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2019.02.13

最高裁決定が出ました。更新情報あり:2019/12/22=「津谷弁護士刺殺事件で秋田県に賠償判決!高裁で逆転勝訴!」

 津谷裕貴弁護士刺殺事件は、2010年11月4日未明に起きた事件です。

 

 110番通報したのに殺害されたという、とても悲惨な事件です。

 

 遺族らが、秋田県警を訴えていた国賠事件で、本日2019年2月13日午後2時、仙台高裁秋田支部で、秋田県にも賠償を命じて、高裁で逆転勝訴しました(山本剛史裁判長)。

 

 ようやくここまでたどり着きました。

 

 津谷さんは、殺害当時、55歳。

 

 日弁連の消費者問題対策委員会の委員長。僕は副委員長の立場でした。一審で敗訴したことが信じられない事件でした。

 

 報道見てもわかりにくいのですが、請求額は、約2億2000万円に対し、約1億6430万円を認めています。

 

 殺人事件ですので過失相殺はありませんから、損害額の認定の差であり、認めていないのは、殺人事件後の県警の捜査の違法性と県警による虚偽説明の違法性の点、つまり事後対応の違法性のみなので、殺人事件については、全部認容と言ってもよいと思います。

 

 ほぼ全面勝訴です。

 

 この点、判決の結論として、なお書きで、菅原と県は、全部責任を負うこと明らかにしています。

 

「警察官両名の津谷弁護士宅における権限行使,対応については,津谷弁護士の生命身体の法益を保護する義務に反して規制権限を適切に行使しなかったために第1審被告菅原の殺人の犯行を阻止できず津谷弁護士が殺害されるに至ったと評価せざるを得ないものであって,国家賠償法1条1項における故意又は過失による違法な公権力の行使に該当し,第1審被告県は同項による損害賠償責任を負う。

 

 なお,第1審被告菅原の不法行為に基づく第1審原告らに対する債務と第1審被告県の国家賠償法1条1項に基づく第1審原告らに対する債務とは,同一内容の給付を目的とする債務が競合しているにすぎないが,第1審被告菅原と第1審被告県がそれぞれ全部の義務を負うことは明らかであり,その意味で,第1審被告県は第1審被告菅原と連帯して損害賠償責任を負うものである。」

 

■参考秋田弁護士殺害・弁護士刺殺事件  故津谷裕貴(つやひろたか)弁護士 国家賠償請求訴訟 ・このブログ内=2010-11 故津谷裕貴弁護士の会秋田から考える、市民のくらしと警察 〜津谷裕貴弁護士殺害事件の真相を究明する〜

 

■参考記事

 

弁護士刺殺、秋田県にも賠償命令 県警が犯人誤認 高裁支部(毎日新聞) - Yahoo!ニュース=2019/2/13(水) 14:34配信

 

 2010年に秋田市の弁護士が自宅に侵入してきた男に刺殺された事件を巡り、弁護士の遺族が現場に駆け付けた秋田県警の警察官らの不手際が殺害の一因になったとして、県などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が13日、仙台高裁秋田支部であった。山本剛史裁判長は県への請求を棄却した1審・秋田地裁判決を変更し、県にも賠償を命じた。

 

 刑事事件の確定判決などによると、10年11月4日未明、秋田弁護士会の津谷裕貴弁護士(当時55歳)宅に菅原勝男受刑者(75)=殺人罪などで無期懲役が確定=が拳銃などを持って侵入。通報を受けた秋田県警の警察官2人が津谷さん方に駆け付けた。その際、津谷さんは菅原受刑者から取り上げた拳銃を手にしており、警察官は犯人と取り違えて、取り押さえた。その後、菅原受刑者は持ち込んだ刃物で津谷さんの胸を刺し、死亡させた。

 

 事件を受け、遺族側は13年10月、菅原受刑者に加えて県を相手取り、計約2億2300万円の損害賠償などを求める訴訟を秋田地裁に起こした。

 

