MRIインターナショナルに対しては、被害者の救済活動を続けるMRI被害弁護団 で、水面下で米国での裁判を遂行していましたが、ようやく最初の一歩が始まりました。
正式名称は、Preliminary Injunction Order(PIO)=暫定的差止命令。
一般的には、単に日本語で、「インジャンクション」(日本で言う「仮処分」ないし「仮差押え」に近い。)と言われる決定です。
実は、僕は、今、安愚楽牧場の問題で、とても多忙で(⇒安愚楽牧場被害対策弁護団 の活動)、米国弁護団から渡米するように誘われてはいたのですが、僕の事務所(リンク総合法律事務所 )からは、日本語=英語のバイリンガルの山口貴士弁護士が参加し、僕は日本待機組でした。
ですから今回の決定、なお一層、とても嬉しいです。
山口広 団長の勇姿、とてもかっこいいです。山口さんに向かって、一番右はしの男性が、米国訴訟で中心的な役割を担っていただいている ロバート・コーエン弁護士(Robert W. Cohens氏)の勇姿です。
⇒ 2013年9月13日付け MRI被害弁護団声明 = 米国ネバダ州連邦地裁は、本日(現地時間9月12日)、MRIらに対して暫定的差止命令を出しました。
報道されている写真は、日本時間2013年3月13日今朝(ロサンゼルス時間2013年3月12日午後)の記者会見(ロサンゼルス)での写真です。
ちなみに山口さんに向かって左側に少し写っている弁護士が、ジム・ギボンズ弁護士(Jim E. Gibbons氏 フジテレビでは、真ん中の弁護士)、山口さんに向かって右側すぐの女性は、コーエン事務所の、英語=日本語バイリンガルの妙中マリ子弁護士(Mariko Taenaka氏)です。いずれも米国側の弁護団です(ジム弁護士の左隣の女性は通訳の方です。)。
・時事ドットコム:MRIに財産情報の開示命令=資産散逸も禁止-米裁判所 -9/13 13:34
【ロサンゼルス時事】米資産運用会社「MRIインターナショナル」(ネバダ州ラスベガス)が顧客資産を消失させたとされる問題で、日本人の出資者らが、同社などを相手取り、損害賠償を求めた訴訟で、ラスベガスの連邦地裁は12日、原告が求める財産などの情報を開示するようMRI側に命じた。MRIの財産状況を明らかにした上で、本格的な審理に入る。 同地裁は同時に、財産を散逸しないようMRIに命令した。今後、MRIの財産状況を把握した上で、財産管理人の設置や銀行口座などの資産凍結を検討するとみられる。(2013/09/13-13:34)
・ 朝日新聞デジタル:MRIに証拠開示を命令 米地裁、出資金消失集団訴訟で
2013年09月13日11時03分
米ロサンゼルスの法律事務所で12日、記者会見する原告弁護団の山口広団長(手前中央)ら=藤えりか 撮影
【ロサンゼルス=藤えりか】
資産運用会社「MRIインターナショナル」(本社・米ラスベガス)が多額の出資金を消失させたとして、出資者がその返還を求めた集団訴訟をめぐり、ネバダ州の連邦地裁は12日、証拠となる関連書類を90日以内に開示するとともに、資産を散逸させないようMRIなどに命じた。
地裁によると、対象となる書類は2011年1月から現在までのMRIの事業に関する書類。破棄したり隠したりすることのないよう求めている。
この日、ロサンゼルスで記者会見を開いた原告弁護団によると、MRI側が書類保全を妨害したりした場合、地裁は必要に応じて財産差し押さえに踏み切る、とも明らかにしたという。山口広・弁護団長は、MRI側がすでに社内文書を破棄しているとも指摘した。
一方、原告弁護団によると、MRI側は「約5900万ドル(約59億円)の現金や、資産価値の高い不動産を保有している」「まだ満期を迎えていない出資金も多い」などと主張。財産差し押さえの必要性はないなどと反論したという。
原告側は、約8700人とされる全出資者の約半数にあたる4245人分、計約887億円の出資金について、MRIやエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長らを相手取り、7月5日付で提訴している。
□ ご相談は⇒
MRI被害弁護団 へ=僕も参加する弁護団です。
⇒ 明日は、弁護団による被害者説明会が、札幌で開かれます=東京(8月31日)、福岡(9月7日)、札幌(9月15日)で、被害者説明会を開催します! | MRI被害弁護団 .
■フジテレビ 2013/09/13=MRI出資金不明 米連邦地裁、MRIに保全命令 日本の原告では初=記者会見の映像が見れます。山口貴士弁護士も映っています。
■TBS 2013/09/13=MRIに財産状況など開示命令、米連邦地裁 =記者会見の映像が見れます。
■NHK 2013/09/13=米裁判所 MRIに書類開示命令 9月13日 10時17分 =今なら映像が見れます。
最近のコメント