さおだけ屋のトラブルが多発、2本で1000円のはずが・・・・・。
さおさけ屋のトラブルが急増中だそうです。国民生活センターが注意喚起を行って行っています。
→移動販売等での物干し竿購入に関するトラブルに注意!2本1,000円のはずが・・・、高額な料金を請求されることも (2007年7月5日)
2001年から被害相談が急増中のことです。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (新書) を山田真哉氏が書かれたのが2005年のことですが、そもそも、同書が著された時点で、さおだけは、半永久的に使用が可能、量販店で廉価で購入可能という時代に入っているわけですから、すでに、さおだけ屋は、もう業態的には、市場において成立し得ない業者となっていました。
同書にもこの点は触れてあるのですが、安く仕入れて高く売るという机上の経済学が強調されていました。はっきりと、さおだけ屋の危険性について明示されていないのが、気になっていました。
市場で必要とされない業者が、利益を確保しようとすると、勢い販売手口が悪質化します。むしろ現在においては、暴利狙いの悪質業者の巣窟のような形になっているのが現状です。
国民生活センターが、おそるおそるですが、「消費者へのアドバイス」として、
(1)声をかけるのは慎重に
(2)購入する前に価格を十分確認し、不要な場合はきっぱりと断る
(3)領収書等を受取り、その場で連絡先を確認する
(4)トラブルにあったら消費生活センターへ相談する
としていますが、僕は、(1)は、むしろ「声をかけるべきでない」と考えています。
[参考記事]
さおだけ屋トラブル多発、2本1000円→「1本2万円」(読売新聞) - goo ニュース.
さおだけ屋トラブル多発、2本1000円→「1本2万円」
読売新聞2007年7月5日(木)21:20
「2本で1000円」などと言って移動販売している物干しざおの購入を巡り、トラブルが急増していることが5日、国民生活センターの発表でわかった。
呼びかけとは異なる高額なさおを購入させられ、被害に遭う例が大半で、平均契約購入金額は約6万5000円。悪質な「さおだけ屋」が暴利をむさぼるからくりの一端が浮き彫りになった。
同センターによると、全国の消費生活センターに寄せられた物干しざおなどに関する相談件数は、年々増え、2006年度は639件。01年度の288件に比べて約2・2倍になった。相談件数の9割は移動販売で購入しており、女性や高齢者の被害が目立った。
40歳代の主婦は、「2本で1000円」とアナウンスしていた移動販売車を呼び止め、2本買おうとしたところ「こっちの方がさびない」とステンレス製を勧められた。値段を聞いたが返答はなく、物干し台に合わせて切ってしまってから「1本2万円」と言われた。
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