 1審・秋田地裁判決は「警察官が拳銃を手にしている者を侵入者と認識しても不合理ではなく非難できない」などと結論付け、県警側の責任は認めず、菅原受刑者に対して遺族側に約1億6500万円を支払うよう命じた。

 

 一方で対応に当たった警察官について「秋田県では凶悪事件の発生が少なく、突発的な事案に対応できるだけの訓練や意識の涵養(かんよう)が十分でなく対応できなかったと考えるのが相当」とする内容で、遺族側などが1審判決を不服として控訴していた。【川口峻】

 

2019/12/22更新情報:

12月19日 最高裁が不受理決定により、上記高裁判決が確定することになりました。

秋田弁護士刺殺 妻「夫は戻ってこない。複雑」 最高裁上告棄却、県警の過失確定=毎日12/21(土) 11:55配信

最高裁の19日付の上告不受理決定を受け、津谷弁護士の妻の良子さん(62)と弁護団は20日午後、秋田市内で記者会見した。
 良子さんは「これまで支援を頂いた方々に心からお礼を申し上げたい」と感謝の言葉を述べ、「警察が適切に対応していれば今も夫が生きていたはずと切なくなるが、夫は戻ってこない。複雑な気持ち」と心境を語った。
 最高裁の決定は20日昼過ぎに弁護団を通じて知ったといい、「すぐに仏壇に線香を上げ、『決定が出たよ』と夫に報告しました」と声を詰まらせた。また、法廷などに出る際、いつも身に着けてきた夫の遺影が収められた胸のペンダントに目をやり「今日が最後だと思い、夫に一緒に来てもらった」と話した。
 その上で「刑事裁判を含め、長い9年間だったが、裁判が夫の供養になると信じ取り組んできた」と明かし、県警に対して「(市民が)危険にさらされた場合、110番に頼らざるを得ない。市民の期待に応えるような対応をお願いしたい」と述べた。

2015.03.23

秋田弁護士刺殺事件=故津谷裕貴(つやひろたか)弁護士 国家賠償請求訴訟のご報告

今日の裁判報告(津谷弁護士殺害事件)です。

本日午後1時30分 秋田地裁

裁判は、警察による証拠隠しの様相を呈し、ガチンコ勝負になっています。

もう提訴から1年以上が経過しています。次回期日は7月です。

市民監視が必要です。

せひ傍聴等のご支援いただければ幸いです。

http://news24.jp/nnn/news8618078.html=2015/3/23 19:54 秋田放送(日本テレビ系列)=今なら映像が見れます。寒そうな僕の姿が映っています。雪でなんと昼間の最高気温が3度。

「23日の裁判では、原告側が主張を裏付ける資料として事件当日のパトカーの動きを記録したデータの提出を求めました。また、警察の『誰が担当した、どの部分に問題があったか』を明らかにするとして事件当日の通信指令室の運用状況についても詳しい説明を求めています。被告側は5月末に開かれる次回の裁判までに回答をすることになりました。」

次回期日など⇒http://homepage1.nifty.com/kito/tsuya/asaiban.html


「次回の公開法廷は、2015年7月24日午後1時30分  弁論期日(公開)
 
秋田地方裁判所 1号法廷(3階)=大法廷=秋田地裁で一番大きい法廷です。
憲法の公開原則から、傍聴は自由。しかも無料です。」

2014.01.14

必見!殺害された故津谷弁護士の妻・良子さんの意見書をUP!心打たれます⇒2014年110番の日に始まった津谷裕貴(つやひろたか)弁護士 国家賠償請求訴訟の期日等のお知らせページです。

