フォト

管理者

カテゴリー

2011.12.11

安愚楽だけでない!!消費者庁の不祥事 2010年1月の通報をなんと1年5か月も放置…茶のしずく健康被害事件 #agura

国民生活センターからの通報は、2010年1月。

しかもその内容は「茶のしずく石鹸の利用者6人がアレルギーになったと医師から情報提供があった」という深刻な内容。

しかし消費者庁の注意喚起は、今年の6月7日

小麦加水分解物含有石鹸「茶のしずく石鹸」について=PDF

ちなみに製造販売者の株式会社悠香(福岡県)株式会社フェニックス(奈良県)が自主回収を始めたのは今年の2011年5月20日です。

⇒厚生労働省の発表小麦加水分解物含有石鹸「茶のしずく石鹸」の自主回収について

この間、この石鹸は世上に出続けたことになります。つまり最初の通報から約1年5か月も消費者庁は放置し、被害が出し続けたことになります。

Chanoshizuku20111210

そのうえ、この間、産業育成省庁である厚生労働省は、既に昨年2010年10月15日には、「茶のしずく」に限らず、一般的に、「茶のしずく」と同様、加水分解コムギを使用している医薬部外品及び化粧品に対して、注意喚起をしていました。

小麦加水分解物を含有する医薬部外品・化粧品による全身性アレルギーの発症について|報道発表資料|厚生労働省

「今般、使用者に対して注意喚起を図る観点から、当該製品を含む加水分解コムギ末を含有する医薬部外品及び化粧品に関して注意喚起を行うこととしました。つきましては、下記事項について、貴管下の関係の医薬部外品製造販売業者、化粧品製造販売業者及び関係団体等に対し周知及び指導方よろしくお願いします。」


小麦アレルギーは発症すると、すべての小麦由来の食材が食べられなくなるという重篤な被害を生みます。
肉体被害、精神被害は、あまりにも重いです。

消費者庁の放置は、あまりにも重大です。

しかも現在でも、加水分解コムギが入った他社製品につき、一部が製造中止になったほかは、自主回収や製造中止もなされず、販売され続けています。これらの商品は本当に大丈夫なのでしょうか?

自主回収対象製品(茶のしずく石鹸と同じ加水分解コムギ末を含有する製品=厚生労働省発表

消費者庁は、この際、消費者目線にたち、発症理由がはっきりするまでは、加水分解コムギの入ったすべての製品について、自主回収をさせるなど、重大な決断を早期に下すべきではないのでしょうか。


[参考]
消費者庁、通報を放置…茶のしずく健康被害 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

消費者庁、通報を放置…茶のしずく健康被害

 福岡県大野城市の化粧品製造販売会社「悠香」が通信販売した「茶のしずく石鹸せっけん」の旧製品による小麦アレルギー発症問題で、消費者庁が昨年1月に国民生活センターから寄せられた健康被害報告など、外部からの情報を再三、放置していたことがわかった。

 悠香の製品をめぐる問題が表面化したのは今年5月以降で、同庁の対応の遅れが被害拡大につながった可能性も出てきた。

 消費者庁によると、同センターから昨年1月、「茶のしずく石鹸の利用者6人がアレルギーになったと医師から情報提供があった」と電話で連絡が入った。商品名を明らかにしたうえでの報告で、消費者安全法に基づく通知とすべきかどうかを相談するものだった。

 同法は国の組織などに対し、重大な事故などの情報を同庁に通知するよう求めている。同庁は消費者の安全確保のために情報を有効活用し、迅速かつ的確に集約・分析して、結果を公表する義務を負っている。しかし、同庁は同センターに通知を出すよう指示しなかったうえ、特に何の対応も取らなかった。

(2011年12月10日14時36分 読売新聞)

asahi.com(朝日新聞社):茶のしずく以外でもアレルギー症例7件 厚労省が調査 - 社会=2011年11月15日12時8分


悠香(福岡県)が自主回収中の「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧商品以外に、小麦由来成分を含むせっけんやシャンプーなどでも7人のアレルギー症例が厚生労働省に報告された。うち4例の小麦由来成分は「茶のしずく石鹸」とは異なる。

