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2012.01.31

sun神世界側と全面勝訴的和解が成立!

2007年から早5年、長年取り組んできた神世界の問題で、

1 昨日の裁判期日で、神世界に対して不法行為損害賠償請求の裁判を提訴していた全被害者原告48名に対し、神世界側から約3億5000万円を支払せる旨の裁判上の和解をし、

2 さらに裁判期日に引き続いて、当リンク総合事務所で行われた和解交渉において、僕が弁護団長をつとめる神世界被害対策弁護団で、裁判外での交渉事件を受任していた全被害者65名に対し、神世界側から約1億5000万円を支払せる旨の和解し、

これにより、昨日までに神世界被害対策弁護団で受任していた全依頼者について、被害者の被害を回復させる和解が成立しました。

そして本日、和解後の第1回目の支払いが神世界側から支払われてきたことを受けて、先ほど午後3時に東京地裁内の司法記者クラブにおいて、記者会見を行いました。

裁判を提訴した被害者については、被害実損に加え、慰謝料、弁護士費用、遅延損害金を含めたもので、ほぼ請求認諾に等しい全面勝訴的和解となりました。裁判という多大な労力が報われた形となっています。

まだ神世界事件の刑事事件は続いています。

そのためまだまだ弁護団の活動は続きます。

被害者の泣き寝入りをなくすためにも、被害者が声を上げることが重要です。躊躇されず、当弁護団に相談していただければと思います。

以下は、神世界被害対策弁護団の声明です。

神世界事件の和解成立についての声明

平成24年1月31日

関係各位

神世界被害対策弁護団 団長 弁護士 紀 藤 正 樹

お問い合わせ先

東京都千代田区麹町4丁目7番地
麹町パークサイドビル3階
リンク総合法律事務所
神世界被害対策弁護団
事務局長 弁護士 荻 上 守 生

telephone 03-3515-6681
fax 03-3515-6682

1 神世界被害対策弁護団は、平成19年12月20日の、神奈川県警による有限会社神世界及び同関連団体(以下、「神世界」とします。)に対する家宅捜索をきっかけに、神世界による霊感商法の被害者救済を目的として、全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属し、宗教法人世界基督教統一神霊協会(統一協会)が組織的に行う霊感商法問題に取り組んで来た弁護士を中心として結成されました。

 弁護団結成後、神世界から多額の金銭を騙し取られたという多くの被害者の方々からの相談が寄せられました。

 多くの被害者の方々や神世界の元スタッフ、神霊能力があるとされていた神世界の元先生らからの情報提供によれば、神世界は、「癒し」、あるいは、「ヒーリング」という耳当たりのいい宣伝文句により一般市民を勧誘し、真実の目的が神世界が組織的に行っている資金獲得活動を目的としているにもかかわらず、殊更にこれを秘し、被害者の抱える悩みや問題点を言葉巧みに聞き出し、その原因が、体に貯まっている毒素や先祖の因縁であって、御霊光・御祈願によって病気がよくなる、などと虚偽事実を断定的に申し述べて被害者らの不安感・恐怖感を煽り、悩みや問題点を解決するためには御祈願や御礼など様々な名目で金銭を支払うしかないと畏怖・誤信させ、多額の金銭を支払わせてきた団体であることが分かりました。

2 弁護団としては、神世界による「神書」「ライセンス」「お肉筆」等の物品販売や、「ヒーリング」「御霊光」「御祈願」を名目とする多額の金銭収奪行為は、いわゆる典型的な霊感商法であり、詐欺ないし組織的詐欺にあたるものと判断し、被害者の方々の損害賠償請求及び神奈川県警及び横浜地方検察庁に、詐欺ないし組織的詐欺での告訴を行ってきました。

 被害者の方々の損害賠償請求につきましては、平成20年中に、被害者87名、被害総額2億4603万6272円の損害賠償請求の通知書を、順次4回送付しました。

 当初、神世界は、和解の意向を示していたものの、代理人に笠原静夫弁護士が就任すると、一転して賠償責任を否認したため、平成21年5月25日に第一次提訴(原告17名、訴額1億7313万463円)、平成21年12月25日に第二次提訴(原告24名、訴額7426万5792円)、平成22年12月17日に第三次提訴(原告1名、訴額1419万195円)、平成23年9月14日に第四次提訴(原告6名、訴額2097万6248円)を行いました。原告は、合計48名、請求金額は2億8256万2698円です。

 神世界は、民事訴訟において不法行為責任を全面的に争うだけでなく、その機関誌である神世界新聞で、弁護団を誹謗中傷するなどしておりましたが、平成23年9月12日、斉藤亨が組織犯罪処罰法の組織的詐欺容疑で逮捕され、その後起訴されたことをきっかけに、刑事事件で、神世界幹部らが全面否認していた組織的詐欺について認めるに至り、民事訴訟においても、平成23年11月9日の口頭弁論期日において、和解を申し入れてきました。
 
 神世界が申し入れた和解の内容は、民事訴訟の原告については、支払わされた金額、慰謝料、弁護士費用、遅延損害金のほぼ全額である合計3億5048万1718円を支払う内容であり、裁判外で請求をしている65名についても請求額の合計1億5150万5728円を支払う内容であり、請求を認諾するに等しい内容となりましたので、弁護団としても、和解を受諾することとし、昨日和解が成立しました。これをもって、当弁護団にご依頼いただいた被害者の被害回復については、全面的に解決する目途が立ちました。平成19年以来、神世界の問題を、社会問題として取り上げ続けていただいたマスコミ各位、粘り強く捜査を継続し、組織的詐欺による立件を実現した神奈川県警、横浜地検に対しては、重ねて感謝と敬意を表します。

3 もっとも、今回の和解により回復された被害は約5億円にすぎず、平成13年から平成19年までの間の神世界の売上げが、少なくとも189億円もあることからすれば、被害回復は、微々たるものに過ぎません。
また、刑事事件においては、神世界において、適切な機会に医療を受けられなかったことなどにより子供を含む数人の死者が出ていたことも明らかになりました。