僕のホームページ”弁護士紀藤正樹のLINC”に、

津谷裕貴(つやひろたか)弁護士 国家賠償請求訴訟の期日等のお知らせページ

を作成しました。

Tsuya2


津谷さんは、殺害当時、当時日弁連消費者問題対策委員長であり、僕は副委員長でしたので、直接の上司的な立場の弁護士でした。

その津谷さんが、突如、2010年11月4日未明、自宅で殺害されるという痛ましい事件がおこりました。

最初の一報からの報道が次第に詳細になるにつれ、110番して、その間に夫婦でいったん犯人を取り押さていたのに、駆けつけた二人の警察官が、なぜか土足の犯人ではなく、素足の津谷弁護士を取り押さえたことから、逆に、事前に剪定ばさみをばらして槍のようにした凶器を準備していた犯人から狙いを定めて、2か所を刺され、殺害されてしまいました。

このような理不尽な結果は、警察官の過失(重過失)・怠慢によることが明らかです。

ご遺族は、犯人の菅原勝男被告の刑事裁判の進行も見据えて、秋田県警に対する損害賠償請求を検討してきました。

しかし同被告の刑事事件は、検察庁が、秋田県警の不祥事を隠ぺいする目的からなのか、起訴事件を、津谷弁護士への殺害事件のみに意図的に絞ったことから、かえって、犯行の全容が解明できず、そのために、いまだに最終判決が出ず、混迷しています。

そこで3回忌を直前に迎える2013年10月29日、ご遺族6名が、被告人の菅原勝男被告と秋田県警を所管する秋田県に対して、損害賠償請求訴訟を提起することにしました。

偶然ですが、110番の日である2013年1月10日に、秋田地方裁判所で、裁判が始まりました。

天国で津谷さんが、市民の安全・安心を守るべき110番の大切さを教えてくれているようです。

市民の安全・安心を脅かすこの事件。警察は津谷さん殺害の結果について猛省すべきです。そして問題点を洗い出して今後二度と今回のような事態が起きないように、是正すべきは是正すべきです。

ところが秋田県警は、事件直後から不祥事隠しに終始してきました。問題点を洗い出して是正する方向ではなく、不祥事部分をあえて覆いかくすような方針をとってきました。

警察に自浄作用がなければ、裁判でしか、問題点の洗い直しができません。裁判でしか、警察を安全・安心な組織に変えて行く方法がありません。

裁判のゆくえは、全市民・国民の関心事です。

このホームページでは、今後の裁判期日をUPしました。

秋田県民、そして全国の市民の方の傍聴等、裁判支援を呼びかけます。寄付も歓迎です。

傍聴可能な方は、ぜひ支援の傍聴をよろしくお願い致します。

2012.11.03

後光の中の虹

津谷さんの三回忌の法要(北秋田市)を終えて、秋田空港に戻ってきました。

秋田市内から北秋田市への移動中は雨。お墓参り中だけ雨がやみ、秋田空港へ移動中はざんざん雨。

そして秋田空港に着く直前には、雨雲の間から急に太陽がさすようになり、空港ではすっかり雨がやみ、雨雲の虹が出ていました。

写真は、虹の方向の写真ですが、カメラの逆側、つまり虹とは逆方向は、太陽が雲の間からさんさんとさし、後光のような光景が広がっていました。あまりにも綺麗な光景でした。

後光の中の虹

2012.11.01

事件から今年で3回忌 明日秋田で「故津谷裕貴弁護士の会」主催のシンポジウムを開きます。もう事件から2年がたとうとしていることに愕然とします。

Img20110527161730325_2


津谷さんが殺害されて、2年がたとうとしています。

無期懲役の求刑に対し、地裁では懲役30年。量刑が不当として検察官が控訴したところ、高等裁判所では、なんと審理を地裁にさし戻しさせる判決。そのため再び高裁の判決を不服として、検察官は最高裁へ上告。

こうして事実上、刑事事件の結論はふりだしになり、最高裁の判決次第では、再び地裁から審理はやり直しです。

遺族と感情が近い立場にある僕としては、このような長期間の審理を強いる刑事手続に、毎日が悔しい思いをしています。

このような審理の長期化は、この事件の実態を直視せず、初動捜査の段階から、自らの保身に走り、証拠をきちんと保全し、津谷さんの奥様である良子さんへの殺人未遂事件すら立件せず、裁判所に事件の正確な実態と正確な情報・すなわち証拠を提出して来なかった秋田県警、そしてこれをチェックする立場の検察に問題があります。

