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2012.12.28

ブログ更新:速報!全国安愚楽牧場被害対策弁護団は、本日「海江田万里氏の民主党代表就任に対する声明」を発表し、海江田氏本人及び民主党並びに与党である自民党と公明党に送付しました。 #安愚楽

 全国安愚楽牧場被害対策弁護団では、12月25日の海江田氏の就任に受け、急きょ、昨日12月27日の弁護団会議で決定し、本日、声明文を発表しました。

 そのうえで、本日、海江田氏本人及び民主党並びに与党である自民党と公明党に送付しました。

 送付した声明文等を、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の公式ホームページにアップしました。

 

海江田万里氏の民主党代表就任に対する声明


  2012年12月28日
   
全国安愚楽牧場被害対策弁護団 団  長 弁護士 紀  藤  正 樹
副団長 弁護士 平  澤  慎 一
副団長 弁護士 鈴  木  喜久子
副団長 弁護士 塚  田  裕 二
副団長 弁護士 木  村  裕 二
事務局長 弁護士 中 川 素 充
(連絡先)
〒102-0083
東京都千代田区麹町4丁目7番地
麹町パークサイドビル3階
リンク総合法律事務所内
団  長 弁護士 紀  藤  正  樹 

電 話 03-3515-6681
http://agurahigai.a.la9.jp/



 我々は,株式会社安愚楽牧場に出資をした被害者約6400人から依頼を受けた弁護団です。当弁護団は,長年和牛預託商法を続けてきた,安愚楽牧場が,2011年8月1日に事実上破たんしたことを受け,安愚楽牧場の被害者を救済するため,2011年8月10日,東京の三弁護士会である東京弁護士会,第一東京弁護士会,第二東京弁護士会の各消費者問題対策委員会の委員有志により結成されました。現在61人の弁護団員で構成されています。

 さて株式会社安愚楽牧場は,2011年8月1日,配当,預託金返還等が困難となり事実上破綻し,いったん民事再生手続が開始されましたが,同年12月9日,破産手続開始決定となり,現在破産手続が進行中です。出資者である被害者は全国で約7万3000人,出資金額は約4300億円とされており,被害者数,被害金額からすれば,戦後最大の投資被害事件といえます。

 安愚楽牧場の和牛預託商法については,破綻前まで,様々なテレビ,雑誌,書籍などで広く紹介されており,中には出資を推奨するものもみられました。

 そのなかでも「経済評論家」として多くの雑誌や書籍で安愚楽牧場の和牛預託商法を紹介していたのが,今般,総選挙で再選し,民主党の代表となった海江田万里氏(以下「海江田氏」という。)です。
 
 例えば,海江田氏は,かつて安愚楽牧場の和牛預託商法を紹介した記事や著作物で,

・「13.3%の高利回りは驚異的だ」「元金確実で,しかも年13.3%と考えれば,他の金融商品はまっ青!」(書籍・「今どうすれば一番損をしないか」)

・「和牛の死亡率は0.4%と低く,また万一そのような事態があっても代わりの牛が提供されるので,契約どおりの利益は保証されます」(雑誌・「BIGMAN」昭和63年3月)

・「知る人ぞ知るといった高利回りの利殖商品」「むろん元本は保証付き」
(書籍・「海江田万里の金のなる本」)

・「この利益は申し込み時に確定していて,リスクはゼロ」
(雑誌・「女性セブン」平成4年7月2日)

・「利益は申し込みをした時点で確定していますから,リスクもありません。」
(雑誌・月刊ドリブ「DoLive」平成4年9月)

などと,あたかも,元本保証がなされ,リスクがないと述べていました。

 当時,海江田氏は,著名な「経済評論家」として,様々なメディアに出演し,雑誌や書籍などを通じて,「財テク」をすすめており,社会的な信用力と影響力を有していました。このような立場からすれば,安愚楽牧場の和牛預託商法の危険性を認識できたし,また,認識すべき立場にあったのであるから,記事や書籍などで紹介する際にもそのリスクを示すべきであり,安愚楽牧場の事業実態などについても調査・確認をすべきであったと思われます。しかしながら,海江田氏は,漫然と安易に安愚楽牧場を紹介し続け,また「経済評論家」としての執筆料等の利益と便益を享受してきました。

 被害者の中には,「経済評論家」である海江田氏の記事や書籍を信用し,安愚楽牧場に出資をした者が多数います。中には,国会議員に転身した同氏を信頼し,出資を維持し,さらには,出資額を増やした被害者すらいます。