 今般、神世界が損害賠償責任を全面的に認めたため、和解となりましたが、刑事事件の被告人質問における杉本明枝、淺原史利は、未だに神霊能力があった、御霊光による奇跡はあるなどと供述しており、心からの反省の態度を示しているとは思われません。

 したがって、当弁護団としては、今後も、神世界の活動の動向については注視していく所存であり、被害者の救済に注力する所存です。 

 以上


「神世界」訴訟、賠償支払いで和解成立 =TBSニュース

2012.01.28

thunderどうも千葉成田ミイラ事件を引き起こしたSPGFの教祖の高橋弘二氏は僕が嫌いなようです。#spgf #cult #religion

あのミイラ化遺体事件を引き起こし、殺人罪に問われ有罪となり服役した高橋弘二教祖が率いるSPGFのホームページを見ると、ほぼ毎日、僕の名前が満載です。

SPGFの主張は、要するに千葉成田ミイラ事件(SPGF側の呼称)は冤罪であり、僕が冤罪を仕掛けたということですが、僕がSPGFに冤罪を仕掛けたという事実自体が、もはや冤罪です(^_^;)。

被害者が出た犯罪につき何ら反省せず、僕や被害者側を罵倒し続けるSPGFと高橋弘二氏は、真に猛省し、被害者に謝罪すべきです。

名誉棄損罪等で刑事告訴することも検討せざるを得ない状況です。

SPGF RESEARCH出版 千葉成田ミイラ事件①の再審支援の会 » 千葉成田ミイラ事件の被害者とされる小林晨一氏は当局に殺された。死因は当然捏造された。くも膜下出血をシャクティ治療で完治させたの は高橋弘二。2010年7月29日シャクティ治療とは何かを、高橋弘二は自責で冤罪立証した。

[参考]
LINCSPGF情報=旧ライフスペース情報
・元殺人罪の受刑囚である高橋弘二氏の1999年当時の素顔⇒映像 http://www.youtube.com/watch?v=j8s80FxqRVc

2012.01.25

basketball僕の二日前2012年1月22日20:00:45のTweetの反響が大きいので少し調べてみました⇒なんと公文書管理法には罰則がない! #jishin #jisin #genpatsu #fukushima

総理大臣を本部長とし全閣僚がメンバーの政府の「原子力災害対策本部」が、議事録をまったく作成しなかったという問題に関し、

「内閣府のホームページ」には、

公文書管理制度 ‐ 内閣府について、やたらいいことが書いてあるが・・・・・・・

  公文書等(国の行政文書等)は国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録であり、国民共有の知的資源です。このような公文書等を適切に管理し、その内容を後世に伝えることは国の重要な責務です。

  公文書管理法(「公文書等の管理に関する法律」(平成21年法律第66号))は、このような公文書等の管理に関する基本的事項を定めること等により、行政が適正かつ効率的に運営されるようにするとともに、国及び独立行政法人等の有する諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的として制定され、平成23年4月1日に全面施行されました。

 内閣府では、国の行政機関や独立行政法人等において公文書管理法の適正かつ円滑な運用が行われるよう推進しています。


なんと、この公文書管理法には、罰則がない! 今国会でも改正が必要ではないか!
与党は自ら改正案を提出すべきだし、野党も対案を出し、徹底追及すべきだろうと思う。

公文書等の管理に関する法律.

(目的) 第一条  この法律は、国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであることにかんがみ、国民主権の理念にのっとり、公文書等の管理に関する基本的事項を定めること等により、行政文書等の適正な管理、歴史公文書等の適切な保存及び利用等を図り、もって行政が適正かつ効率的に運営されるようにするとともに、国及び独立行政法人等の有するその諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とする。

(中略)

第四条  行政機関の職員は、第一条の目的の達成に資するため、当該行政機関における経緯も含めた意思決定に至る過程並びに当該行政機関の事務及び事業の実績を合理的に跡付け、又は検証することができるよう、処理に係る事案が軽微なものである場合を除き、次に掲げる事項その他の事項について、文書を作成しなければならない。

一  法令の制定又は改廃及びその経緯

二  前号に定めるもののほか、閣議、関係行政機関の長で構成される会議又は省議(これらに準ずるものを含む。)の決定又は了解及びその経緯

三  複数の行政機関による申合せ又は他の行政機関若しくは地方公共団体に対して示す基準の設定及びその経緯

四  個人又は法人の権利義務の得喪及びその経緯

五  職員の人事に関する事項

[参考]
僕の二日前2002年1月22日20:00:45のTweet

まとめ=驚愕!国民的損失どころか犯罪の匂いさえする→総理大臣を本部長とし全閣僚がメンバー:NHK 原発事故議事録作成せず http://t.co/M0SvjQj8 管政権の原発事故時の閣僚名簿。議事録不作成問題きちんと検証することが必要⇒http://t.co/gklkmTUe


2012.01.24

sun明日、無料の医療過誤・薬害110番が開催されます。 第二東京弁護士会の主催です。

既にお知らせしたとおり、美容医療問題のトラブルについて、今週月曜日2011年1月23日から、国民生活センター主催で、

「美容医療・契約トラブル110番」

が開催されています。

この110番に連動したわけではないのですが、僕が委員長をつとめる消費者問題対策委員会では、より深刻な、美容医療過誤を含む医療過誤全般・薬害の問題などについて、

医療過誤・薬害110番

を開設します。

相談は無料です。しかも深刻なご相談には、電話だけでなく弁護士が面談で対応することも予定して準備しています。

この機会に、お悩みの方は、僕が委員長をつとめる消費者問題対策委員会所属の専門の弁護士が応対します。ぜひどうぞ!

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>医療過誤・薬害110番のお知らせ

医療過誤(薬の処方なども含む)による被害を受けた方を対象に無料相談会をおこないます。

【実施日時】

>2012年1月25日(水)10時~16時

【電話番号】

>03-3501-7421】

 ※電話相談当日(1/25)のみの臨時番号です。

詳しくは下記リンクのPDFファイルをご参照ください。

医療過誤・薬害110番のお知らせ

[参考]
第二東京弁護士会「高額美容医療に関する意見書」

 当弁護士会は、国に対し、高額美容医療に関わる消費者被害を抑止するための対策を講じることを求めるべく、2011年12月14日、以下の意見書を厚生労働大臣・消費者庁長官・内閣府消費者委員会委員長等に提出いたしました。

2012.01.23

snowどか雪 あまりにも綺麗!

