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2004.01.31

児童虐待と児童相談所の現実

重要な問題です。

一般に
子供は、価値観の機軸となるものが定まっていないため、自分の受けたものが被害か否かの区別がつきません。つまり児童虐待の被害にきづきません。
子供は、お父さん、お母さんが無条件に大好きなため、自分への仕打ちが虐待だときづきません。
子供は、もっともっとお父さん、お母さんが自分を好きになってくれるよう、努力します。そのために、虐待がさらにエスカレートする可能性があります。
子供は、お父さん、お母さんが不幸になってほしくないため、被害を第3者に訴えません。

そのため、被害を未然にふせぐために、大事なのは、児童相談所や学校の役割です。
子供の隠れた叫びを、聞き分ける能力が必要です。

僕の所属する第二東京弁護士会には、「子供の悩み事相談」というのがあります。「悩み事」とつけたのは、被害か否かは、子供にはわからないことが多いため、「悩み事」という名前をつけて、子供の被害を未然に防ごうと言う趣旨からです。
以前、この相談の担当者をしていたことがありますが、子供から、初恋の話や、恋愛の悩みなどを聞かされました。弁護士になりたいという相談もありました。ほとんどはたわいもない悩みです。

ですが、中に、いじめなどの深刻な相談もあり、子供の悩み事の中に、いじめや虐待の事件が含まれています。
子供の悲痛な叫びを、子供にとってはもっとも身近な学校や、また学校に行かされていない子もいますので、児童相談所の役割は、とっても重要です。

↓以下いずれも朝日新聞から

■虐待立ち入り調査、20府県でゼロ 相談最多の大阪も
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http://www.asahi.com/national/update/0129/004.html


 子どもが虐待されている疑いのある家庭などに児童相談所員が直接訪れて確認する「立ち入り調査」が、全国47都道府県と12指定市のうち20府県と4指定市で昨年度一度も行われていないことが、厚生労働省の調べで分かった。中学生が親から虐待される事件が起きた大阪府の場合、虐待の相談件数は全国一多いが、立ち入りはゼロだった。

 立ち入りは児童福祉法に基づくもの。虐待を発見する決め手の一つとされるが、実施については現場で「親との信頼関係を保つ必要があるため最後の手段」という慎重論と、「救済のためにはできるだけ立ち入りを」という積極論があり、地域による運用のばらつきが浮かんだ形だ。

 厚労省によると、全国の児童相談所が行った立ち入り調査は01年度200件、02年度230件。

 02年度の内訳をみると、大阪府をはじめ岩手県、秋田県、栃木県、千葉県、富山県、仙台市、千葉市など24の自治体がゼロだった。大阪府の場合、今年度はこれまでに7件あるが、幼稚園や学校などへの立ち入り調査が多く、家庭への立ち入り調査は1件しかない。

 全国の児童相談所が処理した虐待相談は02年度は2万3738件あるが、大阪府はうち約1割(2509件)を占めており、全国で一番多い。

 大阪府児童家庭室の担当者は、立ち入り調査が少ない理由について「親は立ち入り調査に反発することが多く、無理に親元から引き離すので子供の心にも傷が残る。子供を家に帰す日のことを考えれば、児童相談所と親との関係を壊さないことが大切」と話す。

 逆に立ち入り調査が多い自治体は熊本県38件、岡山県20件、東京都18件、宮城県17件、広島県14件、兵庫、愛知両県がともに13件(02年度)。

 38件の熊本は02年度、県中央児童相談所に職員5人が専従の虐待対応班を設けた。堀端裕所長は「子供の安全を確認するのが基本。虐待の可能性が高い場合は迷わずに立ち入り調査する」と話す。潮谷義子知事は児童福祉施設の園長を長く務めた経験を踏まえ、子供の虐待事件を防ぐよう指示しているという。

 東京の足立児童相談所は昨年5月、マンションに強行突入した。母親の虐待が疑われる男児を保護するためだ。親類が警察官の力を借りてチェーンを切り、男児を保護。男児は栄養失調で、体重が標準の半分だった。