 海江田氏の「経済評論家」として安愚楽牧場を推奨・宣伝したことは,専門家としての立場を併せて考えれば,責任は重大です。

 そこで当弁護団は,平成24年6月18日,依頼者のうち海江田氏の記事や書籍をきっかけに安愚楽牧場に出資した人のうち94名を申立人として,海江田氏に対して,その損害額である15億8288万1000円の10%にあたる1億5828万8100円について.,賠償に応じるように求める民事調停を東京簡易裁判所に申し立てました。そして,同年8月2日,10月11日,11月15日と3回にわたり,調停を行ってきました。

 しかし,海江田氏は,当初から一貫して責任を認めようとせず,総選挙前を避けて期日調整をした次回期日(平成25年2月5日)では、調停が不調になることが見込まれます。
 
 戦後最大の消費者被害事件とも言うべき安愚楽牧場の事件に関わりながら,その甚大な被害に対して誠実に対応しようとしない人物が,野党第一党として,現政権と対峙する立場の政党の党首として選任されたことについて,当弁護団は深く憂慮しています。
 当弁護団は,改めて,公党の代表者となった海江田氏に対し,本件の被害者に対して,責任を認め,誠実な対応をすることを求める次第であり,また民主党に対し,代表者が関わった安愚楽牧場の被害について,被害者の具体的な救済に向けた政策や立法を強く求める次第です。

以上

2012.12.19

ブログ更新:安愚楽牧場の破産管財手続に関して動きがありましたので、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の公式ホームページを更新しました #agura #安愚楽

安愚楽牧場の元代表取締役の三ヶ尻久美子の債権届け出の期限が、再び延期されましたので、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の公式ホームページ.を更新しました。

以下のとおりですので、ご注意ください。


変更前の期間 平成24年12月26日まで

変更後の期間 平成25年2月28日まで


以上により、今後の安愚楽牧場の予定の手続は、整理すると次のとおりとなります。


なお当弁護団としては、これまでの弁護団の活動と裁判所の進行などについてのご説明のために、依頼者向けの説明会を、三ヶ尻久美子の債権者集会の後、2013年1月30日午後5時30分から、都内で行う予定としています。


ご依頼者の方は、ぜひご参加ください。



2013/1/22 ・午後1時30分から午後3時 安愚楽牧場 裁判所主催の第2回債権者集会(日比谷公会堂)
・午後4時30分から午後6時 安愚楽牧場 破産管財人主催の説明会(日比谷公会堂)
・なお日比谷公会堂の詳細地図=PDFをダウンロード
2013/1/30 ・午後1時30分から 三ヶ尻久美子の第2回債権者集会 (東京家裁簡裁の建物内・5階・地裁民事20部 債権者集会場
・午後5時30分から 当弁護団主催の第3回依頼者向け説明会(会場は「弁護団ニュース」で告知します。)  
2013/02/28 三ヶ尻久美子、三ヶ尻勲、増渕進の債権届出の期限
2013/03/05 午後1時30分から増渕進、午後3時から三ヶ尻勲の、各第2回債権者集会 (東京家裁簡裁の建物内・5階・地裁民事20部 債権者集会場
2013/03/11 ・大石勝也の債権届出の期限
・午後1時30分から、大石勝也の第1回債権者集会 (東京家裁簡裁の建物内・5階・地裁民事20部 債権者集会場


以上、詳細は、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の公式ホームページ.をご覧ください。

2012.12.14

ブログ更新:ペニーオークション初摘発!弁護士紀藤正樹のLINC/インターネットの歴史を更新 15:30更新情報あり 芸能人謝罪のコメントなど・・ 2013年1月8日再更新

2012年12月7日、ペニーオークション詐欺の初摘発がありました。インターネットの歴史上においては、重要な事件ですので、インターネット年表を更新してみました。長年かけて、少しづつ作っている年表ですが、いつまでも作りかけのものですから、大した年表ではありませんが、参考になると思います。

弁護士紀藤正樹のLINC/インターネットの歴史

  2012/12/07 ペニーオークション詐欺が初摘発
  2011/3/31 ペニーオークションについて、消費者庁が、景品表示法に基づく措置命令 =PDF
  2011/01/24 ペニーオークションについて、国民生活センターが注意喚起:入札のたびに手数料が…!“ペニーオークション”のトラブルが急増 [2011年1月24日:公表]
  2009/9 このころペニーオークションが始まる。


なお、上記、消費者庁の措置命令の理由づけを見る限り、ペニーオークションは、どのようなサイトであれ、業者が必ずもうかる仕組みをが仕組まれている以上、景表法違反として、ビジネスモデル上、許されない商法ということになると思います。