事務所会議室のベランダから。

まるで映画のワンシーン。


[どか雪綺麗!

2012.01.21

impact来週急増する美容医療問題のトラブルについて、「美容医療・契約トラブル110番」が開催されます=あの廃止されるかもしれない国民生活センターが主催 #110

急きょ、急増している美容医療の被害に関し、国民生活センターが、

来週月曜日2012年1月23日から27日にかけて、「美容医療・契約トラブル110番」を開催することになりました。

実は、昨年2011年12月14日、僕が委員長をつとめる第二東京弁護士会消費者問題対策委員会では、「高額美容医療に関する意見書」を作成し、第二東京弁護士会内の民主的な討議を経たうえで、弁護士会の名義で、厚生労働大臣・消費者庁長官・内閣府消費者委員会委員長等に提出していたところでした。


「美容医療・契約トラブル110番」の開催について_国民生活センター.


2012_biyo110


無料です。この機会にどうぞ!

電話番号は

03-5793-4110 10時から16時


以下、詳細な実施要領です。

 医療脱毛、脂肪吸引、シミ取り、二重まぶた手術、包茎手術などの“美容医療サービス”に関する相談が多く寄せられています。中でも、カウンセリングを受けるつもりで美容クリニックに行ったら契約を急(せ)かされたり、不安をあおられて高額な契約をしてしまう等の勧誘方法に問題がある相談が大変多く寄せられています。そこで、国民生活センターにおいて、下記の通り“美容医療・契約トラブル110番”を実施いたします。

実施期日 :2012年1月23日(月曜)~27日(金曜)

実施時間 :10時~16時

相談特設番号 : 03-5793-4110 ((美容医療トラブル)いつかなくそうよ110番)

対象 :脂肪吸引、豊胸手術、包茎手術など「美容のための医療サービス」
•クリニックに行ったら、その日のうちに手術することになってしまった!
•解約したいが解約料が高い!
•必要のない施術を勧められて、高い料金を請求された!

などの勧誘方法、契約内容に関する相談を受け付けます。


 
[参考]
第二東京弁護士会「高額美容医療に関する意見書」

 当弁護士会は、国に対し、高額美容医療に関わる消費者被害を抑止するための対策を講じることを求めるべく、2011年12月14日、以下の意見書を厚生労働大臣・消費者庁長官・内閣府消費者委員会委員長等に提出いたしました。


2012.01.20

thunderこれは速報⇒ついに安愚楽牧場に家宅捜索が入りました。 獣医師法違反 #agura

以下、共同通信の速報です。

宮崎県警による獣医師法による捜査ですが、本社にも家宅捜索が入ったようであり、今回の捜査により、詐欺や預託法の捜査が大きく進展することを期待します。

なお宮崎県において口蹄疫の第一例が発見されたのは2010年4月20日、終息宣言は2011年8月27日です。

この間の口蹄疫と安愚楽問題については、発生時の農水副大臣であった山田正彦衆議院議員著『実名小説 口蹄疫レクイエム 遠い夜明け 』(ロングセラーズ )2011年6月/27日が詳しいです。

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僕の口蹄疫問題についての発言について主なものは、

→BLOG
2011.10.07 安愚楽被害:今回の安愚楽問題は、消費者庁の不祥事と評価できるレベルに達しています。  #agura

2010.08.02 宮崎口蹄疫被害は誰の責任か?

→TWITTER
口蹄疫問題に関する宮崎県のこの調査報告書をよく読んでから意見を出してください。口蹄疫問題自体、極めて大きな問題であり、別件というレベルで片づけられては被害者が浮かばれません>@sinseihin http://t.co­/E97kYNA3 #agura


[参考]
破産の安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反容疑 =2012年01月20 日 02:02 【共同通信】

 破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、宮崎県内の同社農場で牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、宮崎県警が獣医師法違反容疑で安愚楽牧場本社や、宮崎県内の農場など数カ所を家宅捜索したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 口蹄疫の被害に遭った宮崎県川南町の畜産農家の男性2人が昨年10月、同容疑で獣医師を告発。県警は、この獣医師や、牧場の元従業員などから任意で事情を聴いた。

 捜査関係者によると、家宅捜索は昨年12月中旬、本社や児湯第7牧場(宮崎県川南町)など数カ所で実施した。

安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反疑い =2012年01月20日 共同通信

 破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師が本県内の同社農場で牛を自ら診断せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、県警生活環境課と高鍋署が19日までに、獣医師法違反容疑で同社本社や本県内外の直営牧場などを家宅捜索したことが分かった。

 県警によると、家宅捜索したのは同社本社や、不適切な対応があったとされる、口蹄疫感染疑い7例目となった川南町の直営農場など数カ所。獣医師や当時の従業員ら関係者から任意で事情を聴いているという。

2012.01.19

crown今年2012年(第17回)(2012/1/21 sat)の消費者問題リレー報告会のお知らせ 短いですが安愚楽も取り上げます #agura

急ですが、今週土曜日(1月21日)に、

参加すれば、日本の現在の消費者問題がほぼ網羅的に理解できる「第17回 消費者問題リレー報告会」が開催
されます。

ぜひこの機会に、消費者被害の救済の勉強を!

⇒「消費者問題リレー報告会のチラシ」です。お申込みはこちからかお願いします。
ちらし-「20120121.pdf」をダウンロード

様々な消費者問題を取り上げます。総花的に消費者問題を知る良い機会です。

僕は、今年は、安愚楽牧場問題で、報告します。

参加していただけると、珠玉の資料集ももらえます。

ぜひご参加を!