 坂口厚労相は27日の記者会見で「虐待をしている親が本当のことを言うことは少ないだろう。親が(虐待をしていないと)言ってるから児童相談所が対応しないのでは、役割を果たしているとは言えない」と述べ、児童相談所の介入のタイミングについて、改めて指示を徹底させる考えを示している。 (01/29 00:57)


■児童虐待の再発防止で通達 家裁の関与強化も
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http://www.asahi.com/national/update/0130/043.html

 大阪府岸和田市で起きた中学3年生虐待事件を受けて、厚生労働省と文部科学省は30日、虐待の早期発見・対応など再発防止へ向けた通達を都道府県などへ出した。厚労省はさらに、より長期的な対策として、児童虐待対策への家庭裁判所の関与を強める方針で、必要な児童福祉法改正案を今国会へ提案する準備を進めている。

 児童福祉施設に一時保護中の子どもを親が連れ戻そうとして、トラブルになるケースが多い。これまで家裁は子どもの入所措置の承認にしか関与してこなかった。厚労省は、児童相談所長から入所措置の申し立てがあった段階で、家裁が親に対し、子どもとの面会や、電話や手紙などによる連絡(通信)の制限を命じられるようにする。それにより、一時保護中の子どもの安全・安心の確保を目指す。

 さらに入所措置を承認するかどうかの判断材料にするため、家裁が都道府県に親の指導をさせ、結果や意見を報告させられるようにする。

 また、期限の定めがない現行の児童福祉施設への入所措置を、2年間の期限付きとする。期間内に改善が認められれば再び親子が一緒に暮らせる可能性があるので、親が指導に目標を持って取り組む効果が期待できる。

 このほか、児童相談所長が家裁に親権喪失請求できるのは現在、18歳未満に限られるが、これを20歳未満に広げる。性的虐待などの被害にあっている年長者の救済をしやすくする。

 厚労省の通達は、児童相談所と学校・幼稚園の情報交換や連携を求めている。文科省の通達も、家庭訪問などを通じて不登校児童・生徒の状況を把握することを求めた。 (01/30 23:42)


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コメント

立ち入り・・・・。

 難しいですね。親族の訴えが一番効果があるでしょうが、親は隠すだろうし、学校にしても児相にしても、親に拒絶されたら手も足も出ない感じがします。
 兄弟で虐待を受けている場合だと、結構やりやすいこともあります。小学校・中学校で、児相と相談。深刻に受け止めてもらえる。でも、いま児相は手一杯だ、と言っています。ものすごく取り扱う案件が増えているとか。

 学校も単一ルートだけでなくいろいろな方法を探る必要がありそうです。密かに手を取っておく、というか。民生委員・警察など。
 ただ、親の強力が得られないと、ほとんどのことはうまくいかないのが学校、でもあるわけです。その辺がなんとも、イタイ。歯がゆい。

 ネグレストから脱出できた子が、みるみる健康になり明るくなるのを見て、うれしかったです。結局子どもの幸せを学校も社会も望んでいる訳なので・・・・。

もちろん、親だって、この幸せを望んでいるはず・・・だよね。

わたしは、お向かいのおばあさんがわたしを心配して、その息子のおじさんとお嫁さんのおばさんが担任に言ってくれたことで、児相の家庭訪問と張り込みによる監視が始まりました。
すぐに母親が気がつき、家庭訪問ではいい顔をしながら、帰った後が地獄の折檻で、自分の兄弟を味方につけて、わたしのせいで児相なんかがやってくるようになった、仕様がないこどもだと思い込まされつづけ、恥ずかしくて身内の冠婚葬祭にも顔を出したことのない人生を送って来ました。
どんな専門書を読んでも、「児相に介入されるような問題児」「親不孝者」という声がどこからか涌いてきて、わたしの罪悪感を利用して離してくれない母親と今も暮らしています。

やっぱり、どんな理屈をつけて、責任転嫁しても、こどもが親に迷惑をかけているのではないでしょうか?
そうではない、と言うひとたちはいますが、やっぱり世間の常識は、「親孝行」です。
それができない自分は、やっぱり死んだほうがいいのでは、と思ってしまいます。

先日も、わたしは母をひとりで介護しているのですが、妹が突然亡くなり、その通夜・葬儀の間、見ていてくれるひとがいないのでひとりにしていたら、異常がおこり、救急車で運んだら、そこの当直医に
「ひとりで大変なのはわかるけど、お母さんなんだからちゃんと面倒見ろ。これは病気ではなく、放置だ」となじられました。
もう、母を棄てて遠くへ消えてしまいたいです。

