自動車のリコール制度-そうは言っても回転ドア事故との違い
国土交通省は、昭和44年6月に、自動車の構造・装置の欠陥等による事故防止を図るため、 道路運送車両法に、リコール制度を定めた。
この制度は、指定自動車製作者等が製作した自動車に設計又は生産過程での欠陥が発生した場合、運輸大臣に対して原因,改善方策,自動車使用者に対して周知させるための措置等の届出をさせるとともに、欠陥自動車に関する資料の公表等、所要の措置を講じている。
■参考:
(改善措置の届出等)
・第63条の3 自動車製作者等は、その製作し、又は輸入した同一の型式の一定の範囲の自動車の構造装置又は性能が保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合していない状態にあり、かつ、その原因が設計又は製作の過程にあると認める場合において、当該自動車について、保安基準に適合しなくなるおそれをなくするため又は保安基準に適合させるために必要な改善措置を講じようとするときは、あらかじめ、国土交通大臣に次に掲げる事項を届け出なければならない。1.保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合していない状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
2.改善措置の内容
3.前2号に掲げる事項を当該自動車の使用者に周知させるための措置その他の国土交通省令で定める事項2 国土交通大臣は、前項の規定による届出に係る改善措置の内容が、当該自動車について、保安基準に適合しなくなるおそれをなくするため又は保安基準に適合させるために適切でないと認めるときは、当該届出をした自動車製作者等に対し、その変更を指示することができる。
3 第1項の規定による届出をした自動車製作者等は、国土交通省令で定めるところにより、当該届出に係る改善措置の実施状況について国土交通大臣に報告しなければならない。
・第106条の2 次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 1.第63条の2第5項の規定による命令に違反した者 2.第63条の3第1項又は第2項の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者 3.第63条の4第1項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは質問に対し陳述をせず、若しくは虚偽の陳述をした者
■新聞記事参考:
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・読売新聞4月1日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040401-00000015-yom-soci
リコール届け出件数、対象台数とも過去最高
国内外の自動車、バイクメーカーなどが2003年度に国土交通省に届け出たリコール(回収、無償修理)件数は204件で、対象台数も計約442万台と、リコール制度が始まった1969年以来、いずれも過去最高を更新したことが1日、同省のまとめでわかった。同省によると、これまで、届け出件数では2000年度の176件、対象台数は2001年度の約329万台が最多だった。
昨年度は、日産自動車が25車種計約102万台、トヨタ自動車が9車種計約72万台のリコールを届け出たほか、大型車のタイヤ脱落事故が相次いだ三菱ふそうトラック・バスも先月、約11万台を届け出るなど大型リコールが相次ぎ、件数、台数ともに大幅に増える結果となった。
リコールが増えたことについて同省では、「各メーカーともコスト削減を進めた結果、車種ごとで共通して使用する部品が増えたため」と分析している。(読売新聞)
[4月1日23時10分更新]
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朝日新聞4月1日
http://www.asahi.com/national/update/0401/025.html
チャイルドシートでリコール届け出 法改正後初
チャイルドシートメーカーのリーマン(本社・愛知県佐屋町)は1日、国土交通省にチャイルドシートのリコール(無償回収・修理)を届け出た。チャイルドシートは道路運送車両法の改正を受けて1月からリコールの対象になったが、届け出は初めて。対象は01年2月~03年8月製造の6196台。シートの左下に張ってあるシールに記載された識別番号が「C―1012」と「C―144」で、シートを固定するためにシートベルトを通す部品の形状に不具合があり、衝突時に幼児の頭部が規定よりも揺れてしまい、保安基準を満たさない恐れがある。
部品変更時の社内試験で不具合が分かったといい、同社は対象品を代替品と取り換える。問い合わせは同社お客様相談室(0567・27・0173)。 (04/01 19:03)
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毎日新聞3月30日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040331-00002101-mai-soci
<回転ドア事故>「家族の気持ちを思うと残念」 小泉首相
小泉純一郎首相は30日、「六本木ヒルズ森タワー」の回転ドア事故について「かわいいさかりのお子さんを事故で亡くされ、ご家族の気持ちを思うと本当に残念です」と語った。国土交通省が再発防止のためガイドライン作成の検討会議を開くことについて「事故を起こさないよう業者の皆さんも努力してほしい」と述べた。(毎日新聞)
[3月30日22時28分更新]
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以上の一連の記事からもわかるとおり、これまでまったく規制のなかった回転ドアの仕組みも問題であり、国の責任も重大です。小泉首相の他人事の能天気さにはあきれます。
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