なお今回の容疑者逮捕に伴い、サイトを推奨した形となっている、ほしのあき さんが『お詫び』を自らブログに掲載されています。

典型的な ステルスマーケティング (”ステルス”と言えば、レーダに捕捉されにくい戦闘機としても有名ですが、元々は、ステルス=stealthは「隠密」のこと、簡単に言うと、CMであることを隠してCMを行うこと。違法性の強い広告活動であると考えられています。)であることを、ほしのあきさん自身が明らかにされています。


ほしのあき オフィシャルブログ2012年12月13日(木)

お詫び

この度は、軽率な行動をとってしまったために、多くの皆様に多大なご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。

2010年12月初旬に友人より私的に依頼を受け、会社に報告することなく2010年12月27日 アメーバブログにて「プラズマクラスターをオークションでゲット」の題名でオークションサイトを紹介する内容の記事を掲載してしまいました。商品はオークションで落札せずに現物を受けとっており、友人に指示された通りの文面をそのままブログに掲載してしまいました。

軽率な行動をとってしまったことを深く反省しております。

本当に申し訳ございませんでした。

今後に関しましては、改めてご報告させていただきます。

2012年12月13日

ほしのあき


所属事務所の㈱エー・プラスも、ホームページ上で、お詫びを出しています。

お詫び

この度は弊社所属のほしのあきが、ワールドオークションの件でブログ読者の皆様、
並びに関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

報道されている通り、本人がワールドオークションで商品を落札した事実は無く現物支給を受けており、
虚偽の落札記事(2010年12月27日アメーバブログにて)を掲載してしまいました。
友人である依頼者の指示通りにしたとはいえ社会通念上許される事ではありません。

タレントを管理する立場、責任が徹底されなかったことを深く反省しております。
事務所としては事を重大に受け止め今後の経緯を見ながら処分を検討しております。

本人の今後の活動につきましては、改めてご報告させていただきます。

2012年12月13日

㈱エー・プラス

ほかにも、ワールドオークショングループのペニーオークションを推奨した芸能人が多数いますが、他の芸能人は、どのようなかかわりを容疑者と持っているのでしょうか? 関わり方の密接度によっては、詐欺で摘発もあり得る事態です。

但し念のためですが、ほしのあきさんの場合は、容疑者としてではなく、今回逮捕された容疑者の詐欺の罪体を裏付ける、勧誘の詐欺性を明らかにするための重要な参考人の一人として、警察が捜査しているのだと思います。被害者のために、友人の実名、依頼内容などを、すべてを具体的に、明らかにして、警察の捜査に協力をしてほしいと思います。

なおほしのあきさんに依頼した「友人」だとされている松金ようこさんの所属事務所が謝罪し「処分を検討」と伝えられていますが、

⇒ テレビ朝日=松金の所属事務所が謝罪「処分を検討」(12/13 18:30)

ただ当の松金さんは、オフィシャルブログで何も経過を明らかにされていないことは、捜査中の事件だとしても、芸能人として不誠実な事だと思います。

いずれにせよ、年末にかけて、この捜査の行方が、とても、気になります。

[参考] ・「ペニーオークション」で逮捕 詐欺容疑、入札ごとに手数料 2012/12/8 2:22 日本経済新聞

 入札のたびに手数料が取られる「ペニーオークション」と呼ばれるインターネットオークションで手数料をだまし取ったとして、京都、大阪両府警は7日、詐欺の疑いで、大阪市中央区の会社役員、鈴木隆介容疑者(30)=不正指令電磁的記録保管罪などで起訴=を再逮捕、同市浪速区の会社員、足立浩之容疑者(30)ら3人を逮捕した。

 ペニーオークションを使った詐欺の摘発は全国初とみられる。鈴木容疑者は容疑を否認、3人は認めている。

 ほかに逮捕されたのは、兵庫県西宮市の会社員、金成貴容疑者(40)ら。4人はいずれも出会い系サイト運営グループの関連会社に勤務。 両府警は鈴木容疑者が主犯格とみている。

 ペニーオークションは入札ごとに少額の手数料が必要。入札が多数回にわたることもあるが、落札できなくても手数料は返金されず、国民生活センターには苦情が寄せられていた。

 逮捕容疑はペニーオークションサイト「ワールドオークション」を開設し、事実上商品を落札することができない仕組みなのに、「激安価格で落札できる」などと表示して落札できるように装い、顧客の女性2人に6~7月、入札に必要な仮想通貨を購入させ、計6千円をだまし取った疑い。

