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2010.01.21

TOSHIを劇中歌に採用した「コスモス文化支援機構」らの発表は事実と異なります。

MASAYA作曲TOSHIの歌を、劇中歌に採用した友情にからみ、賛助者であるコスモス文化支援機構株式会社の発表がなされていますが(コンサートフォーフレンドシップ実行委員会も同様の発表をしています。)、「今回報道されている内容について私共は一切知らされることもなく、また内容についても知らないことばかりですので、私どもとしてコメントする立場にない」などというコメントは、とても不誠実ですし、事実と異なります(上記下線部)。

そもそも日刊ゲンダイは、昨年2009年11月25日付で、次のとおり報じています。

推薦・厚労省 後援・文化庁 怒りの声-2009年11月28日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●裁判真っ最中

 元「X JAPAN」のボーカル・TOSHI(44)が担当した舞台のイメージソングをめぐり、「ちょっとおかしいんじゃない?」の声が上がっている。

 この舞台は、来年1月5日から銀座で上演される「友情~秋桜のバラード~」。白血病の少女とクラスメートのきずなを描く物語で、赤井英和、かとうかず子らが出演する。そのイメージソングに、音楽家のMASAYA(51)が作詞・作曲し、TOSHIが歌う曲が提供されるのだが、2人の名前で思い出すのが自己啓発セミナー「ホームオブハート」。MASAYAが主宰し、TOSHIが傾倒したセミナーで、04年には栃木県の施設から児童5人が保護される事件になり、世間を騒がせた。

 現在、セミナー側が1、2審で敗訴した裁判を含め、複数の訴訟が続いている。それだけに、被害者からは嘆きの声が聞こえてくるのだ。

「裁判はまだ係争中で、2人の顔を見たり、声を聞くのもつらいという被害者もいます。命や友情を描いた舞台にイメージソングを提供すること自体が理解できませんが、もっと信じられないのは、役所が“お墨付き”を与えていることです」

 舞台のHPを見ると、確かに、小さく「後援 文化庁」「推薦 厚生労働省」の文字が。コレ、どういうことなのか。

「名義の使用を許可しただけで、お金などは出していません。たくさんの申請がありますので、ひとつひとつは……」(文化庁)、「今年6月に申請があり、名義の使用を許可しました。当時は楽曲を依頼する人の名前を知らされていませんでした」(厚労省)。

 評判の高い感動の舞台だけに、こんなトラブルはもったいない。

(日刊ゲンダイ2009年11月25日掲載)

 また昨年2009年12月25日にも、やや日刊カルト新聞が、「友情」の問題点についての報道をしています。

 ホームオブハートの被害者の1人が、直接、コスモス文化支援機構の代表小谷勉氏宛に、抗議の手紙を出したのは、2009年11月30日と12月18日のことです。この手紙を、小谷氏は、知らないとでも言うのでしょうか?

 そしてそもそもホームオブハートやMASAYA、そしてトシオフィス、出山香(森谷香)の敗訴判決が出たのは、2007年2月26日のことで、判決内容は、僕のホームページに、全文をUPしています。

同判決は、はっきりと

「出山利三と被告出山は、被告倉渕及び被告ホームオブハートの開催するセミナーに心酔していた。出山利三などは、第三者からみたときは、被告倉渕のマインドコントロールにかかっているのではないかとみえるような状態であった。出山利三と被告出山も、他のセミナー生と同様に、被告倉渕の指示を絶対的なものとしてこれに服従していた。そして、被告倉渕の指示により、出山利三と被告出山は、被告トシオフィスの収入の大部分を被告ホームオブハートに送金することとし、その送金の名目として、通常では考えられないような高額の出山利三と被告出山のセミナー受講料などを用いていた。  また、被告出山は、出山利三の了解の下に平成13年ころから出家して栃木県那須地区の被告ホームオブハートの施設に住み込み状態になり、被告ホームオブハートのセミナー関係の事務に従事していた(甲71、100)。」
「被告ホームオブハートの施設内には、被告倉渕のほか、出家状態のセミナー生(被告出山及び被告加田を含む。)が共同生活をしながら起居していたが、そのようなセミナー生はほぼ全員が女性であった。そのような共同生活の状態は、外部の第三者の目からは、一夫多妻制の家族のようにもみえるものであった。 」

と認定しています。今回のTOSHIの発言の真実が、既に、1997年の段階で認められています。

つまり、MASAYA、TOSHI、出山香らホームオブハートの関係者を採用し、結果的にホームオブハートの宣伝活動に加担し、せっかくの素晴らしい劇を台無しにしてしまったのは、コスモス文化支援機構であり、「私共は一切知らされることもなく」というよりも、「私共は(真実を)一切知ろうとしなかった」あるいは「知っていて目をつぶっていた」というのが、この問題の真相です。

ホームオブハートの被害者の心を逆なでし、そして骨髄移植チャリティという大切な、そして素晴らしいコンセプトを持つ「友情」という劇の歴史に泥を塗り、さらには、劇の内容に賛同して集まった俳優の皆さんの気持ちを裏切ってしまったのは、まさにコスモス文化支援機構株式会社やコンサートフォーフレンドシップ実行委員会ら主催者です。

その責任を強く痛感すべきだろうと思います。


[参考]
・コスモス文化支援機構株式会社の発表

TOSHIの報道について

 Concert for FRIENDSHIP実行委員会の活動にご賛同いただき、また有形無形のご協力を頂戴している皆様には今回のX-JAPANボーカリストTOSHI氏の報道につきまして、ご心配をおかけして申し訳ございません。
さて、当実行委員会は骨髄バンクチャリティコンサートを実施し舞台「友情」公演を支援するために昨年春発足いたしました。
 この準備の中で私共と交流のあるプロデューサーからTOSHIを紹介され、TOSHIと私共の代表および実行委員会と話し合いを持ちました。TOSHIの目指す音楽や活動に私たちは感動し、一人でも多くの骨髄バンクドナー獲得に向けて共に頑張りましょうとTOSHIと実行委員会の協力体制を作り上げました。
実際の活動として骨髄バンクへの協力はもちろん、他にも、例えば昨年の福岡の公演では心臓病の患者さんの親族の方が実行委員会を訪ねてこられ、心臓移植のための募金への協力依頼を受けました。地元の主催者の方の快諾を得て、支援を募ったところ3ヶ月後には募金の目標をクリアし、渡米して移植を受けられるようになったと伺っております。コンサート実行委員会で良かったと喜んだのもつい最近でした。
 今回報道されている内容について私共は一切知らされることもなく、また内容についても知らないことばかりですので、私どもとしてコメントする立場にないことをご理解賜わりますようお願いすると共に、出演キャンセル等でご迷惑をおかけした関係者の皆様、特に「友情」公演関係者の皆様には深くお詫び申し上げます。
今後、事実を解明し骨髄バンクチャリティコンサートを正常に復すると共に、「友情」公演の支援を改めて行ってまいりたいと存じます。
 関係者、ご支援者の皆様には引き続き私共骨髄バンク支援コンサートを応援くださいますようお願い申し上げます。
2010年1月19日

コンサートフォーフレンドシップ実行委員会
コスモス文化支援機構株式会社

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2004-4 ホームオブハートとToshi問題を考える」カテゴリの記事

コメント

一番最初に出したのは、2009年11月30日です・・・

ここからも私の存在はなかったんですね(笑)

悔しいし、寂しいし、悲しいし、情けない(笑)

完全にコスモスさんには馬鹿にされた気分です。

やっぱり、私は見えてない幽霊なんです(笑)

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