うちの子供が児童相談所に一時保護されました
虐待防止の観点から一時保護の趣旨はよく理解できます
その日のうちに連絡を受け担当者と接見しましたが、児童相談所ではその時点で詳しい調査はなされていない印象でした。というのは、あまりにも子供の事を知らなさ過ぎでした。
緊急的に一時保護したという事だったようです。
先にも書いたように、児童虐待は許されないと思っていますし、それを防ぐために証拠固めなどより先にまず保護をするという考えには賛成です
この際、虐待の事実がないのに保護してしまうといったことが起こったとしても、それは容認されるものだと思います
しかしながら、いざ自分の家庭にこういった問題が降りかかったとき、インターネットで児童相談所について調べてみると、ネガティブな情報に溢れていてとても不安になりました。
(一度連れて行かれると虐待の事実の有無にかかわらず、なかなか子供が戻ってこない等)
誓って我が家には虐待の事実はありません
虐待がないことを、こちらで何とか証明しなければならないのでしょうか?またどうすればそれを証明できますでしょうか?
実際の児童相談所の実態とはどういったものなのでしょうか?専門のスタッフが子供を安全に保護して、親と引き離されている間の心のケアもしてくれているのでしょうか?とても不安です

1月8日の夜、一才三ヶ月の次女が自宅内で転倒し、脳内出血により、手術、入院する事態になりました。
しかし、不幸中の幸いで、一命を取り留め、術後は脳障害の恐れはあるものの、順調に回復へ向かっています。
親の私、妻としては、ちょっと目を離した隙に起きた事故でしたので、娘に対して、申し訳なさと、油断した事への後悔の気持ちに打ちのめされながら、病院に見舞いにいっていたのですが、入院10日目ほどのある日、突然、児相センター職員から「一時保護通知書」を突きつけられ、病院から連れ去られてしまいました。
説明によると、担当医から「揺さぶられっこ症候群」の疑いで通報があった為、だそうです。
何がなんだかわからない内に、虐待親にされてしまいました。
保護日から2度ほど職員と面談して、(家庭訪問を含む)事故である事を主張し、説明して理解を得ようとしていますが、職員の説明としては、「法医学的な検証が終わらないと何とも言えない」
の一点張りです。しかも鑑定結果が出るのは一ヶ月以上先です。
また、異議申し立てをする旨を伝えると、「裁判等に発展すると、更生ブログラムが進まないので、娘さんを御返しできる日が延びる。」とか「28条を適用せざるを得ない」とか色々な事を言われ、それらは、全て虐待親である事が前提で話をしてきます。
私としても、「揺すぶられっこ症候群」について調べた結果、脳出血、眼底出血、無傷である、三大条件に見事当てはまっているので、疑われた訳も理解できたのですが、私たちは断じて揺すぶりによる虐待などしていません。
しかし、次女が転倒して、泣き叫び、その後意識を失ったのを見たのは私と妻、四歳になる長女の三人しかおらず、事故である事を証明するのは不可能な状態です。
娘は、保護マットが敷いてある床に転がっていた、コロコロクリーナーに後頭部を強打したのです。
私たちも「こんな柔らかい物にぶつけて、脳内出血が起こるのが信じられない」ですが、実際に起こってしまったのです。
職員によると、「鑑定結果は二通りで、黒かグレーしか無いので、何れにしても更生プログラムにそって今後進めていく事になる。」と言うのです。
このまま、虐待親にされ、虐待更生プログラムを受けなければ子供を返してもらえないという、屈辱と恐怖を受け入れていかなければいけないのでしょうか?
無実を証明して娘を取り戻す方法はないのでしょうか?

危険があれば、一時保護は必要と思いますが、問題はその後の対応です。虐待として処理して保護し続けるのであれば、誰でも出来ます。保護という行動で無実の親と子が引き裂かれている現実をもっとちゃんと考えるべきだと思います。児相センターに不信感を強く感じ、とても信用できません。

どうすればいいか途方に暮れています。
どうかお力をお貸しください。

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