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2009.09.01

消費者弁護士の気概:住田裕子氏の辞任はとても残念です。

消費者委員の住田裕子弁護士が辞任だそうです。

実態は、消費者委員の互選では、消費者委員長への就任が難しくなったことが原因だと思いますが、とても残念です。平委員でも続けてほしかったと思います。

消費者問題を担うということは、まさに被害者のために全身全霊をかけた努力をすることです。

消費者問題を担う以上、いわれのない批判を受けることがあります。

しかしそのような批判も被害者のために甘受し、我慢し、とにかく前進あるのみ、目の前の被害者のために全力を傾注し、被害者のために最大限の努力をすることが求められます。

なぜなら時間は有限、批判に対応するために労力を使うことは、当然に、被害者救済への労力を低下させることになるからです。それは被害者救済に資することはありません。

つらいからと言って、やめてしまうのは簡単です。ですが、やめるということは、目の前にいる被害者のための努力を放棄することと同じです。それも被害者救済に資することはありません。

自らのプライドよりも、被害者救済の方が大事という、自らのプライドも捨てる覚悟も必要です。

真に被害者救済に勤めるなら、プライドや名誉が傷つけられても、続けていく勇気も必要だと思います。

泥にまみれてでも、平委員でも、被害者救済のために、委員を続けてほしかったと思います。

真に消費者被害に精通する弁護士なら、なおさら、です。

asahi.com(朝日新聞社):消費者委員会も船出 委員長に松本氏選出、住田氏が辞退 - 政治.

消費者委員会も船出 委員長に松本氏選出、住田氏が辞退

2009年9月1日18時58分

 消費者庁とともに、民間の有識者による監視組織「消費者委員会」も1日発足し、初会合があった。9人の委員が出席、初代委員長に消費者法が専門の一橋大法科大学院長の松本恒雄氏を選出した。

 会合の冒頭には麻生首相や野田担当相も出席した。麻生首相は「生活者が安心して暮らせるよう監視をお願いしたい」などとあいさつした。

 委員は準備段階では10人とされていたが、委員長になる見通しだった弁護士の住田裕子氏は就任を辞退。住田氏は報道各社に文書を送り、消費者問題に精通していないなどの一方的な中傷を受けたとして、抗議の意味を込めて就任を断った、などと辞退の理由を説明している。

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2008~ 消費者庁」カテゴリの記事

コメント

住田裕子弁護士は消費者委員長なら引き受けるという考えだったのですかねぇ。どうなんでしょう。

政治的変化が激しい状況で、住田さんって政治的駆け引きが得意とはみえないので、辞めちゃったのではないでしょうか。真面目そうですものね。

私は紀藤さんの本意とは別の意味で住田氏の辞任は残念です。
何故なら、住田氏が消費者問題に関わったことがないという某弁護士たちの意見で排除されたと聞きました。
それが本当なら、発足に関わった弁護士しか資格がないのでしょうか?
発足に尽力を尽くしたからと言って、それに関わった弁護士だけが優先されるのはおかしいです。
発足に関わった中村雅人氏は、パロマやシンドラーに関わっている弁護士です。
そして、彼は消費者委員会のメンバーに加わっています。
それって、おかしくないですか?
製品事故に関しての原因究明が、消費者庁の役目です。
そこに、現在被害者側の弁護士が「消費者委員会のメンバー」になっているのは中立を保てないではありませんか。
製品事故の原因は多方面にあります。
現に私は警察の責任を追及していますが、それに手を差し伸べてくれる弁護士は居ません。
成功報酬が期待できないからです。
パロマの事故で、今こそ弁護団が結成されていますが、昔の北海道の時はどうでしたか?
弁護士の本質を垣間見た思いです。

ごめんなさい、先ほどコメントしました石井聰子のブログです。

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