、まったく同じ状況にあります。
参考までに、僕が、昨年6月に消費者庁に提出した、いわゆるコンプガチャに対する規制=「『懸賞による景品類の提供に関する事項の制限』の運用基準について」の改正に関する意見募集=パブリックコメント募集に対して提出した意見書をアップさせていただきます。ご意見をいただければと思っています。
―オンラインゲームの問題点 特に「ガチャ」について― 2012年6月18日 弁護士 紀 藤 正 樹 第1 コメントの趣旨 以上 |
[以下参考]
→グリー 未成年者に上限超え請求でおわび・返還へ NHKニュース.=1月7日 10時38分
ソーシャルゲーム運営会社大手の「グリー」は、未成年者の1か月の利用金額に上限を設けていますが、プログラムの設定にミスがあり、700人以上に対して上限を超える利用料を請求したとして、ホームページにおわびを掲載し、多く請求した2800万円余りについて、返還することになりました。
携帯電話やスマートフォンを使って、インターネットを通じて遊ぶソーシャルゲームを巡っては、未成年者が高額な利用料を請求されるトラブルが相次いだため、各社が対策に乗り出しています。
このうち、大手のグリーは、1か月に利用できる金額を、15歳以下は5000円まで、16歳以上19歳以下は1万円までに制限しています。
しかし、プログラムに設定ミスがあったため、クレジットカードで決済した場合制限されない状態になっていたということです。
期間は、去年の4月26日から9月7日までで、対象者は、延べ人数で733人、超過分の請求金額の合計は2811万円余りに上るとしています。
グリーは、去年9月6日に問題を把握しましたが、7日まで公表しませんでした。
その理由についてグリーは、NHKの取材に対し、「クレジットカードで決済している利用者は未成年者では1%程度で、影響は限定的と判断したため」と話しています。
ホームページに7日掲載したおわびの中では、「情報開示が遅れ、ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします」とコメントしています。
グリーは上限を超えた利用料を返還することにしていて、問い合わせに電話で対応しています。
番号は0570-077-855です。
(平日午前10時~午後6時)
いつもGREEをご利用いただき誠にありがとうございます。
このたび、2012年4月26日から9月7日にかけて携帯版GREEをご利用の一部 未成年のお客さまにおきまして、未成年者の保護を目的に設定しているご利用金額の上限を超えてコインを購入できる不具合が発生しておりましたことをお知らせいたします。
該当のお客さまは、携帯版(フィーチャーフォン)GREEをご利用のお客さまのうち、ご利用携帯電話にてクレジットカードによるお支払いを選択されたGREEご登録年齢が20歳未満なおかつご利用上限金額を超過した方が対象となります。
現在、不具合の修正は完了しております。
日頃よりGREEをお楽しみいただいておりますお客さまには、大変ご心配とご迷惑をおかけすることとなりまして誠に申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。
対象のお客さまには、GREEご登録のメールアドレスおよびGREEメールへ個別のご連絡をいたします。
また、該当期間において未成年のお客さまが携帯版GREEよりクレジットカード決済にて利用金額の上限以上ご利用いただいた分に関しましては、お客さまのご利用状況やご本人様確認をとらせていただいたうえで、返金のお手続きを承らせていただきます。
<未成年のお客さまの利用金額に関して>
■利用金額の月間上限(1日から月末まで)
・15歳以下のお客さま 月間5,000円(税込)まで
・16‐19歳のお客さま 月間10,000円(税込)まで
■対象の決済手段
・キャリア決済サービス
・クレジットカード
・BitCash
・楽天Edy
・Google Wallet(Google Playアプリ向けの決済手段)
・In App Purchase(iOSアプリ向けの決済手段)
・PayPal
・WebMoney
・Yahoo!ウォレット
今後につきましては、再発防止に向けたサービス運営体制の強化に努めて参ります。
本件に関するご不明な点はお問い合わせフォームもしくは、お電話によりお気軽にご連絡ください。
■GREEコイン電話サポート:0570-077-855 営業時間:平日10:00~18:00
今後ともGREEをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
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