このような捜査は市民の立場からも問題ですし、警察全体から見ても、市民から信頼される警察体制を構築するためにも、是正されるべき問題です。

そこで、明日、故津谷裕貴弁護士の会で、秋田市内で、捜査のどこに問題があったかなど、批判だけでなく、前向きに課題や提言を行うべく、シンポジウムを開く予定としています。

題して「津谷弁護士殺害事件から2年-津谷事件と日本の警察の本質をえぐる-私から見た津谷事件」

日時平成24年11月2日(金)18:00~20:30

場所:ルポールみずほ会議場(秋田市山王四丁目2-12 秋田県警察本部南側)

<入場無料,予約不要>

秋田方面で、お出かけ可能な方は、ぜひお集まりください。

僕も参加する予定です。

・・・・・・・・
  プログラム
・・・・・・・・

津谷弁護士の3回忌に合わせ,「元警察官が見た津谷事件」という視点から,津谷事件の本質と日本の警察の問題点を検証します。

基調報告
「津谷事件を通して見る日本の警察」
清水 勉 弁護士(明るい警察を実現する全国ネットワーク代表)

2 パネルディスカッション

パネリスト
原田宏二氏(元北海道警釧路方面本部長,市民の目フォーラム北海道代表)
飛松五男氏(兵庫県警OB,飛松実践犯罪捜査研究所代表)
清水勉弁護士

コーディネーター

吉岡和弘弁護士(故津谷裕貴弁護士の会代表)
津谷良子氏(故津谷弁護士の妻)
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主催:故津谷裕貴弁護士の会
問い合わせ先:
弁護士法人北斗法律事務所(TEL018-874-9285」


Tsuya20121102_2

ご案内のチラシはこちら(PDFファイル)


[参考]
・これまでの経過⇒カテゴリー=弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版: 2010-11 故津谷裕貴弁護士の会

仙台高検が上告、弁護士殺害事件 控訴審判決を不服 秋田魁新報(2012/10/10 00:05 更新)

 2010年11月に起きた秋田市の弁護士殺害事件で、仙台高検は9日、殺人などの罪に問われた菅原勝男被告(68)=同市=に懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した一審秋田地裁の裁判員裁判判決を破棄、審理を地裁に差し戻した仙台高裁秋田支部の判決を不服として、上告した。

 上告の理由について秋田地検の森正史次席検事は「最高検を含め検討した上での結論。最高裁の判断を仰ぎたい」と述べた。近く提出する上告趣意書で、二審判決の判例違反や法令違反を主張する。

 今後想定されるのは▽上告棄却による二審判決確定を受け、一審での裁判員裁判やり直し▽二審判決破棄による二審への審理差し戻し▽二審判決破棄により最高裁自らが判決(破棄自判)・など。裁判員裁判やり直しの場合は、裁判員を選び直して再度審理を行う。

 二審判決は、菅原被告が弁護士の津谷裕貴さん=当時(55)=に向けて拳銃の引き金を2回引いた行為について、一審の公判前整理手続きや公判で争点としなかったにもかかわらず、一審が殺害行為の一部と評価し「極めて危険性の高い行為」と認定したことを、法令違反と判断。菅原被告が殺意を否定している点も踏まえ、「被告に反論の機会を与え、裁判所が争点として提示するなどの措置を取る必要があった」と指摘した。

2011.10.26

津谷裕貴弁護士殺害事件:シンポジウム「市民の安全は守られるのか-津谷裕貴弁護士殺害事件から1年、検証を試みる」を開催します。 

あの衝撃の日から1年がたとうとしています。月日のたつのは早いです。

刑事裁判の始まろうとしている今、検証が必要です。ご参加ぜひ!