1.ご案内

1996年から毎年、新年早々、東京で、消費者法ニュース発行会議主催の「消費者問題リレー報告会」を開催しています。毎回、学者、研究者、弁護士、司法書士、相談員、修習生、ロースクール生ら消費者問題に興味のある様々な方々が多数参加されています(前回の参加者は約180名でした)。

報告会では、きわめて悪質な詐欺商法の横行や大規模事業者の破綻に対し、消費者がどのように守られ、戦えるのか、最先端の実務の取り組みや司法判断が報告されます。また、悪用される法のすき間をなくせないのか、立法・法改正の課題や、消費者委員会の活動など消費者行政をめぐる動きも探ります。恒例の弁護団・諸団体の活動報告もなされます。報告会終了後には懇親会・交流会も行います。是非ご参加ください。

ご参加希望の方は、1月13 日までに、釜井宛FAX(03-5951-6944)またはメール(ikebukuroshimin@nifty.com)にてお申し込み下さい。

【日時】2012年1月21日(土)午後0時~午後5時30分

(懇親・交流会は午後6時~7時半)
【場所】弘済会館4階「菊」(裏面地図参照)

(懇親・交流会は4階「桜」)
(東京都千代田区麹町5-1、電話03-5276-0333)

交通:
●JR総武・中央線四谷駅麹町出口徒歩5分
●地下鉄丸ノ内線・南北線四谷駅1番出口徒歩5分
●地下鉄有楽町線麹町駅2番出口徒歩5分

( 地図) http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html

【会費】(会場費・資料代)

弁護士・司法書士・学者3000円、その他の方2000円

2.リレー報告(予定)

○消費者問題関連立法・政策への取組

消費者委員会、国センをめぐる状況、債権法改正、有料老人ホーム、クレジット物
販枠悪用問題、生活保護・貧困問題、消費者教育推進法etc

○弁護団・研究会活動
証券・先物研、PL弁護団、賃貸借契約に関する一連の最高裁判決と消費者契約法の分析、投資被害救済活動・ヴァーチャルオフィス問題、金融ADR、決済代行・電子マネー問題、リース被害、欠陥住宅、出会い系サイト被害、安愚楽牧場(発表は紀藤)、茶のしずく、L&G、近未来通信、霊感商法(紀藤も少し)、フランチャイズetc

○日弁連、日司連、消費者関係団体、司法書士等の活動.....etc

◎本件についてのお問い合わせは、弁護士釜井英法へ
(池袋市民法律事務所TEL03-5951-6077 FAX03-5951-6944)

(FAXの場合:03-5951-6944)
-------------------------------------------------------------------------------------------
リレー報告会参加申込書

氏名( )

電話( )

住所( )

所属学者・弁護士・司法書士・相談員・学生・司法修習生・その他


2012.01.10

thunder対東京電力慰謝料損害賠償請求事件 傍聴等支援のお願い #jishin #jisin #genpatsu #fukushima #tepco #touden

本格的な審理が、いよいよ今年から始まります。

-東京電力を被告とした、原子力損害賠償請求訴訟は、僕が弁護団長をつとめる原子力損害賠償請求訴訟弁護団の支援事件になったことを受けて、東京簡裁から東京地裁に移送されました。

本格的な審理は、次回からです。

東電を追い詰めていくためにも、原発問題に関心がある方は、ぜひ、傍聴とご支援していただきますようお願い申し上げます。

日 時:平成24年2月16日(木)午前11時~

場 所:東京地裁508号法廷(5階)

裁判所の構成部:25部単3係

すべての審理は公開です。
よろしくお願いします。


2012.01.03

thunderオウム真理教事件:平田信容疑者と假谷さん拉致殺害事件との関わり #aum #cult #religion 2014年3月6日更新

2011年1月1日の平田信容疑者の任意出頭と逮捕が報じられていますが、同容疑者と假谷さん拉致殺害事件との関わりについて、以下、概略をまとめておきます。

平田容疑者にとっては、最低限、以下の容疑がかかっており、平田容疑者が、過去にきちんとけじめをつけ、オウムと決別を付けるかは、オウム事件についてのすべての事実関係につき、同人が正直に話すことが必要となってきます。そして、このことが、唯一かつ真の被害者への謝罪と慰藉につながるのだと思います。

平田信に対する麻原彰晃こと松本智津夫に対する東京地裁平成16年2月27日判決の事実認定から、以下、引用

「假谷事件」部分のみ引用 

ⅩⅡ 假谷事件

[第1(逮捕監禁致死)の犯行に至る経緯]

 1 假谷清志は,平成7年2月当時,東京都江東区内の自宅に居住し,東京都品川区の目黒公証役場に事務長として勤めていた。假谷の実妹である仁科愛子は,昭和62年,夫から公証役場が1階にある建物及びその敷地等を相続し,その2階に居住していた。

 2 仁科は,平成5年10月ころ,ヨーガ教室で知り合った教団信者のヨーガ指導者に誘われ,健康のためにヨーガ修行をすることとし,教団の在家信徒となり,東京総本部道場に通うようになった。仁科は,東信徒庁長官の飯田エリ子らから布施を勧められ,平成7年1月20日ころまでに教団に合計約6000万円の布施をし,そのうち4000万円は同月20日ころ直接被告人に手渡し,その際,被告人から,早く出家するよう言われた。飯田や○○○○○○は,被告人の意を受け,仁科を出家させて仁科方土地建物を含む資産すべてを布施として教団に拠出させるため,仁科に対し執ように出家を勧め,薬物を使用したイニシエーションを施すなどして,出家することを同年2月中旬ころ承諾させ,その後は,仁科を出家前の信者として東京総本部道場に寝泊まりさせ,信徒対応の上手な中村昇に仁科と面談させるなどして全財産を教団に拠出するよう働き掛けた。仁科は,假谷やその家族らに譲るつもりであった仁科方土地建物を含めすべての財産を教団に取り上げられてしまうことを危惧するなどしていたところ,同月24日,友人を入信させるために強羅に行くと言い置いて東京総本部道場を出,教団に連絡することなくその日は知人方に,25日と26日は假谷方に,27日は別の知人方に泊まり,その間假谷や知人らと話合いをするなどして悩んだ末,後記のとおり,同月28日午後5時ころ,東京総本部道場に電話し,教団に出家するのをやめる旨○○○に伝えた。

