備忘録:三笠フーズ事件はここから始まった。-農林水産省/非食用の事故米穀の不正規流通米の回収について
工業用「事故米」の不正転売事件で、大阪、福岡、熊本3府県警の合同捜査本部により、この1月にも冬木三男社長(73)ら5人前後につき、詐欺容疑での逮捕が予想される三笠フーズ事件は、2008年9月5日の、農林水産省の発表で発覚しました。
基本的にBtoB(事業者間取引)の事件であるがゆえに、C(消費者)が直接訴えることが難しい三笠フーズ事件。とはいえ現実には末端の消費者が被害者ですので、被害者は泣き寝入りです。
三笠フーズは、11月には破産まで申請していますが、得られた利益はすべてはく奪すべきです。
やり得を許す法制が、この種の詐欺を日本に蔓延させています。
平成20年9月5日
農林水産省
非食用の事故米穀の不正規流通米の回収について
近畿農政局及び九州農政局は、三笠フーズ株式会社(本社:大阪市北区梅田1丁目1番3-B200号、工場:福岡県朝倉郡筑前町原地蔵2192番地1)に対し、平成20年8月28日から非食用として売却した事故米穀の処理状況について立入調査等を実施したところ、同社が事故米穀を食用に転売していたことを確認しました。
このため、本日、同社に対し、転売した非食用事故米穀及びその加工品について、回収を要請し、同社が自主回収することとしましたので公表します。
1. 過去5年間に同社に売却した事故米穀
別紙のとおり。
2. 回収対象品
同社が食用に転売した事故米穀及びその加工品
3. 流通状況
調査中
(参考)
事故米穀とは、保管中にかびの発生、水濡れ等の被害を受けたもの、又は基準値を超える残留農薬等が検出されたものであり、用途を限定して売却するものである。
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
* (別紙)三笠フーズ株式会社に売却した非食用事故米穀(PDF:24KB)
お問い合わせ先
総合食料局食糧部消費流通課
担当者:課長 廣田、米流通調整官 岡部、農産物検査班 二井
代表:03-3502-8111(内線4232)
ダイヤルイン:03-6744-2078
FAX:03-3591-1646
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