シンポジウム「市民の安全は守られるのか」




【シンポジウム開催のお知らせ】
 
 
 「市民の安全は守られるのか」
   
-津谷裕貴弁護士殺害事件から1年、検証を試みる-

主催:秋田弁護士会 共催:東北弁護士会連合会・日本弁護士連合会 


 津谷裕貴弁護士が殺害されて1年になりますが、この間の報道等からは、私たち市民の安全が十分に守られているのかについて、多くの疑念が生じています。津谷弁護士殺害事件を振り返り、市民の安全は守られているのか、警察の対応に問題はなかったのか、真の市民の安全のための警察のあるべき体制について検討します。
 
開  催  日: 2011年(平成23年)11月2日(水)
時      間: 午後5時30分開始  午後8時終了
場      所: 秋田県JAビル 9階 大会議室
  (秋田市八橋南二丁目10-16) 
入  場  料: 無料
基 調 報 告: 当会会員
パネル
ディスカッション:
武井共夫 氏 
 (横浜弁護士会元会長、オウム真理教被害対策弁護団)
清水 勉 氏 
 (日弁連情報問題対策委員会委員長、明るい警察を実現する全国ネットワーク代表)
飛松五男 氏 
 (兵庫県警察OB、飛松実践犯罪捜査研究所)
紀藤正樹 氏 
(日弁連消費者問題対策委員会副委員長、同業務妨害対策委員会委員)

        お問い合わせ先:秋田弁護士会 018-862-3770

ご案内のチラシはこちら(PDFファイル)


[参考] 
・これまでの経過⇒弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版: 2010-11 故津谷裕貴弁護士の会

秋田・弁護士殺害:殺人未遂容疑で妻「不起訴は不当」 きょう申し立て /秋田. 毎日新聞 2011年10月5日 地方版

 ◇故津谷弁護士の妻

 昨年11月に秋田市の自宅で殺害された津谷裕貴弁護士の妻、良子さん(54)が、同市の無職、菅原勝男被告(67)=殺人罪などで起訴=を殺人未遂容疑で秋田地検に刑事告訴したが容疑不十分で不起訴処分になった問題で、良子さんと「故津谷裕貴弁護士の会」は5日、不起訴不当として検察審査会へ審査を申し立てる。

 良子さんが今年4月に検察へ提出した告訴状によると、菅原被告は津谷さん方にガスボンベや実弾入りの拳銃などを持って押し入り、「だんなとあんたを殺しに来た」などと言って良子さんに拳銃を突きつけるなどしたとしている。秋田地検は先月27日に不起訴処分とした。【加藤沙波】


2011.04.27

津谷裕貴弁護士殺害事件で妻の良子さんが被告人を殺人未遂罪で刑事告訴!

 昨日2011年4月26日、津谷裕貴弁護士殺害事件で、秋田で、妻の良子さんへの殺人未遂罪での刑事告
訴と記者会見をしました。

 実は先日、秋田に行ったのは、この件の打ち合わせでした。

 通常ならもうとっくに立件されていてもおかしくない殺人未遂事件、真実を隠ぺいする秋田県警はひどい! 

 ⇒朝日新聞妻への殺人未遂容疑で告訴状=弁護士刺殺事件―秋田

 ⇒今なら秋田放送の映像が見れます。⇒ 弁護士殺害事件で遺族が告訴 | NNNニュース


秋田地検に告訴したのは殺害された秋田市の弁護士津谷裕貴さんの妻の良子さんです。訴えによりますと、良子さんは去年11月、殺意をもって自宅に押し入ってきた秋田市の無職、菅原勝男被告に実弾入りの拳銃を突きつけられたとしています。このため、きょう菅原被告を自分への殺人未遂罪で刑事告訴しました。菅原被告は夫の裕貴さんを殺害した罪などですでに起訴されています。この事件について秋田県警では良子さんへの殺人未遂罪については立件を見送る方針を良子さん本人に伝えています。その理由について県警で、良子さんへの殺意について、菅原被告の供述があいまいだからだと説明したということです。秋田地検では「訴状の内容を確認したうえで受理するかどうか決めたい」とコメントしています

