ライブドア事件の被害者原告の皆さんへ-傍聴のお願い
アップが遅れましたが、ライブドア事件の依頼者向けの僕の原稿です・・・・・・・。
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m。
ライブドア株主被害弁護団
弁護士 紀 藤 正 樹
ライブドア裁判で使用される103号法廷は、東京地方裁判所で一番大きい法廷です。
その法廷の傍聴席が満員となりました。法廷に入る通路の外にある控え室まで、入れなかった原告があふれました。
裁判長が入廷直後に、原告一人がいきなり立ち上がり、「原告が法廷にはいりきれない、宮崎県議会でもテレビ中継が行われているのに、原告が裁判を傍聴できないのはおかしい。どうにかしてください」と発言した際にも、制止はせず、最後まで、裁判長は原告の言い分に耳を傾けました。今回の裁判は、傍聴席が満杯だったから、今までの裁判(今回で5回目=2007年3月15日)で最高の弁論になったと思います。
裁判で傍聴席を一杯にすることはきわめて重要です。自分は入れないのではないかと気兼ねしないで下さい。入れなかった人に対しては、裁判後もきちんと裁判の様子をお伝えする報告会も開きます。しかも原告であふれかえっているという状態も、裁判所は見ています。いつもあふれかえっている状態だからこそ、裁判長は、多くの人が関心を寄せていると思い、真剣になる面があると思います。
この事件は、弁護士まかせの事件ではなく、原告一人ひとりの力が必要です。つねに関心を持ち、積極的に裁判に参加する気持ちを持ち続けて欲しいと思います。ぜひ今後も傍聴をよろしくお願いします。
またやっぱり直に会ってお話することは重要です。原告連絡会も、メーリングリストの運用も、知り合いが出来てこそ、気兼ねのない話が始まるものです。
メーリングリストは、あくまでも、来られない方の補完の手段です。
やはり大事なのは裁判を傍聴すること。そして、弁護団による報告会、更に原告連絡会に出席していただき、交流していただくことが大切です。原告連絡会会議には、弁護士も残り、皆さんの話を聞いていますので、今後の裁判などの運営方針の糧になると思います。
■ 注:冒頭の不規則発言とは. (注釈:原告連絡会)
2007年3月15日の第5回口頭弁論の進行を妨害する形で、原告の1人が裁判の現状について法廷内で意見を述べ、原告弁護団の弁護士が制止しようとしたにもかかわらず、発言は続けられ弁論が一時中断しました。この意見に対し裁判長は、『裁判所としても、出来る限り善処したい』と述べるにとどまりましたが、法廷においては、何人も裁判官の指示に従い静粛にしていないといけませんから、これは大変異例な事です。
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コメント
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日本の裁判所内
も一度は拝見したいですけど
某企業の被害者がそれだけ多いという
ことね。ヘソクリ主婦さまも
毎回傍聴が出来る裁判では
1番乗りのつもりでもすでに
大勢の人で、、と嘆いてましたから
こうしてみると多大な被害だけでなく
肝心の裁判も傍聴できないという
2重の損失を受けたような感じかも
投稿: ♪my(*^(^*)masaki☆ | 2007.06.15 16:10
http://c-docomo.2ch.net/test/-/court/1175672613/i
投稿: X | 2007.06.17 16:18
とても良いコメントね
日本ではまだまだ裁判所へ行くというのは
一般的ではなく、また裁判自体も
特別な方が行くものと思っている方も
多いでしょうから
正樹のこの情報は、被害者の裁判へ向ける
不安も解消するものね
また一般人も裁判を傍聴したいと
いうお気持ちにもなりそう
投稿: ♪my(*^(^*)masaki☆ | 2007.06.17 22:08
始めまして。
仰せの傍聴は7月19日(木)午後1時30分~午後2時00分の回ですね?
行きたいのは山々ですが、私は既に株主ではありません。
もちろん株券自体は手元にありますが、あれはただの紙切れです。
株式併合後も株主のままでおられる個人株主の方はかなり少数派かと思われるのですが、もう株主では無いのに行っても・・・と思ってしまいます。
もちろん被害者であることには変わりは無いのですが。
それに法廷までの交通費などを考えると、私にとっては「更に金銭的な負担が増加する」ということもあったりします。
http://blog.goo.ne.jp/ayanokouji_reika/e/fcf28a17cb87d6efa24d1c533f4ac3af
投稿: 綾小路麗禍 | 2007.06.23 07:57