未公開株詐欺に注意!
最近、受任した事件で、ある未公開の超有名企業の名前を出して、近く上場される、必ず儲かるなどといって、未公開株の購入をすすめたという、多分、詐欺だと思われる事件があります。
日本証券業協会も「未公開株の購入は慎重に!」ということで、注意喚起を行なっています。「「上場が間近」と言って未公開株の購入を勧められた場合、その未公開株の発行会社に確認することをお勧めします」とのことです。
そもそも未公開株は定款上、譲渡制限がついている場合が多く、取引ができない株の場合もあります。
商法第204条は「株式ハ之ヲ他人ニ譲渡スコトヲ得 但シ定款ヲ以テ取締役会ノ承認ヲ要スル旨ヲ定ムルコトヲ妨ゲズ」と規定しており、上場できるのに、あえて株を公開しないというのは、一族で株を保有し、他から干渉されたくないという思惑などがあるからです。こうした会社に、そもそも上場話などあるはずもなく、定款上、譲渡制限がついていれば、取引をするためには、結構面倒くさい手続きが必要です。商法204条の2以下で、難しそうな手続きが要求されています。
グリーンシート銘柄という言葉もあり、これは、日本証券業協会の協会員が、一定の要件を満たしている未公開株について、取り扱うことが許された株のことを言います。逆に言えばグリーンシート銘柄でなければ、詐欺の疑いが濃厚となります。だって仮に買えたとしても、すぐに市場で売れないのでは、投資の意味がないからです。
皆さん、この種の「儲け話」には気をつけましょう。
[参考]
・日本証券業協会による「未公開株の購入は慎重に!」.
・未公開株詐欺にご用心!
・大塚製薬による注意喚起
・アース製薬によるご注意


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