続きを読む "津谷裕貴弁護士殺害事件で妻の良子さんが被告人を殺人未遂罪で刑事告訴!" »

2011.03.01

3月3日、日弁連 - シンポジウム「津谷裕貴弁護士の功績と日弁連の課題-津谷裕貴委員長殺害事件を受けて」が開催されます。

僕はコーディネーターとして参加しますが、主役は亡くなった故津谷裕貴弁護士でありl、ご遺族です。

未だに津谷さんのことを考えると悲しくなります。

ぜひ多くの方の参加をお願いします。

日弁連 - シンポジウム「津谷裕貴弁護士の功績と日弁連の課題-津谷裕貴委員長殺害事件を受けて」

2010年11月4日、当連合会消費者問題対策委員会の津谷裕貴委員長が殺害される事件がおきました。津谷裕貴弁護士は、日弁連が20年来推進してきた2009年9月の消費者庁発足時の委員長であり、消費者被害の救済、中でも不招請勧誘の問題に長年取り組んで来られました。

今回、津谷裕貴弁護士の功績をたたえて、これまでの消費者法分野の功績を振り返る会を開催します。
津谷裕貴弁護士の功績を振り返ることで、我が国の消費者被害事案における救済への今後の課題や道筋が浮き上がることになります。そして、このことが津谷裕貴弁護士の功績があまりにも大きいことの証左になると思います。

また、津谷裕貴弁護士殺害事件は弁護士業務妨害の性質を持つ事件であり、弁護士業務妨害を防ぐ視点も重要となります。

弁護士活動が委縮すれば、ひいては市民の人権の委縮にもつながる可能性があり、日弁連としては、ゆゆしき事態と考えます。

多くのみなさまの御参集をお待ちしています


チラシ(PDF形式・570KB)


日時 2011年3月3日(木)17:30~20:00(17:20開場)
場所 弁護士会館 17階1701会議室(会場地図
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
参加費等 参加無料・資料代無料

東京の弁護士会館にお越しの方は事前申込み不要です。

テレビ中継実施の弁護士会の会場で参加を希望される方は、直接、当該弁護士会に事前申込みをお願いします。

なお、各地の弁護士会では参加を会員に限定している場合がありますので、必ず以下の一覧をご確認願います。

テレビ中継実施予定弁護士会一覧(PDF形式・17KB)

 内容(予定)

  津谷裕貴弁護士の功績と追悼
 日弁連の立場から 吉岡和弘会員(消費者問題対策委員会元委員長)
 秋田弁護士会の立場から 江野栄会員(消費者問題対策委員会副委員長)

 津谷裕貴弁護士殺害事件の背景・経過・現状 
 近江直人会員(消費者問題対策委員会副委員長)

 遺族の意見

 リレーディスカッション
 (パネリスト)
 鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)
 宇都宮健児 日本弁護士連合会会長
 藤川元会員(弁護士業務妨害対策委員会委員長)
 吉岡和弘会員(消費者問題対策委員会委員)

 (コーディネーター)
 紀藤正樹会員(消費者問題対策委員会副委員長)

 今後の課題 
 池本誠司会員(消費者問題対策委員会委員長)


 主催 日本弁護士連合会
 お問い合わせ 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
 TEL:03-3580-9508/FAX:03-3580-2896

2010.11.22

本日、故津谷裕貴の会を結成しました。

本日、故津谷弁護士殺害の関係で、午前10時30分から、故津谷裕貴弁護士の会(略称津谷弁護士の会)の結成記者会見を、司法記者クラブで行いました。

秋田県での活動と連動して、警察の初動捜査の問題点を明らかにすることが目的です。

津谷弁護士の死を無駄にしないために、同じ過ちを警察が犯さないようにするために、真相は明らかにして何が問題であったかを検証する必要があります。

今の段階で、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会所属の弁護士を中心に弁護士の有志約200人が集まりました。