 3 ○○○は,同月26日,仁科が2日間も東京総本部道場に戻らず連絡もないため,中村昇や飯田にそのことを報告した。中村昇及び飯田は,仁科から従前仁科方土地建物を実兄ら親族に譲渡する約束があると聞いていたことから,仁科の親族が仁科方土地建物を布施されるのを阻止するために仁科をらちした可能性があると考え,CHS大臣の井上に仁科を捜す手伝いを頼んで井上の配下の松本剛や平田悟をよこしてもらい,同日から翌27日にかけての深夜,公証役場の様子を見にいくなどしたが仁科の所在を突き止めることができず,被告人に電話でその旨連絡した。
 中村昇,飯田及び○○○らは,同月27日昼ころ,公証役場の付近まで車で行き,○○○が,様子を探るために公証役場に行った。○○○は,公証役場から戻ってきて,中村昇や飯田に「仁科さんはいますかと聞くと,仁科の兄と名乗る人が出てきて『ここには愛子はいません。随分前から帰っていない。何の用ですか。』と言って,不審がるような感じで話をしてきた。その人の態度は不自然だった。」などと報告した。中村昇と飯田は,それを聞いて,假谷が仁科の居場所を知っている可能性が高いと考え,假谷を見張っていたところ,假谷がボディガードらしい男性と公証役場から出てきたのを見て,これを尾行したが見失った。
 中村昇と飯田は,その後合流した井上にそれまでの事情を説明した上,假谷の様子から,假谷が仁科を監禁している可能性が高いなどと訴え,假谷から仁科の居場所を聞き出すためにどうしたらいいかなど今後の対応について協議した。井上は,公証役場を案内された後,中村昇を車で東京総本部道場に送ったが,遅くともそれまでに,中村昇は,井上との間で,假谷をらちして仁科の居場所を聞き出すしかないのではないかという話をした。

 4(1) 被告人は,同月27日から翌28日にかけての深夜,第2サティアン3階の第2瞑想室において,村井,新實,井上,中村昇,飯田や各支部の支部長ら数十名を集めて信徒対応責任者会議を開いた。飯田と中村昇は,その会議が終了した直後,被告人に仁科の居場所は分からなかったと伝え,假谷を尾行した状況やその際の假谷の不審な行動,すなわち,○○○が公証役場に行った際仁科の兄と名乗る假谷が出てきて愛子はいないと言って不自然な態度であったこと,その後假谷は銀行や喫茶店に立ち寄ったが喫茶店では何も注文をせず電話をしただけで店から出るなど不自然な行動をとっていたこと,假谷は公証役場から帰る際女性とボディガードらしい暴力団員風の男性を連れていたこと,假谷が仁科を監禁している可能性があることなどについて説明した後,仁科の居場所を聞き出すため假谷をらちして聞き出す方法もあると思う旨報告した。被告人は,仁科が出家して多額の布施をすることになっていたのに同女がいなくなりそれが難しくなったことから怒り,飯田に,「おまえがたるんでいるんだからこんなことになるんじゃないか。東信徒庁の活動も落ちているじゃないか。」と言ってしっ責し,さらに「そんなに悪業を積んでいるんだったらポアするしかないんじゃないか。」などと言って飯田らの言う假谷のらちだけでは済まされず,同人を殺害しなければならないほどの重大な問題であることを指摘した。被告人は,その際村井から耳打ちされるなどして,これまで違法行為に関与したことのない信者も周りにいたことに気づき,「ポア」という言葉を撤回する趣旨で「じゃ,おまえたちの言うようにらちするしかないんじゃないか。」と言い,さらに「らち」という言葉も適当でないと直ちに思い直して「ほかしておこうか。」などとぼやくように言って部屋を出ていき,関係者だけで仁科の件について話を続けるため,隣の「尊師の部屋」と呼ばれている瞑想室に移動し,村井,井上,中村昇及び飯田らも被告人に続いて尊師の部屋に入った。
 (2) 被告人は,假谷をらちし,麻酔薬を投与して半覚せい状態にし潜在意識に働き掛けて会話をする「ナルコ」を假谷に実施して仁科の居場所を聞き出そうと考え,尊師の部屋において,井上及び中村昇に対し,假谷をらちしてナルコを実施し仁科の居場所を聞き出すように命じた上,更に具体的に,武道の得意な中村昇と井田喜広が中心となって假谷をらちすること,假谷のボディガードに対しては村井の開発したレーザー銃を使って目をくらませることとし,その役は以前レーザー銃を使ったことのある平田信にさせること,そのほかCHSの信者にも手伝わせること,医師資格のある中川が假谷に麻酔薬を注射して眠らせ上九一色村まで連れてくることなどを指示し,井上及び中村昇はこれを承諾した。

 5 その後,中村昇は,電話で平田信を呼び,村井や井上を交えてらち計画について話をし,レーザー銃のバッテリーの充電に時間がかかることから,平田信はそれを終えて東京で合流することとした。また,中村昇は,井田が早川の部下で自分で運転のできる中田清秀の運転手をしていることを知り,その旨被告人に報告したところ,被告人は早川を呼び,運転手を中田に付けたことをしかり,井田を早く戻して中村昇に渡すよう指示した。
 井上は,第6サティアン2階で被告人の指示に基づき修行に入っていた中川にらち計画を説明し,東京でらちを実行する際相手を麻酔で眠らせてくれるよう頼んだ。中川はこれを了承し,全身麻酔薬である筋肉注射用のケタラールと静脈注射用のチオペンタールナトリウムのほか,注射器,点滴セット等を用意して東京に向かった。

