また宗教団体で修行の名を借りた死亡事件が発生 =「中山身語正宗」の熊本の施設 #cult #religion =22時加筆あり
戦前から続く真言系宗教法人の中山身語正宗の施設で、子どもの死亡事件が起きました。
中山身語正宗は、全国のお寺数が90以上、教会数も100以上ある全国的な宗教団体で、信者数も30万人を超えており(文化庁監修の宗教年鑑から。但しこれは自己申告です。)、大正時期に生じた新宗教の中では、比較的、安定した新宗教だと思われていました
被害者は、中学2年のともみさん(13)さん、しかも加害者の一人は父親とのことで、とても痛ましく、考えさせられる事件です。
ともみさんを椅子に座らせ、腕や足をベルトで縛り、「滝行」と称して、約5分間、顔を上に向けさせた状態で水を浴びせるなどの暴行を加え、死亡させた疑いとのことです。
熊本県警に逮捕された父親と僧侶の木下和昭の両容疑者は、調べに対し、「娘に悪霊がついている。除霊すれば治るので、『滝行』を行っていた。嫌がって暴れたので椅子に縛り付けた」と供述し、「暴行ではない」と容疑を否認していると報道されています。
これは単なる偶然の事故か、必然の事件なのか?
いずれにせよ、宗教団体の施設内で、修行と称して、殺人事件や傷害致死事件はよくおこることです。
宗教団体側は修行と言いますが、客観的には、リンチと同じです。
修行の行き過ぎた結果が、今回の事件であると思います。
オウム真理教内の施設(たとえば1998年の真島事件)でもおきましたし、最近でも大規模なものとして、1997年の紀元会事件(現在、ご遺族が紀元会などに東京地方裁判所において、賠償請求中で、僕が、ご遺族の代理人です。)などがあります。
中山身語正宗の自浄作用も期待しますが、そのためには、警察の捜査という外圧的手段だけでなく、自ら、真相を解明することも重要ですし、被害者への賠償と謝罪、そして社会に対しての説明も必要です。
なおこうした宗教団体内で、信者の肉親からさえも、児童虐待が起きる理由については、拙著Amazon.co.jp: カルト宗教―性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか:で明らかにしたところです。
ぜひご高覧ください。
[参考]
・除霊すると13歳の娘に水浴びせ死なす (読売新聞) - Yahoo!ニュース.
読売新聞 9月27日(火)10時48分配信
| 拡大写真 |
| 「除霊」すると父親が13歳の娘に水を浴びせて死なせた熊本県長洲町の「中山身語正宗玉名教会」 |
2人は「除霊のため」として、3月頃から同様の行為を100回以上繰り返していたという。
発表によると、2人は8月27日午後9時頃、同町宮野の宗教施設「中山身語正宗(なかやましんごしょうしゅう)玉名教会」で、舞鴫容疑者の次女で中学2年ともみさん(13)を椅子に座らせ、腕や足をベルトで縛り、「滝行」と称して、約5分間、顔を上に向けさせた状態で水を浴びせるなどの暴行を加え、死亡させた疑い。
ともみさんが意識を失ったため、救急車を呼び、病院に搬送したが、翌28日午前3時40分頃に死亡した。死因は窒息死。
2人は調べに対し、「娘に悪霊がついている。除霊すれば治るので、『滝行』を行っていた。嫌がって暴れたので椅子に縛り付けた」と供述し、「暴行ではない」と容疑を否認しているという。
「滝行」は、敷地内の別棟にある3・5平方メートル程度の小さなコンクリート造りの「お滝場」で行われていた。地下水をくみ上げ、高さ2・5メートルから落とす装置を使っており、舞鴫容疑者がともみさんを押さえつけ、木下容疑者が呪文のようなものを唱えていたという。
[参考]
→中山身語正宗の歴史=但し自称です。


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