その名も「故津谷裕貴弁護士の会」

代表は津谷弁護士の前の委員長の吉岡和弘弁護士。

事務局長は二人体制で東京が紀藤、地元秋田が近江直人弁護士。

秋田弁護士会、日弁連とも連動し第三者機関の設置などを求めていく予定です。

マスコミにも大きく取り上げられました。今日午後には、故津谷裕貴の会・秋田の記者会見も予定されています。


⇒今なら映像が見れます。
真相解明求め弁護士有志会設立 | NNNニュース

真相解明求め弁護士有志会設立(秋田県)

 この事件は今月4日秋田市で、弁護士の津谷裕貴さんが自宅で刃物で刺されて死亡したものです。このとき現場では駆け付けた警察官が一時津谷さんを犯人と間違えていたことが明らかになっています。「有志の会」は津谷さんが会長を務めていた日弁連の消費者問題対策委員会を中心に結成されます。警察の初動対応などについて第三者機関による事件の検証を警察庁や国家公安委員会などに求めていく考えで、最終的には全国数百人規模の弁護士が会に参加する見込みです。[ 11/19 19:26 秋田放送]

⇒吉岡、紀藤の写真が見れます。
【弁護士刺殺】同僚らが初動態勢検証求め、会結成 秋田県警に調査求める - MSN産経ニュース 2010.11.22 12:54

 秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(55)が刺殺された事件を受け、親交があった弁護士有志らが22日、秋田県警の初動態勢の検証や事件の真相究明を求めて「故津谷裕貴弁護士の会」を結成した。

 メンバーは津谷さんが委員長を務めていた日弁連消費者問題対策委員会の弁護士が中心。代表は前任の委員長だった吉岡和弘弁護士=仙台弁護士会=が務める。

 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した吉岡弁護士は「何人もの警察官が現場にいながら津谷さんを犯人と間違えて取り押さえ、結果として犯人に殺害されたのは驚くべき事態だ」と指摘。「初動捜査の在り方を検証するためには、当事者ではない県警以外の第三者機関による調査が必要だ」と述べた。

 県警によると、津谷さんは4日、自宅に侵入した菅原勝男容疑者(66)=殺人容疑で送検=に刺殺された。

Crm1011221256005p1

「故津谷裕貴弁護士の会」の結成を発表する代表の吉岡和弘弁護士。右は紀藤正樹弁護士=22日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ


なおこの会のメンバーは弁護士に限りますが、ご寄附は歓迎です。

会の活動に使用し、最終的に余れば(余ることはないと思いますが)、津谷弁護士の遺稿集など、津谷弁護士の功績をたたえるためにも使用させていただきます。


故津谷裕貴弁護士の会(略称「津谷弁護士の会」)
口座御案内                        

1 郵便振替
口座記号番号  00100-8-789718
加入者名  津谷弁護士の会(つやべんごしのかい)

2 銀行振込
銀行名  三菱東京UFJ銀行 麹町支店
口 座  普通 0076008
名 義  故津谷裕貴弁護士のための有志の会 事務局長紀藤正樹
(こつやひろたかべんごしのためのゆうしのかい じむきょくちょうきとうまさき)
(振込受取名義は 有志の会(ゆうしのかい)でできます。)
                                    

 代    表 弁護士 吉 岡 和 弘
 事務局長 弁護士 紀 藤 正 樹(東京)
 同  弁護士 近 江 直 人(秋田)

 問い合せ先
 (東京連絡先)

 東京都千代田区麹町4丁目2番地第二麹町ビル2階
 リンク総合法律事務所内
 事務局長 弁護士 紀 藤 正 樹
 TEL 03-3515-6681
 FAX 03-3515-6682