 14日の厚労省の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会で示された。それによると、7人は不明分を除いて10~40代の女性。小麦を含む食品を食べて運動した後などに、じんましんや皮膚炎、急激な血圧低下などの症状が現れた。

 「茶のしずく石鹸」と異なる小麦由来成分を使っていた4例は、ヘアトリートメントとシャンプーが2例ずつ。商品名は公表されておらず、いずれも自主回収はされていない。

 同じ小麦由来成分を使っていた2例はともに自主回収中のせっけんで、1例がコスメナチュラルズ(東京)の「サヴォン アンベリール」と「サヴォン アンベリール ノワール」。もう1例がフェニックス(奈良)の「はちみつクレンジングソープP」。残り1例は、小麦由来成分が同じかどうか不明。

・製造販売元 株式会社悠香(福岡県)
・同株式会社フェニックス(奈良県) 
 
日弁連会長声明-「茶のしずく石鹸」による小麦アレルギー被害への消費者庁等の対応に関する会長声明-2011年11月24日

その他のカテゴリー

1980~現在 家庭連合=統一教会=統一協会-霊感商法 被害事件 1989~ オウム真理教=アレフ=アーレフ 1997 神戸酒鬼薔薇事件=少年事件 1999-12~ 法の華三法行=天華の救済 宇宙・みらいグループ 1999~SPGF=旧ライフスペース=高橋弘二グループ 2001-09~リンク総合法律事務所 2003-02 日本平和神軍/ラーメン花月 2004-10 石井こうき事件 2004-4 ホームオブハートとToshi問題を考える 2006-01 ライブドア事件 2006-03 PSE(電気用品安全法)事件 2006-07 パロマ事件 2006-07 摂理=MS(モーニングスター)=JMS 2006-10 福島県知事選 2006-11 近未来通信事件 2007-02 リンナイ事件 2007-04 大牟田ミイラ化遺体事件 2007-10 L&G被害対策弁護団 2007-12 神世界=びびっととうきょう=えんとらんすアカサカ(-霊感商法事件) 2007-2008 新参議員宿舎 2008-08 三笠フーズ事件 2008-10 サント・ダイミ教(=Santo Daime) 2008-11 ふるさと牧場(和牛預託商法) 2008~ 消費者庁 2009-02 SFCG(旧「商工ファンド」) 2009-05 裁判員制度 2009-10 ロマゾフィー協会 2010-01 下ヨシ子 2010-04 宮崎口蹄疫被害事件 2010-05 岡本倶楽部事件 2010-11 故津谷裕貴弁護士の会 2011-03 原発事故 2011-03 東日本大震災 2011-06 茶のしずく事件 2011-08 安愚楽牧場被害事件 2011-11 オリンパス粉飾決算被害 2012-05 コンプガチャ=コンプリートガチャ, RMT 2012-1 オリンパス株主被害弁護団 orympus 2013-01 遠隔操作ウイルス事件 2013-4 MRI エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ Edwin Fujinaga 2015 集団的自衛権 2015-01 ISIS=IS=ISIL 2015-06 IMM(International Marketplace Miinistry) 2018-03 スルガ銀行・スマートデイズ被害 2020-07 オリンピック  2021-02 大学 おすすめサイト お遊び インターネット インターネット-ファイル交換ソフト インターネット-ブログ=BLOG エンターテインメント グルメ ゲーム サイエントロジー ストーカー問題 スポーツ テレビ ニュース ブログ=BLOG プロ野球-合併 1リーグ反対 マルチ商法=ネットワークビジネス=連鎖販売取引 ラジオ 世界に平和をワールドメイト→世界中に愛をワールドメイト 事件 人権 人災 個人情報保護法 備忘録 児童虐待 司法 名誉毀損 宇部市 宗教 宗教団体 千乃正法=パナウェーブ研究所 宗教被害 幸福の科学 弁護士 弁護士業務妨害 弁護士紀藤正樹のリンクへようこそ! 心と体 悪徳商法 情報公開 政治 日本弁護士連合会 会長選挙 映画 法の華三法行=天華の救済=よろこび家族の和 法律 消費者問題 消費者被害 消費者被害-スキミング 消費者被害-先物取引 消費者被害-振り込め詐欺 犯罪 皇室 知識と教養 著作権 詐欺 講演 趣味 音楽 顕正会