 京都府警によると、サイトは2010年6月までに開設され、運営会社名義の口座に入金が確認されている。

 京都府警は10月、スマートフォンから個人情報を抜き取るウイルスを保管したとして、鈴木容疑者を逮捕。押収した証拠のデータを解析した結果、仕組みが分かった。〔共同〕

2012.12.10

ブログ更新:ついに逮捕!募金詐欺 >難病女児支援の募金は詐欺! 大阪府警 NPO理事ら5人逮捕 =2012年12月11日更新情報あり #大阪 #詐欺 #募金

大阪の地元では、前から、詐欺だと噂になっていたんですが、やっぱり詐欺でした。

募金詐欺は、被害者の多くが、匿名かつ少額の募金をするために、被害者や被害額が特定しにくく、難しい捜査となりますが、こちらは、逮捕にこぎつけた大阪府警にエールを差し上げたいと思います。

関西では、ほかに、最近摘発された事件として、こんな募金詐欺事件があり、

震災義援金集めをシノギに 詐欺容疑で暴力団組長ら逮捕 和歌山=2012.7.9 22:38 産経新聞

こちらは暴力団のしのぎであることがわかっています。

今回の事件も、詐欺募金の被害金の行方について、きちんと捜査され、マスコミに続報が報道されることを望みます。

またこの種の募金詐欺事件では、被害者が特定にしくい関係で、被害者回復が難しいのも特徴です。つまり被害弁償がそもそも難しく、犯罪者が得た違法収益をすべて吐き出させて被害者に還付する、あるいは被害者がわからない場合でも被害者対策に使用する予算とするなどの法制がないと、犯罪者のやり得を許すこととなり、詐欺被害が繰り返される要因となります。

消費者庁ができる前から「違法収益吐き出し法制(違法収益掃出し法制とも言います。)」が議論されてきたのですが、消費者庁が2009年9月にできた後においても、いまだに「違法収益吐き出し法制」が手つかずになっており、日本に存在しないことが、日本を、詐欺天国にしています。

だって1億円の宝くじあてるより、詐欺師になって1億円稼ぐ方が簡単で、仮に逮捕されても詐欺で騙したお金は没収されず、2~3年程度、刑務所に行くだけでいいとなれば、詐欺師になる人が出てしまうのも当然です。

そんな社会にNo!と言える法制度が絶対に必要です。

なおこの種の詐欺の摘発を容易にさせた判決として、 平成22年3月17日最高裁第二小法廷 決定( 刑集 第64巻2号111頁)も見逃せません。

これも関西での募金詐欺の事案ですが、被害者の特定の難しい募金詐欺事案について、個々の被害者を具体的に特定しなくても、詐欺が成立するとした初めての最高裁判決です。


最高裁決定の全文は⇒こちら参照

事案

本件は,被告人が,難病の子供たちの支援活動を装って,街頭募金の名の下に通行人から金をだまし取ろうと企て,平成16年10月21日ころから同年12月22日ころまでの間,大阪市,堺市,京都市,神戸市,奈良市の各市内及びその周辺部各所の路上において,真実は,募金の名の下に集めた金について経費や人件費等を控除した残金の大半を自己の用途に費消する意思であるのに,これを隠して,虚偽広告等の手段によりアルバイトとして雇用した事情を知らない募金活動員らを上記各場所に配置した上,おおむね午前10時ころから午後9時ころまでの間,募金活動員らに,「幼い命を救おう!」「日本全国で約20万人の子供達が難病と戦っています」「特定非営利団体NPO緊急支援グループ」などと大書した立看板を立てさせた上,黄緑の蛍光色ジャンパーを着用させるとともに1箱ずつ募金箱を持たせ,「難病の子供たちを救うために募金に協力をお願いします。」などと 連呼させるなどして,不特定多数の通行人に対し,NPOによる難病の子供たちへの支援を装った募金活動をさせ,寄付金が被告人らの個人的用途に費消されることなく難病の子供たちへの支援金に充てられるものと誤信した多数の通行人に,それぞれ1円から1万円までの現金を寄付させて,多数の通行人から総額約2480万 円の現金をだまし取ったという街頭募金詐欺の事案である。

裁判要旨

 1 街頭募金の名の下に通行人から現金をだまし取ろうと企てた者が,約2か月間にわたり,事情を知らない多数の募金活動員を通行人の多い複数の場所に配置し,募金の趣旨を立看板で掲示させるとともに,募金箱を持たせて寄付を勧誘する発言を連呼させ,これに応じた通行人から現金をだまし取ったという本件街頭募金詐欺については,(1)不特定多数の通行人一般に対し一括して同一内容の定型的な働き掛けを行って寄付を募るという態様のものであること,(2)1個の意思,企図に基づき継続して行われた活動であること,(3)被害者が投入する寄付金を個々に区別して受領するものではないことなどの特徴(判文参照)にかんがみると,これを一体のものと評価して包括一罪と解することができる。