 (秋田連絡先)
 秋田県横手市大屋新町字大平593番1号
 弁護士法人近江法律事務所内
 事務局長 弁護士 近 江 直 人
 TEL 0182-33-3238
 FAX 0182-33-2753  

2010.11.11

愕然と絶句:秋田県警の不祥事は明らか!津谷裕貴弁護士の死を無駄にしないために・・。

警察官は拳銃も警棒も携帯義務があります。

警察官等けん銃使用及び取扱い規範
(昭和三十七年五月十日国家公安委員会規則第七号)

警察官等警棒等使用及び取扱い規範(平成十三年十一月九日国家公安委員会規則第十四号)

今日の報道で、警察官の業務上過失致死の疑いも出てきました。

警察は国民の生命身体財産の安全を守るものです。
これでは、津谷弁護士警察官に見殺しにされた事件というほかありません。

死ぬ必要のなかった命と思うと本当に悲しい。

[参考]
警官、警棒携帯せず 県警「凶器情報なく」 秋田県議会 2010年11月11日木曜日

 秋田市の弁護士津谷裕貴さん(55)が今月4日に刺殺された事件で、現場に駆け付けた警察官が警棒を携帯していなかったことが10日、秋田県議会教育公安常任委員会で明らかになった。県警の西川直哉本部長は「警棒があれば防げたかどうかは断言しにくい」と釈明したが、県議は「その説明では納得できない」と不満をあらわにした。

 委員会では、現場に駆け付けた警察官の対応に質問が集中した。県警側は、警察官2人がいずれも拳銃だけを持ち込み、防護服や警棒は捜査車両の中に置いたままだったことを説明した。

 瀬田川栄一県議(県民の声)が理由をただすと、佐藤憬刑事部長は「凶器を持っているとの情報がなかった」と説明。瀬田川県議は「警棒さえも持っていなかったため、凶器を持った被疑者が突っ込んで来た時にかわすしかなかったのではないか」と追及した。

 津谷さんを犯人と誤認した点については、平山晴彦県議(自民党)が「犯人は靴をはき、津谷さんははだしだった。見れば誤認は防げた」と指摘した。瀬田川県議も「津谷さんが『犯人は向こう』と言った時点で保護できたはずだ」と問いただした。

 10月末現在で今年の通報件数が約3万に上る中、「殺される」という通報は今回の事件が初めてだった。近藤健一郎県議(同)が「凶悪事件との認識がなく、油断していたのではないか」と指摘すると、西川本部長は「緊迫している状況が明らかであれば、事前に防護服を着用していた」と述べるにとどまった。

 警察官の目の前で津谷さんが殺害された悲惨な事件だけに、瀬田川県議は「警察官が2人いて刺された。やむを得なかったでは説明がつかない。『責任がある』とはっきり言うべきだ」と強調した。

「大いに反省すべきだ」 弁護士刺殺で県警本部長 秋田 - MSN産経ニュース 2010.11.11 02:09

 秋田市泉北の弁護士、津谷裕貴さん(55)が自宅で刺殺された事件で、西川直哉県警本部長は10日の県議会で、事件の初動捜査などついて「県民の生命、身体、財産を守る責務を十分に果たせなかったのは明らか。大いに反省すべきだ」と述べた。

 県議会教育公安委員会で瀬田川栄一委員(県民の声)の「落ち度はなかったのか」との質問に答えた。

 この事件では、津谷さんの妻(53)から110番通報があり、警官2人が津谷さん宅に踏み込んだ際、奪い取った拳銃を持っていた津谷さんと菅原勝男容疑者(66)=殺人容疑で送検=を取り違え、津谷さんから拳銃を取り上げている間に菅原容疑者が凶器の剪定(せんてい)ばさみを取り出し、津谷さんを刺した。

 西川本部長は、警棒などを持たずに踏み込んだことについても「備えが十分でないことも反省しなければならない」と答えた。県警はパトロール中の警官は全員、耐刃防衣や警棒を身につけるよう指示したという。

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