 6 井上,中村昇,中川及び平田信のほか,らち計画について説明を受けたCHSの平田悟,高橋克也及び松本剛は,同月28日午前11時ころ,ワゴン車(デリカ)及び普通乗用自動車(ギャラン)に分乗して公証役場付近に到着し,しばらくして井田も合流し,らち計画について説明を受けた。
 その後,井上は,平田信にレーザー銃を操作させ,通行人にレーザーを照射してレーザー銃の効果を実験したが,目くらましの効果がないことが判明したため,らち計画を練り直すこととし,井上と中村昇が中心となり実行メンバー8名全員で話合いをした結果,假谷が公証役場から出てJR目黒駅に向かって歩いているところを襲うこととし,松本剛がワゴン車で假谷の進路を塞ぎ,中村昇,井田及び高橋克也の3人が後ろから假谷を抱き込むようにしてワゴン車内に押し込み,平田悟がワゴン車内から假谷を引っ張り込み,中川が假谷に麻酔薬を注射して眠らせること,その後,松本剛がそのままワゴン車を,平田信はギャランを運転して現場から逃走し,井上は現場指揮をとることなどのらちの方法と各自の役割分担が決められ,実行メンバー8名は,假谷が公証役場から出てくるのを待った。

 7 中村昇は,同日午後4時30分ころ,假谷が公証役場から1人で出てきたのを発見し,井田及び高橋克也と共に,JR目黒駅に歩いて向かう假谷に近づいた。
[罪となるべき事実第1(逮捕監禁致死)]
 被告人は,教団への出家を案じ身を隠した信徒仁科愛子の所在を聞き出すため,同人の実兄假谷清志(当時68歳)をらちすることを企て,井上,中川及び中村昇らと共謀の上,平成7年2月28日午後4時30分ころ,東京都品川区の路上において,同所を歩行中の假谷に対し,中村昇がその背後から假谷の身体に抱きついて転倒させ,大声で助けを求める同人の身体を井田及び高橋克也と共に抱えるなどして,同所付近に停車させていたワゴン車(デリカ)の後部座席に假谷を押し込むと同時に,同車内から平田悟が假谷の身体を引っ張り込むなどして假谷を逮捕した上,直ちに松本剛が同車を発進させて,假谷を自らの支配下に置き,同車内において,中川が假谷に全身麻酔薬を投与して意識喪失状態に陥らせ,その後飯田から電話で,仁科から出家を取りやめるとの連絡が入った旨知らされたものの,仁科の居場所が分からないままであったし,被告人から新たな指示がない限り自分たちの判断で勝手に假谷を解放することもできなかったことから,井上らにおいて,假谷を上九一色村の教団施設に連れていき仁科の居場所を聞き出すしかないと考えた上このまま計画を続行することとし,さらに,同日午後8時ころ,東京都世田谷区の芦花公園付近路上において,意識喪失状態のままの假谷の身体を中村昇らが別の普通乗用自動車(マークⅡ)に移し替えた上,高橋克也が同車を運転し中川及び平田悟がこれに乗車して假谷を上九一色村の教団施設まで運ぶこととし,同車内において,中川が假谷に全身麻酔薬を投与して意識喪失状態を継続させながら,同日午後10時ころ,山梨県西八代郡上九一色村の第2サティアンに同人を連れ込み,そのころから同年3月1日午前11時ころまでの間,同サティアン1階の瞑想室において,中川及び林郁夫が假谷に全身麻酔薬を投与して意識喪失状態を継続させるなどして假谷を同所から脱出不能な状態に置き,もって,同人を不法に逮捕監禁し,同日午前11時ころ,同所において,大量投与した全身麻酔薬の副作用である呼吸抑制,循環抑制等による心不全により同人を死亡させた。

[第2(死体損壊)の犯行に至る経緯]
 1 中川は,上記監禁中である同年2月28日午後10時ころ,第2サティアンに着いた後,第6サティアン3階に行き,林郁夫に対し,「尊師が『クリシュナナンダに手伝ってもらえ。』と言われたので,一緒にやってください。」と言ってナルコに協力するよう依頼した。林郁夫は,第2サティアンに行き,中川及び平田悟から假谷が同所に連れてこられた事情や状況,それまでの全身麻酔薬の投与状況等について説明を受けた後,医療器具等を用意し,同サティアン1階瞑想室で,假谷を診察した上,点滴を始めるなどしてその呼吸・循環等の管理に当たった。

 2 林郁夫は,同年3月1日午前3時ころ,井上から,仁科の居場所を聞き出すよう言われて中川と共に1階瞑想室で假谷にナルコを実施し,次いで井上自らも加わり再度假谷にナルコを実施したが,仁科の居場所を聞き出すことができなかった。井上と中村昇は,今後の假谷の処置について被告人の指示を仰ぐため,被告人のいる東京に向かったが,上九一色村に戻る被告人と行き違いになり,会えなかった。

 3 村井は,同日午前4時ころ,第2サティアンにきて,中川らから,假谷にナルコを実施した結果仁科の居場所を聞き出すことができなかったことや,頭部に電気刺激を与えて記憶を消すニューナルコでは,教団にらちされたという假谷の記憶を消すことができないことなどを聞いて,「そうか,帰せないかな。塩化カリウムでも打つか。」などと假谷を殺害する趣旨のことをほのめかし,さらに被告人は昼近くまで帰ってこないなどと言って帰っていった。

 4 その後,村井は,被告人に,中川らから聞いた話を報告し,今後の假谷の処置について指示を仰いだところ,被告人から,口封じのために假谷を殺害して従前と同様に証拠隠滅のためにその死体をマイクロ波焼却装置で焼却し,假谷の殺害に当たっては井田に假谷の首を絞めさせるという旨の指示を受けた。

 5 中川は,同日午前9時30分ころ,それまで假谷を意識喪失状態で管理していた林郁夫からその引き継ぎを受け,以後,第2サティアンの1階瞑想室で,假谷の意識喪失状態を保持したままその管理を続けた。
 その後,村井は,同日午前10時ころ,第2サティアンを訪れ,中川に,「やっぱりポア。井田に首を絞めさせろ。井田にポアさせることによって徳を積ませる。井田を今後ヴァジラヤーナで使うから。」などと言い,自分の言ったとおり假谷を殺害することになったという趣旨の発言をした上,塩化カリウムの注射ではなく,首を絞めることによって假谷を殺害し,しかも,井田を今後教団の違法行為に関与させるために,実行役を井田にさせる旨の指示をした。そこで,中川は,まだ都内にいた井上に電話をし,井田を連れてくるように頼んだ。
 中川は,その後も,假谷の様子をみていたが,部屋の外にいた平田悟に被告人からの指示内容を伝えるために1階瞑想室から出て假谷から目を離した同日午前11時ころ,前記のとおり,假谷は死亡した。
 井上及び中村昇は,中川からの依頼を受けて,そのころ,都内のファミリーレストランの駐車場で井田を乗せて上九一色村の教団施設に向かい,同日昼過ぎころ,第2サティアンに到着し,その際,中川から,假谷が死亡したことや被告人からの指示内容について聞いた。
 中川らは,被告人の指示に従い,井田に假谷の死亡を知らせないまま,既に死亡していた假谷の首を絞めさせた。その後,中川や中村昇らは,假谷の死体を焼却するためにこれをマイクロ波焼却装置のある第2サティアン地下室に移動した。