2 包括一罪を構成する判示のような街頭募金詐欺の罪となるべき事実については,募金に応じた多数人を被害者とした上,被告人の行った募金の方法,その方法により募金を行った期間,場所及びこれにより得た総金額を摘示することをもってその特定に欠けるところはない。

[参考]
・拙稿:すべての違法収益を被害者へ返そう!=初出2008年2月22日

難病女児支援の募金は詐欺だった! NPO理事ら5人逮捕=2012.12.10 産経新聞

 大阪府内に実在する難病の女児(5)への支援を訴える街頭募金活動を行い、通行人から現金をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課が詐欺容疑で、大阪市内のNPO法人「W.S.A」役員、中村穣次容疑者(32)ら5人を逮捕していたことが10日、分かった。中村容疑者らは1年数カ月前から大阪市内の繁華街や大阪府泉佐野市内などで嘘の募金活動を繰り返し、数百万円の募金を集めていたとみられる。

カモフラージュNPO、8月になって設立

 府警によると、ほかに逮捕されたのはいずれも同府内の19~58歳の男4人。逮捕容疑は今年11月上旬、泉佐野市内の街頭で、厚生労働省が小児慢性特定疾患に認定している「骨形成不全症」を抱える女児への支援名目で募金活動を行い、数人から寄せられた計千円を詐取したとしている。

 府警によると、中村容疑者らは2~4人で街頭募金を実施。逮捕者以外にも活動していた人がいるという。NPO法人は慈善団体を装うため、難病患者の支援を事業目的として今年8月に設立されていた。

 骨形成不全症は骨の主要成分であるコラーゲンの異常で骨が極端に弱い先天性疾患。骨折が多発したり、骨が変形したりする症状が出る。厚労省が原則18歳未満の患者に、症状や所得に応じて医療費の一部を助成している。女児は重症のため全額補助を受けていたという。

震災義援金集めをシノギに 詐欺容疑で暴力団組長ら逮捕 和歌山 - MSN産経west=2012.7.9 22:38 産経新聞

 東日本大震災の被災地に届ける義援金の募金活動を装い、通行人から現金をだまし取ったとして、和歌山県警組織犯罪対策課と田辺署は9日、詐欺容疑で、和歌山県上富田町の指定暴力団山口組系暴力団組長、松下功容疑者(46)と同県田辺市の同組員、畑口忠史容疑者(46)ら男4人を逮捕した。

 松下容疑者らはアルバイト十数人を雇い、震災の4日後から大阪や兵庫の街頭で“偽募金”を繰り返していたという。松下容疑者は「何も言いたくない」、畑口容疑者は「参加していない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、昨年3月15日から5月18日にかけて、大阪市のJR天王寺駅や兵庫県の阪神尼崎駅などの駅前で、募集したアルバイトに「東日本大震災募金に協力お願いします」などと通行人に呼びかけて義援金を募らせ、集まった現金をだまし取ったとしている。

 実行役のアルバイトらは「関西ボランティア協会」を名乗って活動。県警が「募金活動のアルバイトがある」との情報を入手し、捜査していた。判明しているだけで26カ所、計約38万円を集めており、県警が金の使途を調べている。

2012.12.06

ブログ更新:神世界による組織的詐欺霊感商法事件で斉藤亨被告人に対し実刑判決が出ました。 #cult #religion #ヒーリング #霊感商法 #宗教

本日午後1時30分、東京高等裁判所第805号法廷において、神世界の教祖である斉藤亨に対する組織的詐欺被告事件の控訴審判決宣告期日が開かれ、斉藤亨被告人に対し、第一審判決の懲役5年を若干減刑しつつも懲役4年6月に処するという実刑判決が言い渡されました。

一審の横浜地裁判決に引き続きの実刑判決です。

僕が弁護団長とつとめる、神世界被害対策弁護団では、次のような声明を出しました。

神世界グループは解散しましたが、なお4400人以上の被害者(これは神世界側が推計したものです。)が泣き寝入りになっていると思われ、弁護団としては、放置することはできないと考え、引き続き被害救済を続けることを決定しました。

被害者の方は、とにかく早めにご相談ください。

神世界は、神世界と名乗らず宗教であることもかくし、口当たりのいい「サロン名」をつけて活動してきましたので、多くの被害者が被害にきづかず、泣き寝入り状態となっています。

具体的なサロン名がわからない方も、とにかく、弁護団へ、お問い合わせください。

また斉藤亨被告は、自らを「主」と称して、神世界の教典にあたる『神書』などを駆使し、いわば、信者を恐怖で縛る、すなわち「マインドコントロール」の手法を使用していました。

そのため、今なお、声をあげること自体に恐怖を感じる被害者もいます。

少しでも、心当たりのある方は、怖がることはありません。ぜひ弁護団にご相談を!

