また問題疑似宗教団体―「ロマゾフィフィー協会」=「除霊」団体会員に暴行、会長夫妻が逮捕される。
ホームページタイトルは、「ロマゾフィー協会 - (霊能者 平岩浩二、霊視・除霊・ヒーリング、シュタイナー)」だそうです。
また霊視・除霊をうたう団体です。
ネットで「霊視」「除霊」「ヒーリング」(ホームオブハートも、「ヒーリング」を謳う団体です。)などで、検索すると、全国にこの種の団体がたくさんあります。
救済のインスタント志向がこの種の団体をはやらせるのですが、本当に気を付けてほしいです。
2010.09.03 霊感商法に気をつけて=『権現堂』でも触れましたが、「霊視商法=除霊商法=霊感商法 いい加減にしてほしい!」という気持ちです。
この種の団体が跋扈する背景:
「日本は世界的にみると先進国であり、しかも個々人の生活は豊かである。そして世界に例を見ない高齢化社会になりつつある。そのため個々人の持つ悩みが複雑化するとともに、高齢者にとっては死への悩み、そして遺族にとっては死後の弔いという悩み救済へのニーズは、ますます増大しており、宗教への潜在的需要は、いっそう高まっている。霊能師を安易に扱った番組が視聴率を上げるのも、そういった市民側の需要が現に存在しているからである。つまり現在日本の市民側の宗教を求める需要は大きいというべきである。オウム真理教事件以前に、新々新宗教が乱立し成長していた時代は、そうしたニーズは、既存宗教ではなく、新々新宗教が担っていたと思われる。ところが、オウム真理教事件以降、急激な信者の増加をなす宗教団体はなくなってきている一方、需要が減っているわけでない。そのためこれらの需要は、ますます細分化し小規模化した宗教団体、あるいは宗教もどきの疑似宗教団体へと吸収され、この種の団体は、細分化・小規模化、多数化し、さらにいっそう被害者の救済を難しくしている。」
被害者の救済は本当に大変です。被害にあわないようにしてほしいと思います。
[参考]
・ロマゾフィー協会
・→「除霊」団体会員に暴行、会長夫妻を逮捕 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
「除霊」団体会員に暴行、会長夫妻を逮捕
「除霊」などを行う団体「ロマゾフィー協会」(東京都大田区)の女性会員に暴行を加えてけがをさせたとして、警視庁は16日、同協会会長で自称・霊能師の平岩浩二(49)と妻の司(36)の両容疑者を傷害容疑で逮捕し、同協会の事務所兼自宅を捜索した。同庁では、同協会には30~40人の会員がいるとみており、実態解明を進める。
捜査関係者によると、2人は今年4月16日未明から朝にかけて、大田区の事務所で、住み込みで家事をしていた都内の40歳代の女性会員に対し、「家事ができていない」などとして、長さ約50センチの木の棒などで数十回殴り、腰に約2週間のけがを負わせた疑い。
女性は、その日のうちに事務所から逃れ、警視庁田園調布署に被害を届け出た。
(2010年9月16日12時13分 読売新聞)
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