携帯電話の公式サイトが初摘発=常習賭博で!
ついに、携帯電話の公式サイト業者が摘発されました。
最近のネット事情は、パソコンからよりも、携帯電話からのネット接続にシフトしつつありますが、ついに公式サイトに及んだ形です。
賭博が行われているのを知っていれば、携帯電話会社も、賭博のほう助に問われる事案です。
知らなかったとしても、審査が甘かったというのは、売上至上主義の行きつく先です。
儲かる公式サイトは、携帯電話会社にとっても、儲かる原資です。ですから、異常な売り上げにも、目をつむったというのが、本当のところだと思います。
しかも賭博で得られた利益は、違法収益です。
公式サイトは、その得られた利益の一部を、携帯電話会社が受け取る仕組みです。
KDDIとソフトバンクモバイルは警視庁に「サイトの登録数が多く、細かいチェックができていなかった」と説明しているということですが、収益は、賭博行為自体が犯罪である以上、利用者に返すことはできませんが、すべて、返上して、何らかの形で、国ないしネット被害者救済団体などの公益団体に還元すべきです。
常習賭博:携帯じゃんけんサイトを利用 社長ら容疑で逮捕 - 毎日jp(毎日新聞)
常習賭博:携帯じゃんけんサイトを利用 社長ら容疑で逮捕
2010年7月16日 18時50分
携帯電話サイトで賭博したとして警視庁保安課は16日、サイト運営会社「シーズスタイル」(東京都品川区)社長、宮本智行容疑者(30)=品川区西五反田3=ら胴元側3人を常習賭博容疑で逮捕したと発表した。保安課によると、携帯サイトを利用した賭博の立件は全国初という。保安課は「賭博は暴力団の支配下にあるが、今回は一般人が簡単に賭博を始められることを示している。賭客も仲介役とつながりがなくても簡単に参加できてしまう」と警戒している。
逮捕容疑は、09年10月~今年5月、KDDIとソフトバンクモバイルの公式サイトに開設した「懸賞じゃんけんぽん」など5サイトで、ジャンケンの勝ち負けなどに金銭を賭け、連勝すると現金や金券を配当するなどの賭博を行ったとしている。
宮本容疑者は容疑を否認し「弁護士に相談したが、問題ないということだった」と供述しているという。賭客側9人も賭博容疑で書類送検する方針。
保安課によると、宮本容疑者らはジャンケン賭博やクイズ形式など計15の賭博サイトを運営し、延べ約2万7000人が賭け、会社側の売り上げは約1億3000万円だった。1回315円から参加でき、携帯利用料に課金され、勝ち金は1000~3万円のほか金券や商品で受け取る仕組みだった。
KDDIとソフトバンクモバイルは警視庁に「サイトの登録数が多く、細かいチェックができていなかった」と説明しているという。【町田徳丈】
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コメント
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NHKで先生が
この携帯賭博について
コメントされているのを
拝見しました!
投稿: tomato | 2010.07.16 22:26