カルトにだまされないための必須知識2 「二重盲検法」=「二重盲検試験」=「ダブルブラインドテスト」
今回の事件でもそうですが、「病気治し」をうたう宗教の場合(摘発された法の華もそうでしたが・・・)、「妻は実際体調が良くなった、アトピーや花粉症が治ってきたこと等をあげ、私の説得に応じようとはしてくれません。」というような相談も、とても多いです。
この種の事件では、本人の中では、病気が治ったのはヒーリングのおかげということを、経験的に納得している関係で、なかなか問題の構造を理解してくれようとしません。
これは被害者の科学的な知識不足が反映しています。
はてなから、
二重盲検試験。医薬品などの効果を検証する場合、被験者の思い込みによる影響(偽薬効果=プラシーボ効果)を分離するため、真薬と偽薬を投与する被験者グループを用意し、それぞれの被験者には真薬が偽薬かを知らせずに試験を実施し、効果を検証する。これがブラインドテストである。試験の直接の実施者が真偽を知っている場合、試験者の挙動が被験者に影響を与える可能性や、試験結果の判定に予断を与える可能性もある。これらの影響を避けるために、試験の直接の実施者にも真薬偽薬の区別を知らせずに試験を行う方法がダブルブラインドテストである。
つまり病は気からと言う言葉があるとおり、病気の治癒や延命には、自らの精神力も関係します。
実は、ヒーリングや手かざし、気功による効果を検証しようとすると、外圧(つまり神世界で言えば、ヒーラー)から生ずる暗示(主観的評価)の部分を除去する必要があります。
ですからヒーリングや手かざし、気功の効果を判定するには、
一つの群に、能力のあると称している人から施術を施される群、もう一つの群には、能力のないことを自分で理解している人(つまり普通の人)から施術を施される群の、二つの群を用意し、前者が後者と比較し、有意ある差があることを証明して、初めて、前者に効果があると言えることが証明できることになります。
しかし今のところ、このブラインドテストで証明された「超能力」はありません。あれば超能力が科学的に証明されたことになり、ノーベル賞級の話となります。
このブラインドテストによる判定の検証を受けていない点は、法の華の教祖福永法源の天行力の詐欺性を証明する際にも、紹錦の気功の詐欺性を立証する際にも、弁護団で(いずれの事件も僕は弁護団の一員です)、裁判所に意見として主張し、結果的に損害賠償が認められています(福永の場合は詐欺で有罪)。
この種の問題について、テレビが非常に悪質なのは、ブラインドテストの実施をせずに、「病気が治った」「手が暖かくなった」「温度が変わった」「立ち上がった」などと、あたかも効果があるかのように、事象を劇的に放映することです。
実際には、ブラインドテストをすれば、能力のない人でも、暗示効果により、「病気が治った」「手が暖かくなった」「温度が変わった」「立ち上がった」という効果は出るのです。
ですから有意ある差は出ないということです。
それを前者だけ放映するのが今のテレビですから、いわば詐欺に加担しているとも言えるのであり、しかも市民の多くは、薬などの科学的検証方法である「二重盲検法」=「二重盲検試験」=「ダブルブラインドテスト」という知識を、報道機関であるテレビからも教えられないのですから、市民の無知に乗じて、今回の事件のような事態が繰り返しおき、また自分がだまされていることに、いつまでもきづかない被害者が続出してしまうのです。
テレビは、バラエティで、この種のことを取り上げるときは、必ず、ダブルブラインドテストの検証もすべきです。でなければ、あたかも能力のあるかのように、放映すべきではありません。
テレビ局の中核は、事実を報じる報道機関であるという矜持を、もっと持ってもらいたいと思います。








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