⇒できるだけ早く僕が団長をつとめる神世界被害対策弁護団へ連絡を!


03-3515-6681


弁護団声明

神世界による組織的詐欺事件の控訴審判決に関する声明

-斉藤亨被告人の実刑判決を受けて-

平成24年12月6日

東京都千代田区麹町4丁目7番地
麹町パークサイドビル3階
リンク総合法律事務所
電 話 03-3515-6681
FAX 03-3515-6682
神世界被害対策弁護団
団  長 弁護士 紀 藤 正 樹
事務局長 弁護士 荻 上 守 生
外28名

 当弁護団は、平成19年12月、斉藤亨を頂点とする神世界グループによる組織的詐欺事件の被害者らの被害回復等を目的として結成された弁護団です。当弁護団は、この間6年にわたり、「ヒーリング」「御祈願」「御霊光」などの効能をうたって組織的詐欺を続けてきた神世界グループによる被害者の救済活動を行ってきました。

 そして本日、丸6年を経て、ようやく東京高等裁判所第805号法廷において、神世界の教祖である斉藤亨被告人に対する組織的詐欺被告事件の控訴審判決期日が開かれ、同被告人に対し、懲役5年の第一審の実刑判決がほぼ維持され、懲役4年6月の実刑判決が出され、組織的詐欺が有罪とされたことは、非常に大きな意義があると考えています。

 同判決は、「神世界事件」の被害の実態、すなわち教祖の指示で、宗教行為に仮託してなされた組織的詐欺による金銭収奪の悪質性、死者すら出している悪質な団体であるという真実を直視し、第一審判決後に、神世界側が、弁護団で受任している被害者に対し被害弁償(130名約5億1500万円)を行ったことなどを考慮しても、なお神世界の被害総額が約180億円にも及び、全ての被害弁償額を考慮しても全体の被害額のわずか7%(被害者数では6%)に満たず、今なお、神世界側の推計を前提としても4441人もの被害者の救済が行われていおらず、泣き寝入りを強いられ、他方、斉藤亨被告人らは「違法かつ不当な収益」を確保しているなどの被害実態も十分考慮したうえで、実刑判決を選択し減刑をほとんどしなかったのであり、当然のこととして評価できます。
加えて高裁判決においても、教祖の指示で宗教行為に仮託してなされた金銭収奪行為が組織的詐欺行為にあたるとの認定が維持されており、この点は統一協会(世界基督教統一神霊協会)に代表されるいわゆる霊感商法による被害が絶えない中、画期的な意義を有するものと評価できます。

 さらに同判決は、宗教団体の教祖が、宗教活動について詐欺にあたることを自白した、わが国における戦後の宗教史上初の事件です。神奈川県警の現場の警察官、立件に漕ぎ着けた横浜地検の検事が、被害者の悲痛な叫びに真摯に耳を傾け、慎重かつ粘り強く捜査を継続され、教祖斉藤亨をはじめとする幹部らの組織的詐欺による有罪判決を得るまでにご尽力されたことについて、改めて敬意を表しますし、このご尽力が、深刻な霊感商法による詐欺被害の救済に繋がったことについて、捜査機関においては、良き先例として、今後は、積極的に悪質な霊感商法の摘発を進めていただきたいと願う次第です。

 もっとも、この「神世界事件」では、大きな課題も残りました。
日本社会においては、未だに統一協会のみならず、「ヒーリング」「占い」「鑑定」「自己啓発セミナー」などを手段とした霊感商法やスピリチュアル商法を行う団体、個人が跳梁跋扈しており、深刻な被害が続発しておりますが、これらの霊感商法、スピリチュアル商法に対する捜査機関による詐欺罪、組織的詐欺罪による立件は、現状においても抑制的に過ぎる言わざるを得ません。

 宗教やスピリチュアルなどを理由に、捜査機関の詐欺罪、組織的詐欺罪による立件を躊躇する姿勢が、霊感商法、スピリチュアル商法による被害を結果的に放置し続けることになっております。現に、「神世界事件」においても、平成22年3月までの横浜地検の抑制的な姿勢が、「神世界事件」の立件を遅らせ、立件範囲の縮小に繋がり、深刻な被害実態に見合った事件化と判決における量刑という意味で、不十分な結果となったことは否定できません。
 