 6 その後,後記のとおり,假谷の死体がマイクロ波焼却装置のドラム缶の中に入れられ,その焼却が開始された後,井上,中川及び中村昇は,2,3日間を要する死体焼却の監視にだれが立ち会うかについて被告人に指示を仰ぐため,同日夕方ころ,第6サティアン1階の被告人の部屋に行った。すると,被告人は,それまでに飯田から「假谷さんが車で連れ去られたことで,大崎警察署からあなたがたは知らないかという電話が入りました。」などと報告を受けており,レーザー銃をうまく使わなかったために通行人に現場を目撃され警察に通報されてしまったと思い込んでいたことから,井上ら3人に対し,「なぜ,無理してやったんだ。警察が動いてるじゃないか。レーザーを使わなかったんだろう。」としっ責し,これに対し,井上が,「レーザーは実験しましたが,使えませんでした。」などと弁明した。その後,中川が,被告人に,假谷の死体の焼却にはだれが立ち会えばいいか尋ねると,被告人は,「おまえたちでやるしかないんじゃないか。」と言って,假谷のらちを実行した者で責任を持って遺体を処理するように指示した。

 7 そこで,井上や中川らは,中村昇,中川,井田及び高橋克也の4人が交替で假谷の死体の焼却作業の監視に当たることにした。

[罪となるべき事実第2(死体損壊)]
 被告人は,井上,中川及び中村昇らと共謀の上,同年3月1日ころから同月4日ころまでの間,第2サティアン地下室において,假谷の死体をマイクロ波加熱装置とドラム缶等を組み合わせた焼却装置(マイクロ波焼却装置)の中に入れ,これにマイクロ波を照射して加熱焼却し,もって,同人の死体を損壊した。

[弁護人の主張に対する当裁判所の判断]
 1(1) 弁護人は,假谷の死因は不明で特定することができず,少なくともチオペンタールナトリウムの過剰投与が原因でないことを明らかであるから,逮捕監禁行為と假谷の死亡との間に因果関係は認められないと主張する。
 (2) しかしながら,証拠によって認められる中川や林郁夫が假谷に全身麻酔薬を投与しその管理をした状況に係る事実関係や昭和大学医学部麻酔学教室の増田豊助教授及び林郁夫の各証言に係るその知見内容を総合すると,(ア) 一般的に,全身麻酔薬であるチオペンタールナトリウムを投与する場合には,被投与者がその副作用である呼吸抑制及び循環抑制による危険な状態に陥るのを予防するために,揺り動かせば応答する程度の不完全な覚せい状態までのみならず,完全に覚せいするまで被投与者の状態を管理し,完全に覚せいするまでのいつでも起こり得る呼吸抑制及び循環抑制の副作用に対し適切な処置をとらないと被投与者を死亡させる可能性があること,(イ) チオペンタールナトリウムの投与許容量は,一機会にせいぜい2gであるから,假谷に対するチオペンタールナトリウムの投与(約2.8gないし約3.4g)は過剰投与であり,假谷に対し,その副作用である呼吸抑制及び循環抑制に対する適切な処置をしなければ,危険な状態を招くおそれがあったこと,(ウ) 假谷は,平成7年3月1日午前11時ころの時点において,意識喪失状態にあり,麻酔状態が遷延し,呼吸抑制及び循環抑制の状態にあったこと,(エ) それゆえに,假谷は,①呼吸中枢が抑制されて呼吸が停止した,②エアウェイの装着が不完全であり,舌根沈下により気道が閉塞した,③合わないエアウェイの装着を契機として,呼吸抑制に起因する喉頭けいれんを誘発し,声帯が閉塞し呼吸ができない状態になった,④循環中枢が抑制され心停止に至った,⑤循環抑制により心筋そのものに抑制作用が働くなどして心停止に至った,⑥循環抑制が呼吸抑制を引き起こし呼吸が停止した,以上の①ないし⑥の機序のいずれか又はその複合により心不全に陥り死亡したことが認められる。
 したがって,假谷が死に至った具体的な過程は必ずしも特定することはできないものの,いずれにしても,假谷は,大量の全身麻酔薬を投与され呼吸抑制及び循環抑制の状態に陥り,それが原因で心不全により死亡したと認められるから,假谷を監禁するための手段である全身麻酔薬の投与と假谷の死亡との間に因果関係があることは明らかである。この点に関する弁護人の主張は採用することができない。

