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2010.02.05

速報!日弁連選挙=日弁連始まって以来の再投票が決まりました!2009年2月6日更新情報あり

>17時51分現在の開票速報です(以下速報値です。)。
>全ての単位会の開票が終わりました。

>票数
>宇都宮 8550
>山本  9537

>単位会の勝数
>勝ち   43会
>負け    8会
>引き分け 1会
>
> > 2010年2月5日(金)

会長選挙での再投票は、日弁連始まって以来のことです。

弁護士会に派閥があることは、あまり知られていませんが、厳然たる事実です。

無派閥の宇都宮さんは、派閥選挙には負けたものの、地方会の声や一般会員の声では、圧勝したということだと思います。

ちなみに票数で下回った会は、まさに派閥が強い会です。

東京弁護士会 3067 対 1669   -1398
第一東京弁護士会 1197 対 513  -683
第二東京弁護士会 1197 対 759  -438

東京の3つの会だけで、約2500票の差が出ています。
ちなみに、日弁連の会員は、約2万9000人

うち東京弁護士会約6100人、第一東京弁護士会約3800人、第二東京約3900人、大阪約3600人の4つ会だけで、約1万7500人を占めていますので、この4会で票が取れなければ、最多得票はほぼ不可能です。

他方単位会では圧勝です。日弁連の会長は、票数プラス3分の2以上の単位会で、選ばれないとなれません。

そんなわけで、再投票ですが、今回の選挙結果は、派閥側候補に魅力がなかったことに尽きるわけで、派閥側で選ぶ候補が何人出てきても、再投票でも同じ結果が出ると思います。

そして再投票でも決まらなければ、再選挙となりますが、大票田しか取れない派閥候補が当選することは、もはや難しいというのが、現状だろうと思います。

[参考]
仮集計結果.pdfファイル=2009年2月6日更新 
日弁連会長選 再投票へ  朝日新聞21.2.6pdfファイル=2009年2月6日更新

日弁連会則

第61条
会長は、弁護士である会員の投票によつて、弁護士である会員の中から、現在の会長の任期の終わる
年の二月中にこれを選挙する。
ただし、候補者が一人であるときは、投票は行わない。
前項に規定する投票による最多得票者が当選者となるには、弁護士会の総数の三分の一を超える弁護士会において、それぞれ最多票を得ていなければならない。
3 前項の弁護士会における最多票には、二人以上の同点者がある場合を含まない。

第61条の2
前条の規定による当選者がなかつた場合には、得票の多い候補者二人について再投票を行う。
2 前条第二項及び第三項の規定は、前項に規定する再投票の場合に準用する。

第61条の3
候補者の死亡等により前条に規定する再投票ができなかつた場合又は再投票によつても当選者がなかつた場合には、再選挙を行う。
2 再選挙については、選挙の時期を除き、第六十一条の規定を準用する。

毎日新聞2010年2月5日付

 日弁連会長選:当落確定せず 初の再投票に

 日本弁護士連合会の会長選が5日に投開票され、仮集計の結果、当落が確定せず、初の再投票が決まった。

 立候補していたのは、多重債務問題の取り組みで知られる宇都宮健児氏(63)と、現執行部の路線を継承する前日弁連副会長の山本剛嗣(たけじ)氏(66)。いずれも東京弁護士会所属。

 2年ごとの会長選は、全弁護士約2万8800人に投票資格がある。仮集計の結果、山本氏が9525票、宇都宮氏が8555票を得た。選挙規定では、最多得票の候補者が全国52ある弁護士会のうち3分の1(18会以上)で最多票を取れば当選になる。山本氏は9会しか制することができず、決着が持ち越された。【銭場裕司】

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日本弁護士連合会 会長選挙」カテゴリの記事

コメント

派閥というより都市部は司法制度改革賛成派が多いだけです。
地方は弁護士会自体が閉鎖的な派閥みたいなものじゃないですか。

紀藤です。

いえいえ。意見論争で、選挙結果が決まらないというのが、長年の弁護士会選挙の実情です。

それほど、派閥の締め付けが、大弁護士会内では蔓延しているのです。

私は宇都宮弁護士を応援しますが、基本的に取調べの全面可視化・弁護士立会いの取調べの義務化を推進してくれる方がなってほしいです。お二人の立場はどうなのでしょうか?
それと、メディアは日弁連会長選を取り上げてないように見えますが、何か理由があるのでしょうか?

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