 本日、教祖斉藤亨被告人は実刑判決となったものの、被害総額約180億円、医療機会の遅延により幼児2名、成人2名の死者を出している極めて悪質な団体の被害実態に比して不当に軽い判決と言わざるを得ず、刑事責任を問われたサロンの経営者は一部に留まり責任を問われた経営者らにも執行猶予判決が言い渡されたのみです。
 しかも斉藤亨他被告人を含めた神世界の幹部だった被告人らは、自らに神霊能力があったと主張して確定的故意を否定し、未必的故意であったなどと強弁し、さらにはサロン経営者の一部は活動を再開させているとの情報も伝わってきており、真に反省をしているとは到底考えられず、霊感商法を再開する危険性が高いと思われます。
 当弁護団としては、引き続き神世界の活動を注視して警戒し続けるともに、これまでに被害回復ができたのは約12億円と被害総額のわずか7%(被害者数では6%)に満たず、なお4400人以上の被害者の存在がうかがえることから、引き続き被害者の方々の相談窓口を設けて被害回復に努めて参りたいと考えております。

以上



[神世界に関する参考情報]
僕のブログ=カテゴリー「2007-12 神世界=びびっととうきょう=えんとらんすアカサカ(-霊感商法事件)」


・拙著『マインドコントロール』でも、神世界事件に言及しています。ぜひ読んでご感想を!

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2012.12.04

ブログ更新:中央道笹子トンネル崩落事故:怒!他人のせいにする理屈にだまされるな!!>今日のニュースには驚いた=中央道トンネル崩落:9人死亡 他の4社は打音検査 中日本高速、きょう捜索-毎日新聞2012年12月4日付け #笹子トンネル #崩落 #中央道

今日の毎日新聞朝刊のニュースが本当なら、つまり中日本高速道路株式会社は最初はやっていた打音検査を途中からやめたのか、他社がやり始めたのに放置していたのか、のいずれかとなります。

傷害致死の容疑が色濃いです。

念のためですが、公団改革・公共事業費圧縮などが、一因だという「他人のせいにする理屈」を述べる人がいますが、それは大きな間違いです。

そもそも

1 他社はやっています。

2 今回の事故は明らかに消費者被害です。消費者はわざわざ高速料金を支払って高速道路を利用しています。消費者は、高い料金を支払って、安全安心を買っているはずです。

代表取締役社長CEO金子剛一のあいさつ

「保全・サービス事業」につき「より安全な道路へ」をうたう企業理念 

3 目視ではなく打音によるチェックがアイデアとしても方法としても、おそらく費用的にも大変な確認方法ではありません。

4 ですから本来なら身銭を切ってでもやるべき問題です。しかも中日本高速道路株式会社は黒字です。

平成24 年3月期決算情報(平成24 年6月7日)=PDF

5 費用がかかるというのは、天下り企業の問題ではないかと疑います。他人のせいにする前に、保守点検会社、修善管理会社の実態を調べる必要があります。

グループ会社=PDF 

6 しかも昨年、東北大震災で天井崩落事故が相次いだのに、何ら天井を点検していなかったのは、もはや衝撃です。東京でも、九段会館では、天井崩落事故で死者が出ているんです。

都内で4人死亡、けが60人超 九段会館の天井崩落=2011/03/12 00:22 【共同通信】

7 国交省の問題としても、トンネルの天井につき、何ら耐震基準を検討せず、見直しもしなかったというのも驚きです。

つまり今回の調査は、産業育成省庁の国交省に任せては、自らの責任回避のために、他人のせいにし、真実が明らかにならない可能性すらあります。

消費者の安全安心の確保の観点から、消費者庁も調査に乗り出すべきです。

本日現在でも、消費者庁が調査に入ったという報道がありません。消費者行政の司令塔、エンジン役である消費者庁においては、驚くべき感覚の鈍さです。消費者庁のシンボルマークが泣くというものです。

消費者庁シンボルマーク


報道各社も、当然に所轄として調査に乗り出した国土交通省、そして警察だけでなく、消費者庁(小平忠正消費者庁担当大臣にも)に、きちんと取材をすべきだろうと思います。

↓以下記事の下線及び着色は紀藤

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中央道トンネル崩落:9人死亡 他の4社は打音検査 中日本高速、きょう捜索- 毎日jp(毎日新聞). 毎日新聞 2012年12月04日 東京朝刊

 9人が死亡した山梨県大月市の中央自動車道上り線・笹子(ささご)トンネルの天井板崩落事故で、同じつり天井式のトンネルを持つ高速道路会社はいずれも、中日本高速道路が行っていなかった内壁とつり金具のボルト接合部の打音検査をしていることが3日、毎日新聞の調べで分かった。国土交通省の担当者は「元は同じ旧道路公団なのにどうして」と驚く。県警は4日に業務上過失致死傷容疑で同社の本社(名古屋市)や八王子支社など6カ所を家宅捜索する方針。