 2(1) 弁護人は,被告人は,井上らに対し,假谷のらちやその死体の焼却を指示したことはないと主張する。
 (2) そこで判断すると,井上は,被告人が假谷をらちしナルコを実施して仁科の居場所を聞き出すように井上らに指示した際の状況やだれがその死体焼却に立ち会うかについて井上らが被告人の指示を仰いだ際の状況について,前記第1の犯行に至る経緯4及び第2の犯行に至る経緯6の各事実に沿う証言をし,中村昇は,捜査段階において検察官に対し,文脈から被告人を指すことが明らかな「最高幹部」という言葉を使い,「最高幹部」から假谷のらち等や死体焼却に関して指示があった旨の供述をし,中川は,前記第2の犯行に至る経緯6の事実に沿う証言をしている。
 (3) 井上証言は,被告人が假谷のらちやその死体の焼却に関して指示したことについて,中村昇供述や中川証言とよく合致し,相互にその信用性を補強している上,そこで述べられている内容についてみても,これまで違法行為に関与したことのない教団信者のいるところで「ポア」という言葉を使ったことについて弟子から注意されて「らち」と言い換え,さらに「ほかしておこうか。」とぼやくに至ったくだりは,被告人が仁科を放っておこうという趣旨のことを言いながらその直後別室で仁科の実兄をらちして仁科の居場所を聞き出すよう指示した経緯をよく説明し得ているし,假谷らちの現場を目撃され警察が動き出している旨の報告を既に受けていた被告人が,レーザー銃の使用に関して井上と交わした一連の会話の内容も相応の具体性と現実性を有するなど,その前後における事態の推移ともよく符合し自然で合理的である。また,教団においては,平成7年1月1日以来,教団施設に対する強制捜査は相当の関心事となっていたものであり,出家を約束した資産家の教団信者が教団から布施を強要されるあまり所在不明となっていた状況で,その信者の実兄をらちした場合,同人がその前日にはボディガードらしき人物を付けるなど教団の違法行為に対して警戒をしていたふしがあることなどを併せ考慮すると,まずもって警察から疑われるのは教団であり,ひいては,教団施設が強制捜査を受けることにもなりかねず,このような教団の存続にも影響を及ぼしかねない行為を,弟子たちが教団の代表者であり弟子たちのグルでもある被告人に無断で計画し実行するとは到底考え難い。さらに,井上は,かつてのグルである被告人に対する気持ちの整理をした上で被告人の事件への関与を明らかにしようという思いで被告人の面前で証言し,しかも,被告人に対する信仰心に特に変化はないと公判で明言する中村昇が,捜査段階において,最高幹部という言葉を用いながらではあるが被告人から假谷のらちやその死体の焼却に関して指示があったことについて井上証言と合致する供述をしていることに照らすと,井上が,自己の刑事責任を軽減するために無実の被告人を引き込もうとして被告人に不利益なうその供述をしたとは認められない。

 これらの点に照らすと,井上証言,中村昇供述及び中川証言の信用性は高く,これらの証言や供述をはじめ関係証拠を総合すれば,被告人が井上らに対し,假谷のらち等やその死体焼却の指示をしたことは明らかである。この点に関する弁護人の主張は採用することができない。

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2012.01.01

sunいつも僕とリンクを応援してくださる皆様へ=2012年の念頭にあたって #agura #jishin #jisin #genpatsu #fukushima #cult #religion #livedoor #horiemon

今年は、あえて「あけましておめでとうございます」とは言いません。

その代り今年の抱負を述べたいと思います。

まず、昨年はいろいろありましたが、リンク総合法律事務所の昨年2011年5大ニュースを発表します。

第5位 安愚楽牧場破綻(2011年8月1日)と安愚楽牧場被害対策弁護団の結成(2011年8月10日)

安愚楽牧場が8月1日に破たんしてから、当事務所の電話が鳴りやまず、通常業務に支障が出る状況が1か月ほど続きました。現在も、僕は、安愚楽牧場の被害救済に膨大な時間を使っていて、8月以降に新しい事件を受任することがほとんどできず、赤字状況が続いている状況です。こんなことは、過去の消費者被害事件ではないことで、問題の深刻さをうかがわせるものでした。

http://www.youtube.com/watch?v=AH-3AucR5Yg

第4位 ライブドア事件 

刑事事件としては 堀江貴文受刑囚の最高裁への上告が棄却2年6月の実刑判決(2011/4/25)と収監(2011/6/20)、そして民事事件としては、東京高裁でのほぼ100%違法判決(2011/11/30)が大きいです。
民事事件は、上告され、まだ審理が続いていますが、東京高裁判決では、堀江受刑囚に対する不法行為責任をはっきり認め、ライブドア事件の被害が、堀江受刑囚の不法行為の被害であることがはっきりと認められました。


第3位 リンク引越

 当事務所は、事務所ビルの建て替えのため、一時的仮住まいとして、いったん引っ越ししていたのですが、元いた場所のビルが6月末に完成したこともあって、2011年7月1日から3日にかけて、元いたビルに引っ越して来ました。直後に海外出張があったこともあり、本当に大変でした。


第2位 神世界の摘発と教祖の逮捕

 2011/3/10  杉本明枝 逮捕
 2011/9/12  教祖 斉藤亨 逮捕 

 この逮捕を受け、現在、民事事件の帰趨も大詰めを迎えています。

http://www.youtube.com/watch?v=bS_xObl9Ca8

http://www.47news.jp/movie/general/post_4307/


第1位発表の先立ち その前に番外編

 安愚楽の過労からか、2011/12/05に、2004年以来、7年ぶりに お医者さんに行きました。僕にとってもびっくりです。今年は、少し健康に留意しつつ、頑張りたいと思っています。


第1位 リンク10周年と東北大震災、そして原発事故

 当事務所の設立2001/9/3から、昨年で10周年を迎えました。
 
 事務所設立の趣旨 2001年9月3日

 ちなみに当事務所の名称である「LINK」を日本語に訳すと、昨年の言葉「絆」=「きずな」となります。


 そしてもう一つの第1位は、もちろん、東北大震災 そして原発事故です。

 原子力損害賠償請求訴訟弁護団の結成や東電株主訴訟弁護団の結成をし、現在活動しています。

 東京電力を被告とした、原子力損害賠償請求訴訟は、僕が弁護団長をつとめる原子力損害賠償請求訴訟弁護団の支援事件になったことを受けて、東京簡裁から東京地裁に移送され、本格的な審理が、次回から始まります。

 日 時:平成24年2月16日(木)午前11時~
 場 所:東京地裁508号法廷
 裁判所:25部単3係

 原発問題に関心ある方は、東電を追い詰めていくためにも、ぜひ、傍聴していただきますようお願いします。

 

いろいろ大変ですが、今年も、神世界や統一教会の霊感商法被害、安愚楽被害、ライブドア事件、原発被害、そして震災被害者の救済など、リンク設立の初心を忘れず、がんばります。

今年もよろしくお願いします。


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