 中日本高速は今年9月を含む過去の点検で、トンネル最上部の内壁とつり金具のボルト接合部については双眼鏡による目視にとどめ、打音検査は「一度もした記録がない」ことを明らかにしている。同社幹部は「笹子トンネルの場合は(足場となる)天井板から最上部まで高さ5メートルもあり、打音が困難だった」と釈明する。

 だが同様のつり天井式のトンネルを持つ高速道路会社(4社)に聞いたところ、東日本高速、西日本高速、首都高速道路はいずれもボルト接合部や周辺の打音検査を実施。阪神高速道路は目視後必要と判断した場合に実施していると回答した。

 各社は作業用の脚立を設置するなどし、高所の点検に対応。東日本でも天井板から最上部まで約2〜3メートルのトンネルがあるが、同社の担当者は「打音は必要な検査だ」と話す。

 中日本によると、点検は各社ごとに要領を定めて実施。同社は民営化後の06年4月に点検マニュアル「保全点検要領」を策定したが、天井板の点検について「目視による確認をするなどの配慮が必要」としただけで、打音検査は定めなかった。

 国交省道路局の幹部は「元は旧道路公団10+件の同一組織なのに、中日本が他社同様の点検をしていなかったことは驚きだ。インフラの安全確認は常に強化すべきで、問題を精査する必要がある」と話す。

 同社によると、トンネル最上部のコンクリートの内壁には、T字形鋼材(長さ6メートル、幅40センチ)が1本につき16本のボルト(長さ230ミリ、直径16ミリ)で固定され、この鋼材1本につき、つり金具(2・8トン)5本の上端が1・2メートル間隔でつないであった。この内壁に13センチ埋め込まれたボルトが脱落していたことが判明した。ボルト固定には接着剤も使われていたという。
3日夜に開いた記者会見で同社幹部は「ボルトの周辺に問題があった」としたうえで、ボルトや内壁のどの部分が劣化していたかは「予断を持たず(社内に設けた)調査委員会で調べる」と話した。

 つり天井の設備はトンネル開通(1977年)当時からあり、ボルトを交換した記録はない。耐用年数は定められていないという。

 一方、県警は3日、トンネル内を実況見分。午後8時前、大月市側のトンネル出口から、最後まで現場に残されていた乗用車をブルーシートにくるみ、レッカー車で搬出した。

 またトラックに乗っていた山梨県甲斐市富竹新田の会社員、中川達也さん(50)の死因を胸と肺の損傷による呼吸障害と発表した。ワゴン車から発見された東京都内の20代男女とみられる5人と、乗用車に乗っていた県内の60〜70代男女とみられる3人の計8人はいずれも焼損が激しいため、身元は分かっていない。歯型やDNA鑑定で特定を進める。

 中日本高速の金子剛一社長は3日午後、山梨県内で一部の遺族と面会して謝罪した。【高橋昌紀、山口香織、片平知宏】

[参考]

中央道トンネル崩落:同じ構造のトンネル 緊急点検指示- 毎日jp(毎日新聞). 毎日新聞 2012年12月02日 20時55分(最終更新 12月03日 00時04分)

 国土交通省は国内の高速道路6社に対し、崩落事故が起きた中央自動車道笹子トンネルと同じつり天井式のトンネルを緊急点検するよう近く指示する。同省によると、東日本・中日本・西日本の高速道路3社だけでつり天井式は二十数カ所、中日本高速道路によると12カ所ある。同社管内では笹子トンネルの他、中央道恵那山トンネル(長野県−岐阜県)▽東名高速都夫良野トンネル(神奈川県)▽新東名高速富士川トンネル(静岡県)の3カ所。樋岡徹也】


中日本高速道路が発表した天井板が設置されているトンネルは以下の通り。

【東日本高速道路】

(1)圏央道 菅生トンネル(東京都)

【中日本高速道路】

(2)中央道 笹子トンネル(山梨県)

(3)中央道 恵那山トンネル(長野−岐阜県)

(4)東名高速 都夫良野トンネル(神奈川県)

(5)新東名高速 富士川トンネル(静岡県)

【西日本高速道路】

(6)第2京阪道 京田辺トンネル(京都府)

(7)第2京阪道 長尾東トンネル(大阪府)

(8)第2京阪道 長尾台トンネル(同)

(9)山陽道 志和トンネル(広島県)

(10)山陽道 安芸トンネル(同)

(11)山陽道 武田山トンネル(同)

(12)国道2号 関門トンネル(山口−福岡県)

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